ミツマタ
寒い時期に咲く花は少ないです。
お世辞にも綺麗ではありませんが、とても甘い香りがします。
虫も少ない時期だから、甘い香りで誘うのだと思います。
大多喜城に桜を観に行った時に、城の周りにたくさんありました。
花が咲いているとは思わなかったので、足を止めて観ませんでしたが
何だか良い香りがする・・・
その香りを辿ったら、ミツマタと看板がありました。
小さな花が半円状になり、下向きに付いている。
枝は必ず3つに分岐してるので、三又と呼ばれた。
紙の原料になる。
昔の紙の原料はコウゾ、ミツマタのミツマタ・・・・
勉強した記憶はあるが、どんな植物か覚えていませんでした。
これが、ミツマタ・・・・・・
地元の雑貨店に、ミツマタの苗や、切り花が安くたくさん売られてました。
見ていると、気さくな年寄りが、寄って来て
「ミツマタは、紙の原料でさ、この辺りはいっぱいあるんだよ。
良い匂いがして、生け花にしても、長持ちするよ。」と言われ、
「まあ、そうですか、じゃ一つ買って、活けてみます。」と買って来ました。
5ミリほどの小さな花がいっぱい。
少しずつ、次々と咲くから、長持ちするのですね。
玄関に置いたら、芳香剤になりました。
それから、通り道の家の庭先に、ミツマタを観る事があります。
何年も通っていた道の家々に。
気に留めていなかったから、気が付かなかっただけでした。
城周りでは、紙を多く必要とされ、栽培されたのでしょう。
建物の陰で、うっそうとした日陰地でも、大きな木を見ました。
この地で良く育っているのを見たら、栽培は容易そうなので、
世話を忘れても育ってくれるかなと、庭に置いてみる事にしました。