モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
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稜堡(りょうほ)って何?

2013年08月29日 | ザルツブルクの風

アマデウナヅキンです。
城塞にはいくつかの特徴があって、稜堡(りょうほ)もそのひとつです。
西洋のお城は攻撃の標的にならないよう高さが抑えられる傾向がありました。ずーんと高くしちゃった天守閣は、日本でも戦国時代の末期に現れていて、実は戦闘向きの意味合いよりも、ヨーロッパの教会のような格式と権威を示すために使われたわけですが、横に広がった城壁ではどうしても側面からの全面攻撃を受けやすくなります。そこで考えられたのが、稜堡です。

函館五稜郭は、角がつんと突き出していますよね。あの突き出した部分が稜堡です。2つの角の間に敵が入り込むと自然に挟撃できる仕組みですし、城塁本体から突き出すことで、攻撃を受け流すはたらきもあります。
なるほど。話には聞いていましたが、すごいなあ。でも、これを攻略する人もいたってことですよね。
古い稜保が崩れたので、1681年に大司教キューエンブルクによって改築された大規模な稜堡だそうです。
稜保の後部の壁は11~12世紀に建てられた部分で、ロマネスク様式。ゲオルグ教会などとともに、最初に城塞が築かれた当時のもの。
稜保からはザルツブルク市街の美しいパノラマを堪能することができます。

ルパン三世なら上におねーちゃんさえいれば登るな、きっと。


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