気持ちを花に託して・・・
ヒヤシンス
ユリ科 ヒヤシンス属 球根性多年草
和名 飛信子・風信子
庭に植えっぱなしのヒヤシンスが、咲いていました。
私が忘れても、ちゃんと、毎年咲いてくれています。
数年前、園芸店で開花処理で、暮れに咲いていてましたが、
花後の球根を庭に植えて、開花は3月と、自然に戻りました。
ヒヤシンスは、神話のヒュアキンスで、円盤投げをする美青年。
医学の神アポロンと、円盤投げに興じていると、
ヒュアキンスを想う、風の神ピュロスが、仲の良い様子を妬み、
悪戯な風を起こして、アポロンの投げた円盤の起動を変えると
ヒュアキンスの額に当たり、、大量の血を流して死んでしまいます。
医学の神であるアポロンが懸命の手当てをしても、
救う事は出来ませんでした。深い悲しみに暮れるアポロン。
慰める様に、ヒュアキンスの血の跡には、花が咲きました・・
花言葉は、ヒュアキンスが円盤投げをしていた事から、
スポーツ・ゲーム
医学の神アポロンとの悲劇から、悲しみを越えて、変わらない愛・・・
風の神ピュロスの悪戯から、嫉妬・・・ などと、色々ありました。
深い悲しみのアポロンに、この悲しみを乗り越えて下さいと、
慰めるように、美しく香りの良い花に、生まれ変わったのでしょうか・・・
ヒュアキンスの生まれ変わりと言われる花は、美しいです。
とても甘い香りがして、木陰にあっても、咲いた事が分かる程です。
この甘い香りに魅せられて、玄関に何鉢も置いて居た時がありました。
目を閉じて、香りを吸っていると、メマイがしました。
スイセンの香りは、昏睡、無感覚などを起こす成分がある様ですが、
ヒヤシンスにも、似た効果があるのかしら?
ボンヤリして幸せな気分になり、ずっと香りの中に居たいと思うのです。
花が終わった球根を肥培する為に、庭に埋めました。
春の風に乗って、香りがすると、誘われる様に庭の中を探しています。
咲くのが待ち遠しいお花です。
花を見て、香りに、一時でも悲しみを忘れていただけたら・・
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