■マーケット
株価6日続落 円高で年初来安値続出
日経平均株価は6営業日連続で下落して、節目の1万6,000円を大きくわりこみました。急激な円高ドル安が進んだことが主な原因です。ドル円相場は一時110円70銭をつけました。これは2014年10月に、日銀が追加緩和に踏み切って以来1年5ヵ月ぶりの円高水準です。
円高が1円進むと営業利益で400億円を失うトヨタ株は年初来安値を更新(終値5,439円、-3.3%)しました。円高を食い止めるため、日銀がマイナス金利の拡大に踏み切るとの観測が浮上して収益悪化が懸念された銀行株が売られ年初来安値を更新しました。また円高やマイナス金利の影響をうける銘柄は年初来安値の更新が相次ぎました。
・ りそなHD 終値 370円 -4.0%
・ ふくおかFG 終値 340円 -4.4%
・ 京葉銀行 終値 377円 -4.5%
--(宇井キャスター)この相場の反転の材料は何ですか。
《SMBC日興証券投資情報部/太田千尋部長》
「17年度の決算見通しが今月の下旬から発表されるので、この数字が今減益ではないかという恐れがあり、それを織り込む動きがあるが、実際にふたを開けてみればそうでもなかった、というようなことがもし起これば相場が反転する材料になると思います。」
米中堅航空会社 再編へ
米国の中堅航空会社アラスカ航空が4日、英国のヴァージン・グループでLCCを展開するヴァージン・アメリカ社を債務を含め、約4,400億円で買い取ると発表しました。
アラスカ航空の機体に描かれているのはアラスカの先住民イヌイットのロゴです。実は拠点はアラスカではなくシアトルにあります。同じシアトル生まれのスタバのコーヒーを無料で提供するなど機内サービスにも定評があって西海岸の路線に強みを持っています。一方で企業家リチャード・ブランソン氏が立ち上げたヴァージン・アメリカは機内の安全ビデオがミュージックビデオのような作りで、他社に先駆けて機内に無料Wi-Fiを導入するなど、様々な仕掛けが人気を集めてきました。こちらも西海岸に強みがありアラスカ航空との相乗効果も見込めます。
--そんなん両者がいま統合する理由は何なんでしょうか。
アメリカの航空産業で進む寡占化に対抗するためです。米国では2013年にアメリカン航空とUSエアウェイズが合併して以来、アメリカン航空グループ、ユナイテッド、デルタの大手3社体制が確立しています。リチャード・ブランソン氏も大手のシェアが業界の8割を占める現状に統合の流れは止められないと指摘しました。今回の統合でアラスカ‐ヴァージン連合は業界6位から5位へ浮上しますが、大手のシェアを脅かすほどの規模にはならず、今後も中堅航空会社の再編がさらに進むのか注目が集まっています。
中継担当:NY支局 進藤隆富記者
■【コメンテーター】髙橋進氏(日本総研 理事長)
・生き残りのために、旅館がすべきことは?
--地方の旅館やホテル、まだまだ寝むれる可能性がありそうですね
インバウンドで集中しているのはゴールデンルートだとよく言われている。だからいかに地方に連れ出すか。インバウンドを地方に連れ出せば、地域ぐるみで旅館とかホテルをうまく宣伝していけば、まだまだ稼働率は上がっていく思います。ここでさらに申し上げたいことはホテルと旅館の違いです。ホテルの稼働率はすごく高い。地方のホテルはちょっと低いがそれでも旅館に比べたらまだ稼働率が高いです。日本全体で考えてみても過去ずっとホテルの数は年々増え続けている。ところが旅館は毎年、倒産・廃業で減っていっている。ある意味では旅館は衰退産業です。インバウンドは増えているけど、旅館はその恩恵をほとんど受けていない。
去年の旅館の稼働率は37.8%。これだけのインバウンドを取り込めていないのが旅館なんです。
--旅館はこれからどうすべきですか。
当然インバウンドを取り込むという話になるが、外国人を受け入れるのを旅館の経営者たちは尻込みしている。しかしそんなに難しいことは必要ない。英語はカタコトでいい。旅館がやるべきことは、①バスタオルを揃えること、②和式から洋式トイレに変えること、③「Welcome to ◯◯旅館」という表に表示をすること、④クレジットカードを使えるようにする。あとは経営者の判断んで外国人を受け入れられるようになる。
--ITを活用する手もありますよね。
もちろん。ホームページやいろんな媒体を使って、口コミのきっかけを作ろということです。それさえできてしまえば普通の旅館でも呼べるんです。今のままでは旅館は衰退産業から脱せないです。
・2016年度予算の前倒し執行
--これはまさに景気テコ入れのためのものですか。
前倒し執行によって、あたかも補正予算を組んだかのような効果が年前半に出てくる。その中心は公共事業だと思いますが、今はそんなに資材価格も上がっていないし、人手不足でもないので、わりと公共事業をやりやすい状況になっていますから、そこそこの効果が出てくると思います。
--但し、前倒しした分は年度光波がスカスカになりますね。
確かに、だから深読みする人は、年度後半スカスカになるから、そこで補正予算を組むことになるだろう。従って年間を通じてみれば補正予算を組んだ効果が出てくることになると思います。
--後半に組む補正予算の規模はどのくらいだとお考えですか。
年後半の補正予算を組むとすれば、来年消費税を上げるか上げないかによって当然補正予算の規模は変わってくる。例えば上げると言っている人は10兆円規模という人が多いです。一方で上げなければ補正予算いらないかと言ったら、やはり足下の消費がすごく弱いので単に景気だけではなくて全体を底上げするために少しお金を使ったほうがいいという考え方がありますから、数兆円規模の補正予算を組むというシナリオにあると思います。
・“警備業界”今後求められるモノは…
--2020年オリンピック・パラリンピックに向けて需要が拡大すると予想される警備。新入社員の研修に力を入れています。そんな中で今後何が必要ですか。
2つあります。
①アルソックやセコムなど大手はグローバル化する。アジアでマーケットを拡大していく。
②この業界は中小の業者がたくさんあります。9000社以上あります。従って中小の方々も含めて、行く先はホームセキュリティです。高齢者が増えますから、例えば警備、救急、介護、医療、防災、保険、雑用、いろんなニーズが高まってくるので、そうすると警備会社が他の業種と組んでやるとか、たぶん他の業種からも入ってくると思うので、これから再編になっていくのではないか。
--オリンピックまではそれでいいですけど、その後どうなっていくか。
これから進んでホームセキュリティのマーケットを開拓できれば、中小も生き残れる。あるいは中小だったら地域密着型でやっていく。しょせん大手には機械で勝てないですから、地域全体をカバーするというのも一つの手だと思います。
■ニュース
ファミマ×日本郵政 訪日客の土産を海外配送
日本郵政とファミリーマートが、日本と海外の店舗を繋ぐ新たな配送サービスなどに関する業務提携で基本合意しました。訪日客が土産などの荷物を国内のファミマ店舗に預け、その後、荷物は日本郵政グループの物流網を通じてアジア各国に配送され、訪日客は希望した海外店舗で荷物を受け取れる仕組みです。ファミマは現在、国内1万1,656店、海外5,846店を展開。年内にも、約3,000店舗のある台湾向けにサービスを始め、順次、中国本土やタイなどに拡大する予定です。実は政府は「手ぶら観光」を推進。訪日外国人観光客が手ぶらで観光が出来る環境を整えようとしています。全日空とヤマト運輸は関東~関西間で手ぶらサービスの実験を3月から始めました。宿泊先のホテルから手荷物を発送すれば移動先で受け取ることが可能です。荷物一個当たり2000円で手ぶらで移動や観光を楽しみたいという訪日客のニーズに応えたものです。
どう生かす?地方の“お宝ホテル”
グラフは都道府県別のホテルの稼働率です。上位を占めているのは東京や大阪などの大都市圏や京都などの有名観光地です。地方のホテルは全国平均の79.9%を下回っています。但し地方にも高い魅力を秘めたホテルや旅館はたくさんあるわけで、そういった魅力をどう発掘していかに再生させるか、その取り組みを取材しました。
松本市にある老舗ホテル「松本ホテル花月」がリニューアルオープンしました。全体を改装するのではなく、木の柱や松本の民芸家具など古いホテルにあった価値を再発見し、ホテルを通して松本の魅力を発信していこうというものです。また料理も長野の郷土料理を取り入れ観光客や家族客に訴求していき、客単価アップを狙います。運営するアゴーラ・ホスピタリティーズの浅生社長は「地方にはポテンシャルがまだある」と話します。佐賀県唐津市の「汐湯 凪の音」は経営不振で閉鎖していた旅館を運営会社が買収し2014年に再開しました。新たに作った露天風呂が呼び水となり、稼働率8割以上と再生に成功しました。施設だけでなく、選べる色浴衣やゆったりと眠れるように欧米サイズの寝具を取り入れるなど、サービスも充実させたことでリピート率も2割近くにまで伸びています。
(1) 【地方に眠る“お宝” 120年の歴史ホテルを再生】
長野県松本市。松本城からわずか3分のところでは、1896年創業の老舗ホテル「松本ホテル花月」がリニューアルしお披露目された。運営するのは東京の企業、アゴーラ・ホスピタリティーズ。ホテルのテーマは「民芸フィロソフィ・松本の日常の記憶」。つまり全体を改装するのではなく、木の柱や民芸家具など古いホテルにあった価値を再発見し、アピールする。スイートルーム(1人税サービス料込43,200円)では昔からの椅子を使いつつ、ベッドに寝そべると天井に映画が映し出される演出も。料理は地元野菜や信州和牛など、長野の郷土料理のエッセンスを取り入れたオリジナルメニューを開発し、需要の拡大を目指す。今後はビジネス客から観光客や家族客にシフトし、客単価アップを狙う。運営するアゴーラ・ホスピタリティーズは全国に12の施設を運営していて、今後も地方ホテルの価値を発掘し、事業拡大を狙う。
《松本ホテル花月/後藤充宏総支配人》
「ロビーの談話室・すべて松本の民芸家具を使っていてダークブラウンの柱ですとか温かみのあるもので統一しています。年間7割近い稼働率だがこの1年で3%以上は稼働率を上げていきたい。」
《アゴーラ・ホスピタリティーズ/浅生亜也社長》
「地方はシーズナリティという季節の波動が非常に激しいために稼働率が半分というのが現状なんです。伸ばしていく箱のポテンシャルはあるので、そこに人を魅了するにはどうしたらいいかというベーシックなことをを考えればいいです。」
(2) 【地方に眠る“お宝” 露天風呂とサービスで復活】
佐賀・唐津市、名勝・虹の松原を抜けたところにある唐津・網元の宿「汐湯 凪の音(しおゆなぎのと)」(1泊2食付税別15,000円)は2011年に経営不振で閉鎖したが2014年に現在の運営会社が買収し営業を再開。限られた予算の中で最もこだわったのは、景色を生かした露天風呂。大改装したわけではなく、元々あった設備を使い、海から直接に海水を引いて沸かした湯を使用している。また男性6種類、女性19種類の色浴衣が選べ、部屋の中にはパジャマを用意。布団は欧米サイズのものを導入。こうした取り組みにより2年足らずで破綻した旅館の再生に成功し、稼働率は8割以上、リピーターが全体の2割ほどに伸びているという。
《汐湯 凪の音/高山啓二総支配人》
「多少リスクはあるが、福岡からもアクセスがいい。事業としてもう一回再生することができると判断した。汐湯は当時からあったがどうしても湯気などで外の景色が見えないので、外に露天ぶろなどを造りました。設備的に非常に金額がかかるしそこまでの投資も難しいが、(以前からの海水原水濾過機が)あったからこそ(露天ぶろを)造ろうとと決断した。色浴衣を選べます。男性が6種類。女性が19種類。非日常といいますか、旅館での滞在を楽しんでもらいたいのでこれだけの数を揃えた。外国の方が浴衣で外を歩いて戻った後パジャマに着替えて休んでいる。都会にはない観光資源はたくさんwると思うので、それをうまく生かしてアピールできればまだまだ再生できる旅館もたくさんあると思います。」
人材戦略に変化!“スゴ腕”警備員を育てろ!
先週完成したばかりの施設で行われているのは、ALSOK(綜合警備保障)の新入社員研修です。5日間泊まり込みで警備のイロハや精神をたたき込まれます。新たな研修所には、仮設の一軒家やATMが設置され、さまざまな訓練が行えます。オリンピックに向けて警備需要は高まっていて、ALSOKは来年採用人数を増やす方針です。東京スカイツリータウンで働いているALSOKの松浦さんは、接客対応もこなすスゴ腕、外国人旅行客への対応のため英語の勉強にも意気込む。一方、業界最大手のセコムは2月から、家事や散歩から電球の交換まで、高齢者の身の回りの手伝いをする「セコム・マイホームコンシェルジュ」のサービスを始めました。セコムのセキュリティーサービスを契約していれば、別途月額1万8,000円で、月3時間までサービスが受けられます。高齢世帯の加入者が増える中、潜在需要が大きく、他社と差別化が図れると判断しました。
(1)【警備会社の“鬼の合宿”に密着】
2020年の東京五輪に向けて、セキュリティー関連産業の需要が伸びている。警備業界2位のALSOK 東京研修所では4月に入社したばかりの新入社員研修が行われていた。新入社員は5日間泊まり込みで警備のいろはや精神を叩きこまれる。施設には仮設の一軒家やATMなどが設置され、様々な警備の訓練が可能。
《ALSOK/香西雅文人事企画課長》
「これから徐々に2020年の東京オリンピックに向けて臨時警備やイベント警備も増えてまいりますし、建物や施設が立ち並んでいく。これの人材育成が最大の重要事項になっている。」
警備需要は毎年高まっていて、2018年にはセキュリティ関連事業の市場規模は2割以上拡大するとの予測もある。それに対応するためALSOKも今年に比べ採用人数を増やす方針です。
《セキュリティ関連 国内市場》
2015年 5043億円(見込み)
2016年 6144億円(予測)
(2)【警備以外でも“スゴ腕”】
今求められるのは、接客も案内もできる警備員。東京スカイツリータウンを担当する松浦大将さんは、接客評価も高い凄腕警備員。利用者の目につく場所にいる警備員には接客能力も求められる。利用者とのやり取りの中で、外国人旅行客への対応という課題も見つかっている。
(3)【見守りから花見まで 警備会社が始めた“親孝行”】
業界最大手のセコムが2月始めたのは「セコム・マイホームコンシェルジュ」。セコムのセキュリティーサービスに加入していれば、月額1万8000円(税別)で月3時間まで携帯の使い方を教えたり、一緒に出掛けるなどの日常のサービスが受けられる。セコムでは65歳以上の高齢世帯の加入者が増え、潜在需要が大きいことから他社との差別化が図れると判断した。警備会社ならではの信頼関係が売りです。
《セコム暮らしのパートナー久我山/石川慎一郎さん》
「日常生活のちょっとした些細なこと、そばに誰か頼れる人がいたら解決する問題はたくさんある。」
《セコムSMARTプロジェクト/勝亦真一プロジェクトリーダー》
「安心安全を我々に預けていただいている、任せていただいているという基盤の上でのサービスですので、やはり信頼感が違うと思います。」
英世界最大の飛行物体
世界最大の航空機「エアランダー10」がまもなく初飛行を迎えます。全長92m、高さ28m、ヘリウムで浮かぶ飛行船にヘリコプターや飛行機の技術を組み合わせていて、約10トンの重さを運ぶことができます。機体に炭素繊維など強力な素材を使用することで、複数のプロペラや大きな翼の取り付けを可能にしました。垂直に離陸し、水や雪の上などどんな場所にも着陸できるので、空港などの設備が必要ありません。最高時速は160km、3週間の飛行を続けることが可能で、災害救助、物資輸送、観光用としても世界から引き合いがあるということです。一方で、気になる安全性は?
--(豊島記者)Q.機体が破裂する危険は?
《ハイブリッドエアビークルズ社/クリス・ダニエルズ氏》
「それはない。この機体は非常に強力で100発の銃弾にも耐えられる。たとえ穴が開いてもすぐに墜落はしない。ヘリウムが抜けて期待が地上に降りるのに4~5時間かかるからだ。」
“実質0円”是正を2社に行政指導
スマートフォンを大幅に値引きする「実質0円」。総務省はきょう、NTTドコモとソフトバンクに対し値引きの是正を求める行政指導をしました。総務省は「実質0円」での販売は、行き過ぎた値引きだとして、廃止に向け、4月1日から新たなガイドラインを適用していました。ドコモは4月から開始したキャンペーンで複数台購入すると1台あたり、およそ650円で購入できるようにしていました。また、ソフトバンクも4月から新たなキャンペーンを開始。他社からの乗り換えの場合、端末1台の購入でおよそ2万円が通信料から割り引かれるなど購入客に端末料金を還元できる仕組みにしていました。ソフトバンクは「要請を受けたことに基づき、速やかに端末購入補助の適正化を図っていく」としています。
予算 前倒し執行を指示
安倍総理大臣はけさの閣議で、景気テコ入れのため、2016年度予算を出来る限り前倒しで執行するよう指示しました。これを受け政府は、2015年度予算からの繰り越しなども含めた公共事業費12兆1,000億円の8割の契約を、9月末までに執行する方針を決めました。今回の予算執行前倒しで、上半期の契約額は例年より1兆円以上積み増しされます。
TPP 資料開示も“黒塗り”
後半国会最大の焦点となる、TPP=環太平洋経済連携協定の承認案などがきょうの衆議院本会議で審議入りしました。政府与党は、あすからの特別委員会での審議入りに向けて、野党が求めていた交渉過程の資料を開示しましたが、資料は、タイトル以外がほぼ黒塗りでつぶされ、内容は判別できない状態です。野党の強い反発が予想され、あすからの特別委員会の審議は、難航する可能性もあります。
「税金逃れ」疑惑 世界に波及
世界各国の政治家や著名人の税金逃れの実態を記すパナマの法律事務所の文書が流出し、各地に波紋が広がっています。アイスランドでは、首相夫妻が資産を移し、税負担を回避するためのペーパーカンパニーをパナマに持っていた疑惑が強まり、市民が首相の辞任を求めるデモを起こしています。このいわゆる「パナマ文書」の流出によって、税金逃れの疑惑は俳優のジャッキー・チェン氏など世界的な著名人に加え、イギリスのキャメロン首相の父親、そして中国の習近平国家主席の家族にまで及んでいます。中国国内でパナマ文書を暴露したサイト見てみようとすると何も表示されません。中国ではこの情報に一切アクセスできなくなっています。これまで腐敗撲滅運動で国民の人気を得てきた習主席ですが、必死の情報統制で疑惑の封じ込めを図っています。
セグウェイ 都内の公道を初走行
東急電鉄はきょうから立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」を東京都内で初めて公道で走らせる実証実験を開始しました。セグウェイは、公道を走ることはできせんが今回の実験では企業ごとに規制を緩める国の制度を活用しました。夏ごろから一般向けの有料ツアーを始め、料金は2時間の利用で6,000円を目安としています。
“ドーナツ”巻き返し策は…
ミスタードーナツが、低迷する業績のテコ入れ策として打ち出したのは、ドーナツならぬ「クロワッサンマフィン」。クロワッサンの生地をマフィンの型に入れて焼き上げました。コンビニに客を奪われたと言われるミスタードーナツ。しかし、コンビニドーナツの登場でスイーツ市場は拡大。これをチャンスととらえ、コンビニが新たに開拓した客を逆に取り込む狙いです。新商品の価格は定番ドーナツより少し高め。販売目標を同じ価格帯のドーナツの1.5倍に設定し、巻き返しをはかります。
■【THE行列】韓国の激安生ジュース
韓国・ソウルの果物ジュース専門店「ジューシー」は、昼には30人程度の行列ができます。その場で果物を絞って作る生ジュースが人気です。韓国ではランチの後、500円程度のドリンクを買って飲むのが一般的ですが、こちらのジュースは約150円。低価格と国民の健康志向が人気に拍車をかけています。アパレル業界から転身した尹社長は、フランチャイズ店を増やし、果物を直接輸入することで採算がとれるようになったといいます。ジューシー好調の背景には、韓国経済の現状があります。大手企業の業績不振で、国民の消費意欲が低下しているためです。ジューシーの低価格戦略を、“デフレの予兆”ととらえる人もいるようですが、尹社長は、合理的な価格で提供すれば、市場に変化が現れるとみています。
取材先 ・ジューシー
■【トレたま】ペット専用の浄水器
イーテックの小野社長が愛する猫が尿結石になり、手術を行った獣医によると猫の4匹に1匹が泌尿器の病気にかかるという。その原因の1つが水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムで、「ワン・ニャン浄水器」は特殊活性炭フィルターで取り除くことができる。さらに水道水の塩素の臭いを取り除き、硬水を軟水にして、尿結石の原因を約70%カットする。人間用の浄水器ではカルシウムやマグネシウムをここまで取り除けないという。
【商品名】わんにゃん浄水器
商品の特徴】ペットの尿結石の原因となるカルシウムやマグネシウムを水道水から取り除く浄水器。
【企業名】イーテック
【住所】 東京都杉並区上高井戸1-13-9 栄ビル1階
【価格】 1万2,800円(税別)
【発売日】4月末発売
【トレたまキャスター】北村まあさ