春休みのデッサン室

春休みのだれもいないデッサン室。
ぼんやりしながら北九州のあれこれ、デッサンしてみましょう…

魂を感じる銅版画展です

2009年07月07日 | こころにビタミン
岡本智世クンの銅版画展(グループ展)のご案内です。

●日時;7月15日~19日11;00~18;00
●場所:東京芸術劇場/地下1階展示室2
    東京都豊島区西池袋1-8-1 tel03-3591-2111/駐車場(有料)池袋西口徒歩2分地下通路で劇場直通

岡本智世クン(女性ではありません)は、私の大学の同級生です。

長年ディスプレイデザイナーとして会社勤務し活躍してきた彼は、
最近新たに、水彩画や銅版画(エッチング)を(趣味として?)始めました。

ディスプレイデザイナーとしてはベテランの彼ですが、絵筆などを握って描くことは
もうずいぶん縁遠くなっていて、学生時代以来の何十年ぶりかのことでしょう。
錆び付いている描画の感性(ごめんね)を若い頃に戻って、もう一度磨こうとする姿勢には心うたれます。
だって、プロとして長い間アートやデザイン関係をやってきたらもうこれ以上の付き合いは十分で、
まったく別の新しい世界にふれたくなるものです。

彼の水彩画は彼らしい優しいタッチですが、やはり残念ながらブランクが邪魔してるみたいで
私としては水彩画はいまいち、辛口の印象を抱いておりました。

今回の銅版画を拝見して、本人自身も言っていたのですが
技術的にもまだまだ…って感じかもしれません、確かに。
ですが、水彩画にない彼の魂(ソウル)を感じ、たいへん感心しました。
彼の内なる世界に何ものかの存在を感じるのです。
水彩画より銅版画が向いているのかもしれません。

〈作品の一部紹介〉
●twilight

●額縁の中

●泥塔

●射切る


●自画像(鉛筆画)

ぜひ池袋近くまでお出かけの方、東京芸術劇場(地下1階展示室2)を
覗いてください。