モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

いよいよ、殿堂です

2014年07月19日 | アルプスを越えて
アマデウナヅキンです。
ミラノの殿堂、世界中のオペラの最高の舞台、スカラ座です。

思いのほか、落ち着いた建物で驚きます。日本で例えると、歌舞伎座なんでしょうかね。でも、世界中の耳目を集めるということや、長い歴史を通じてここで通用するオペラを作ること、演奏すること、出演すること、上演できること、かかわるものすべてが憧れと尊敬の対象で有り続けたことに、むしろ、驚きを向けるべきなのかもしれません。

初代のスカラ座は、アマデウスがこの土地を離れてから造られていますので彼はこの姿をみていませんが、アマデウスが深い思慕を寄せたイタリアのちで、彼が作ったイタリア語によるオペラは、とびきりの演目として上演されています。
ちょっと話は飛ぶようですが、「ワンピース」というコミックで、海賊麦わらの一味の船を作ったフランキーが修行時代に、「夢の船」について語るシーンが出てきます。どんな船を作ってもそのままでは設計図だけでは最高の船にならない。「出航していくつもの海を越えて幾度もの戦いや困難を乗り切って海の果てへと到達した時、それを夢の船と呼ぶんだ」(尾田栄一郎「ワンピース」45巻第437話集英社2007)スカラ座という器も、きっと、アマデウスの楽曲を得て、長い時間かけて殿堂に育っていったのだろうと思います。
そういえば、「ワンピース」でフランキーがいた島、ウォーターセヴンは、ヴェネツィアを模していました。ダ・ヴィンチやアマデウスに似合う創作、しかも、美しい創作の空気があるのかもしれません。

こういうコリドーもそんな空気を感じさせます。

ここが入り口。ここに馬車が乗り付ける様子を想像すると・・。いや、ここが殿堂たるゆえんはそういう人たちだけでなく一般の人も入れる席を開場当時から設けていたことです。どんな人でも芸術を楽しみ、文化に浸る。音楽が、街の風になるわけです。

ミラノとレオナルド・ダ・ヴィンチ

2014年07月19日 | アルプスを越えて
アマデウナヅキンです。
ミラノのスカラ座前にレオナルド・ダ・ヴィンチの像があって、どんな関連があるのかと調べてみました。

だって、ダ・ヴィンチっていっらフィレンツェでしょ。
ところが、ダ・ヴィンチはミラノに縁が深く、1482年から1499年、途中、ヴェネツィアや故郷フィレンツェに戻ったりもして、1506年にはまたミラノに戻って住まいを設けています。
当時のミラノ公に招かれたようですが、例のミラノ大聖堂の円形ドームの設計をしているようですね。
アマデウスが故郷ザツルツブルクだけでなく、多くの土地で愛され顕彰され敬われているように、ダ・ヴィンチもそうしたレジェンズの一人なんですね。
そういや、兼六園の日本武尊も関連がわかりづらいっていえばわかりづらい。