モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

非生産的な人たち。

2018-08-07 | モンペリエ


先日、あの国会議員の「LGBTは非生産的」発言がフェイスブックで流れてきたので、動画を見てみたのだけれど、あれはないわ。

最近のYahooニュースを読んでいて、日本もLGBTについて理解が進んできたと思っていたのだけれど、そんなこと、全くないのね。
これが3年前の動画だったから、それから勉強されて、少しは意見が変わるのかと思えば、同じことを雑誌で話していたのでしょう?
小学校の時に、「基本的人権」とか「法の下に平等」とか習われなかったのでしょうね。

そして、日本で話題になっても、議論にはあまりなっていなかったのが、これまたびっくりで。
「え?こういう意見があってもいいんじゃない?で終わらせられるの?」っていう。
この人、国会議員よ?
これ、フランスで言ったら、全国各地でデモが起こるレベルなんだけど…

あの国会議員は、LGBTについて「理解を進める必要はない」という考え方らしいけれど、理解をしようとした方がいいわ。
彼らはあなたの過去、現在、未来の友達であったり、上司であったり、部下であったり、もしかしたらあなたの子供であったりするかもしれないから。



私は左利きなのだけれど、左利きもLGBTと同じような、ちょっとした脳の構造の違いよね。

以前に比べたらだいぶ、この手のセリフを言う人は減って来たのだけれど、今でもたまに「あなたが左利きなのは、親の教育が悪かったからだ」と面と向かって言ってくる日本人もいるわ。
今、それを言われても「なんて古い考えをお持ちの方なのかしら」って思うだけよ。
それを「古い考え方」にしてくれたのは、色々な研究者が「左利きを右利きに変えた場合の弊害」などの論文を発表して、啓もうしてくれたお陰だと思ってる。
将来的にはLGBTに偏見を持つ人に対しても「なんて古い考えをお持ちの方なのかしら」って思える日が来ればいいと思うの。

私は左利きだということに誇りを持っているし、変える気はないの。
LGBTの人たちも一緒だと思うわ。そもそも変える必要すらないことよ。

左利きは人口の10%~15%に必ず発生しているの。
LGBTの発生率も左利きとほぼ同じの割合よ。

40人クラスにいたら、4人はLGBTってことよ?
それを「時間がないから」とか「同性愛者は堂々と生きるべきではないから」などと言って、切り捨てていいのかしら?

「LGBTは趣味」と言われた議員もいらっしゃるようだけど、だったら異性愛も趣味なのかしら?
ちょっと趣向を変えれば、同性愛者になれるとお考えなのかしら?

左利きも趣味だから変えられる?
障害を持って生まれても、趣味だから変えられる?
違うの。そういう風に生まれてきたの。

何より国会議員がこんな発言をしてしまう現実を見ると、LGBTついての正しい知識は切実に必要だと思うのよ。
笑って「LGBTついての知識なんて、必要ないですね」なんて済ませられる問題ではないわ。


2013年 モンペリエのゲイプライド

モンペリエはパリに次いでLGBTが多い街だと言われているので、知識を付けるのに、「【漫画】♂♂ゲイです、ほぼ夫婦です」を読みだしたのだけれど、このブログは本当に役に立ったから、みんなも少しずつ最初から読んでみればいいと思うの。

このブログを読んで、自分でも色々調べて、知識を付けた上で、LGBTの人が同僚になったから、彼らに差別的な発言をしなくて済んだと思ってる。
もともと差別なんかしてなかったけど、「無知が故に言ってしまったかもしれないこと」を言わずに済んだの。

で、彼らと一緒に働いて思ったことは、「あ、彼らも同じ人間なんだな」ってこと。私が一番最初にフランス人に抱いた感想と一緒。
悲しみ、傷つき、笑い、喜ぶ。同じ空間で生活する同じ人間なの。


歌川泰司さんと

LGBTについて、知識を少しつけて、知り合いや友達になってみて。
「え?でも好かれちゃったらどうしよう」とか無用な心配する必要はないわ。
あなたが異性愛者だからって、異性を見れば飛びつかないのと同じように、彼らもちゃんと人を選ぶから、安心して。
知り合うことが一番の近道よ。



国会議員が、こんな無知をさらけ出した発言が出来る世の中なんて、許しちゃいけないわ。


←たまには頑張って真面目なこと書くわよ。


スーツケースのコードが変わってしまった時の対処法。

2018-08-06 | モンペリエ

スーツケースを出すと、ネコは必ず入り、寛ぐ。

実家に戻っていた同居人が帰って来た。

家に着いて、ハプニング。
コードが合っているにも関わらず、スーツケースの鍵が開かない。

実は私がフランスに帰国時も、同じことが起こった。
2人とも、最近多い、ファスナーで閉めるタイプのスーツケース。
調べてみると、どうやらこのタイプのスーツケースに、この類のハプニングは多いらしい。


このタイプのスーツケース

2人とも行きは問題なかったのだが、帰りに問題が起きた。
パリの空港で、戻ってくる便のスーツケースだけ、ものすごい勢いで放り投げられたりしているのだろうか?そんな訳ない。
でも、私はシャルル・ド・ゴール空港で、同居人はオルリー空港利用だったし。

解決策としては、まずこのタイプのスーツケースを買わない。
でも閉めやすいし、軽いし、利点はあるのよね~。

もしくは、コードが勝手に変わってしまっていた場合、慌てず騒がず、1つずつ合わせていく。
組み合わせは1000(数字が3つの場合)。15分から20分くらいで見つけられる。

開錠まで、私は5分くらい、同居人は20分くらい掛かった。


ルパンになった気分で、一つずつ合わせていく…

そんな訳で、皆さまもお気を付けて。


←冷静に合わせていけば、大丈夫。





倍返しするネコ。

2018-08-05 | LANA
前回、専門医の獣医さんに診てもらった時のこと。

獣医さんに、最近のLANAの様子を伝えていると、ぼぞっと一言、
「このコ、大人しいんだけど、噛むわよねえ」
と言われた。

ねえ、LANAさん。バレてるよ?
診察時に噛んだことはないから、1年前半前の手術の時、入院中、獣医さんのこと噛んだんでしょう?


「やられたらやり返す。倍返しよ」

先生ごめんなさい。


←次は先生を噛んじゃダメよ。

LANAの変化。

2018-08-04 | LANA
そういえば、私が日本から帰国してから、LANAはブラッシングが平気になった。
それまでブラッシングが大嫌いで、ブラシする度に噛みつこうとしていたのに。

最近は、毎晩ブラッシングをしているのだが、ゴロゴロのどまで鳴らすようになった。
ネコも変われば変わるもんですなあ。


お久しぶりのLANAさん。最近、バスマットの上がお気に入り。

今までのは、食わず嫌いならぬ、ブラッシングわず嫌いだったのかもしれない。


←上手いこと言ったつもり。


鉄の貴婦人はアクセス不可能。

2018-08-03 | フランス


フランスは観光大国。
特にパリは世界中の人々が観光に訪れる。

花の都と言われ、一年中、観光客は絶えず、バカンス時期には観光客で溢れる。
世界中から愛される美しい首都。パリ。

エッフェル塔、凱旋門、ノートルダム大聖堂などの建物は美しく歴史もあり、ルーブル美術館、オルセー美術館など優れた美術館が集まる都市。

中でもギュスターヴ・エッフェルがパリ万博のために建てたエッフェル塔は、今日ではパリのシンボルとなり、一日平均2万5千人もの人々が訪れる。






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エッフェル塔、ストライキですってよ!!





フランスのストライキには慣れてしまった私も、「ウソでしょ?この時期に?」と驚いた。
どうやらインターネットでチケットを買った組と、当日券を求める組とのシステムの問題があり、毎日のように出来る数時間の行列の解消を訴えてのものらしい。

この炎天下に数時間待たせるよりは、確かに行列解消手段を考えた方が賢明かもしれない。
でも「地球の裏からはるばる来ている旅行者もいるのよ!!」と思うが、死者を出すよりはきっとまし。
現在のパリは猛暑注意報が出されていて、この炎天下の中、何時間もいたら、さすがの欧米人にも死者が出るだろう。

と、「え、この稼ぎ時にストライキ!?」という気持ちと、「死者を出す前に、よくぞ今この時期に、ストライキに踏み切った!」と思う気持ちが行ったり来たり。



楽しい旅行中に熱中症で具合が悪くなったり、死んじゃったりするのも何なので、都市機能がちゃんと機能している時に、またパリに来てね♪と思う。


←3月以降、ストライキや故障で都市機能が麻痺するので、「フランスのイメージは大丈夫だろうか!?」という議論がされていた。うん。どうだろう??

※12時現在、ストライキは終了。3時間という行列も解消されるそうです。