僕は2004年カナダ女性の誘いによりこの地に来て油絵の勉強を始めた。バンコクから中華航空でバンクーバまで来たので途中日本の領土をかすめて飛んだ。自分の祖国の上を飛ぶだけで着陸しないのは何とも奇妙な体験だった。
5月の初めになって要約春らしくなった。僕は2か月近く庭師として働いた。
6月15日にやっと油絵が始められるようになった。これが僕に初めて与えられてスタジオである。
僕は自分のアトリエが持て油絵の勉強ができるのが嬉しくてならなかった。
7歳になる彼女の姪が毎日遊びに来て僕の掛け替えのないアシスタントとして働いてくれた。もちろん彼女にとっても油絵は初めてであったが、子供だけに吞み込みがとても早かった。
僕はカレーライスをたびたび作って楽しんだ。日本のカレールウみたいな便利なものはないから考え得るすべての香辛料をミックスして作った。僕のカレーはすべての人たちに愛された。
3か月後に初めての個展を開催した。彼女の母親の誕生日に一族がすべて集まるのでそれに合わせて開催した。作品は各人のお土産とした。額縁も手造りである。
こうして僕の長い画家人生が始まった。
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