おくるみカンちゃん

カンちゃんは臆病です。

争いごとは嫌いだし、お友達同士が喧嘩をするのも大嫌い。
大きな物音には、毛を逆立てて警戒します。

だから、まだ続いている余震にも毎日ビクビク。

地震の度に飛び起きるので、最近疲れが溜まっているようです。

おくるみに包まってグッスリ。

安心して穏やかに眠れることって、何よりの幸せ。
犬にとっても、人にとっても・・・。

省エネの鬼

連休は計画停電が無いそうなので久々にブログをチェックしたら、記事を入れてないにも拘らず沢山の方が見に来てくれていたので、嬉しくて久々に更新しちゃいました。

今回の大地震で、カンちゃんのお姉さんは省エネの鬼になりました。
今、被災地の為に出来ることは、募金と省エネしか思いつかないから…。

もともと節約一家のカンちゃん家。
片道１時間以内なら歩くこともよくあるし、エアコンはほとんど使わないで家の中でダウンコートを着ているのをビックリされたりします。

だけど、「いつもの1/4量が不足しているなら、カンちゃん家でも1/4減らさなくては！」ということで頑張ることにしました。

コンセントというコンセントを抜きまくり、テレビもトイレのウォシュレットやファックスも使う時だけコンセントを入れるほど。
ファックスの時は特に大変で、電話が鳴ると受話器を取る人とファックスのコンセントを掴む人に分かれ、ファックスの音がするのを確認してからコンセントを入れます。
この動作を見たら笑われてしまいそうだけど、カンちゃん家は必死なのです！

照明は夕方６時まで全面禁止。
６時以降も小さな電気1つだけで食事しています。
暖房は昔ながらの石油ストーブですが、つけられるのは１日１時間まで。
残りの灯油缶半分で乗り切る覚悟で、ダウンコートの下に沢山セーターを着込み、手袋までしていますが、洋服がある分、被災者の方々に比べれば環境は良いのだから有難いと家族で話しています。
（「有難い」って本当になかなか無いことで、当たり前のことではないのですね…）

買いだめが騒がれていますが、カンちゃん家では食料も困らないだけの備蓄があるし、水道が出るから一応毎日タンクに水を溜めて使い、車はガソリンが半分は残っていて非常事態しか使わないようにしているので困らないのも有難いです。
ＴＶで金髪の男の子が水を買っていて「被災地に送るために買いに来ました。皆さんも被災された方々に必要な物資が届くように買いだめは控えて欲しいです」と言っていたのが印象的でした。
守るものがあると仕方がない反応かもしれないけれど、彼を見習いたいものです。

食べるの大好きカンちゃん一家ですが、ここも省エネ！

お米は土鍋で炊いて、電気釜は使用禁止です。
だけど、おこげが好評で我慢と言うよりは喜ばれています。

おかずも１品は減りました。

火を使うときは材料を全て用意して、無駄な時間もカット。

カレーは、具を小さくして火の通りが早くなるようになど工夫しています。

複数の料理も一気に火にかけ、換気扇使用時間も少なくなりました。

どう？頑張っているでしょ？まだまだかしら？

「今日も大規模停電が起きなかったのは、私たちが頑張ったからだと思って、明日からも頑張ろう」と微力ながら頑張るカンちゃん一家。
そして、それが少しでも復興の手助けになることを願って・・・。

しばらくお休みします

日頃「カンちゃんのひとり言」をご覧頂いてありがとうございます。

今回の大地震では大変深刻な被害となり、微力な一市民が出来ることについて考えました。

取り合えず、電力が不足すると言うことなので電化製品を極力使わない生活を心がけることにした為、輪番停電が終わるまでの間ブログをお休みさせて頂くことにいたしました。

他にも、「夜は早く寝る」、「明かりは一番小さくする」、「みんな一部屋で過ごす」、「掃除機をかけるのを毎日から２日に１回にする」など心がけるつもりです。
（暖房は元々最小限しか使わない着膨れカンちゃん一家なので、これ以上は削れないの…）

避難されている方々を思えば、家族がそばにいることも、温かいものが食べられることも、温かい布団で眠れることも、お風呂に入れることも、普段の生活の一つ一つがとてもとても有難いことなのだと思い知らされました。
大変恐ろしいことが起こったと心を痛めても、私たちは、ふと楽しい話題を見つけて笑い合うこともある。
そんな一時さえない方の為に、これくらいしか出来ない私たちで本当に申し訳ないけれど、自分たちで出来ることを確実にコツコツと協力出来たらと思います。


また、お会いできる日を待ち望んで・・・。

早春の小さな花たち

雪割草の花が咲きました。

可愛らしいけれど、目立たない小さな小さな花。

寒い冬を乗り越えて、やっと咲いた花はとても愛しいものです。
そんな小さな花が、クレマチスの次に好きなカンちゃんのお母さん。
お父さんに気付かれないように、狭い庭に色々と植えています。

早咲きの日本水仙の後に咲くこの水仙も、小さい花だけれど明るい黄色が眩しいくらい。

春に向かう希望のようなこの花を見かける度にお母さんは買ってしまうけれど、球根なので毎年増えていきます。

花屋さんでは早め早めに出荷されるので、ウチの花が咲く前に店頭で見つけて「ウチのは枯れてしまったわ」と買ってしまうようですが、本当は枯れていないって分かっていると思いますよ。

ローズマリーの花。

毎年「ウチのローズマリーは咲いたことあったっけ？」と忘れてしまいがちですが、カンちゃん家でもしっかり咲いていました。

ローズマリーは香りで元気をくれるけれど、花も小さいながら沢山咲いて綺麗。
料理やお菓子作りに使うローズマリーですが、切りすぎたものを水に浸けておくと根っこが出てくるほど生命力が強い植物のようです。

こんな早春の花のように、災害にあわれた方々の心にも、いつか平穏と希望が訪れますように。

今回の大きな地震で少しでも力になりたいと意気込むカンちゃん一家ですが、「腰痛持ちの花粉症と虚弱体質がボランティアに行っても迷惑を掛けるだけでは？」と諭され、自分達に出来ることを模索中。
想像も出来ないほどの大被害だから、復興までには長い時間が掛かることでしょう。
だから、ニュースで報道されなくなっても今の気持ちを忘れずに助け合えたらと思います。

大物モモさん

大きな地震があった。
今まで経験したことの無いほどの大きな揺れでした。

「ちょっと今日のは揺れるわね」と、カンちゃんを脇に抱え、食器戸棚を押さえながら様子をみていましたが、あまりに揺れが大きく長いので身の危険を感じ、裸足で外へ飛び出しました。

外で周りの景色を見ていると、家も電線も車も、ぐわんぐわんと歪むように動いていて、どうしようもない不安に襲われます。

「あれ？モモちゃんは？」

近くの窓から逃げ出したので、隣の部屋で寝ているモモちゃんを置いてきてしまったのです！

「モモちゃーん！モモちゃーん！」と叫んでも、モモちゃんは姿を見せません。

揺れがおさまると、急いでモモちゃんを救出に行きました。

すると、モモちゃんは熟睡中。

もともと耳も遠くなっているし、呼んでも聞こえる分けないのだけど・・・。

犬の大物っぷりとは逆に、カンちゃん家の人々は小心者。
近所で外に出ている人は誰もいませんでした…。

それにしても今回の地震は怖かった！
自然の力には抗うことなど出来ないんだと思い知らされます。

絶対に関東だと思っていたけれど、違うとニュースで聞いて驚き、震源に近いところは、いったいどれだけ揺れているのかと想像しただけでも怖かった。

ＴＶで見るだけでも大変な被害で、心が痛いです。
被害にあわれた方々、どうぞお力落としのないよう、また寒さでお体を壊しませぬよう心よりお見舞い申し上げます。