何年か前に必修の講習会に参加した時に「お店を出店する」という課題がありました。
年齢も性別もバラバラで、その時近くにいた数人でグループを作りました。
どんなお店を出すのか話し合いで決めて準備し、最終日に開店してお店番をしたり、交代で他のグループのお店を体験したりするというもの。
こういう課題はとても難しいのですが、面白いです。
我々のグループは自分でしおりを作ってもらう体験型「しおり屋さん」をすることになりました。
しおりの歴史をポスターにして飾ったり、しおりに関するクイズを作ったり、お店の看板を作ったり、しおりの材料を用意したりしました。
しおりは、色とりどりの小さなフェルトや紐、ボンド、はさみ、目などの小物をその場で選んで自由に作ってもらいます。
ただ作れと言われても戸惑うだろうということでサンプルをいくつか作って見本として飾っておきました。
サンプルは10種類くらい作ったような気がしますが、今手元にあるのはこの二つです。
あと目玉おやじとか作った気もしますが、一番作られたのは写真の右側の通称”しずくちゃん”だったように記憶しています。
フェルトの形も簡単で紐の先を結ぶと手足っぽくなり、目玉をつけるとそれなりに何かのキャラクターのように見えてきます。
開店の日にはたくさんのお客さんに体験してもらい、好評を博しました。
そしてなんと!講評の時に全お店の中で1位の評価を賜り、講師の先生からプレゼントをいただきました。
常日頃1位といった華やかな賞とは縁がないので、びっくりで嬉しかったのを覚えています。
やっぱりチームの力ってすごいですね。
皆さん優秀でテキパキと動くし意見もどんどん出すので、話し合いもスムーズです。
ネーミングなどもアイデアがどんどん出てくるし、ちゃんと作業の進捗も最終日を見据えて適度な進み具合でした。
方向性が定まってくると、何を担当するかが自然に決まっていって私は大して貢献できる部分もないながら看板作ったり、材料の買い出しに行ったり、サンプルを作ったりした気がします。
現在、そのしおりを使っているのかと問われれば使ってはいませんでしたが、ちょうど見つけたので使おうと思います。
なんだかんだ言って使わなくなったカードが薄くて固くて一番使い勝手がいいですが、ここはノスタルジーに浸りながら使いたいと思います。
視界に入るとちょっと可愛くもあり和みます。