決断

このところ苦しかったのは、家族でカンちゃんの今後について悩んでいたから。


何が原因なのか分からない不調がたくさんあって、どんどん弱っていく小さな体に手術は最善なのか家族の中で意見が割れた。


嫌がることは何もしないで、家族の傍で見守ってあげることが一番ではないか？
手術して怪しいところを取り除けば元気になるのではないか？

決めたはずの個々の気持ちでさえ、一日に何度も揺れた。


「もしも…」の未来が見えれば最善の方法を探せるけれど、そんなものは見えるはずもなく、最善の方法は誰にも分からない。

そんな気持ちを無視して、時間は駆け足で過ぎ、カンちゃんは痩せ細っていく焦り。
早く決めなければと、ここ数週間カンちゃん家はピリピリしていました。


そして、ついに決断。


大学病院で手術の前に検査をして、手術が可能か調べてから手術する方向で決めました。
年末年始が入るので混み合うのではと心配していた予約も12月21日に取れ、年内に今後が見えてきそうです。

決断が正しいかは分からないし、まだ怖いけれど、気持ちを固めたことで「カンちゃんを支えなくては！」という目標ができ、力が湧いてきました。
悩んでいるよりは、きっと良い。


あとは手術までの1週間、カンちゃんに体力をつけさせる努力をするだけ。

食欲がないカンちゃんを褒めたり、応援したりして、一日に何度も食べさせようと努める家族です。
このところ具合が悪くて無口だったカンちゃんですが、気持ちは通じるようで健気に食べる努力をしてくれます。

愛情も今まで以上に与えられるだけ与えるから、生きる気力をつけて欲しい。


どうか、カンちゃんが元気になりますように！