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煙草の価値

禁煙をしながら、つらつらと考えてみると、煙草イコールお金なんですね。
一日に二十本の煙草を吸うとして、三百二十円が必要なんですね。ひと月で約九千六百円です。ライターや灰皿に使う額を入れるとちょうど一万円位でしょうか。
ということは、年間十二万円、十年で百二十万円です。

貧乏性のくせに、月に一万円も使っていたんですねえ……。
ただここで問題が生じてきました。

以前にもこのブログで書いたのですが、約九箱残っているんです、煙草が──

肉体的には欲しくない煙草も、理性として「禁煙セラピー」を読んで納得していても、どうーしても吸いたい、「否、吸わなければいけない」と心の声が叫ぶのは、持って生まれた、そして人生の半分を通して身体に染みついた「貧乏性」が、そうさせるのでしょうか。「もったいないじゃん……」

それとも単にニコチンの魔力なのでしょうか……。

吸いかけ煙草のパックを手にして、禁煙生活九日目が過ぎていきます。

PS;今日はかなり鬱みたいです、煙草を吸っていると、性格が鬱に傾いていくような気がします。今までの人生の良くない面ばかりを思い出すんですよ。そして無性に煙草が吸いたくなるんです──

やはり喫煙はニコチンのせいではなく、自分自身の心のありようだと感じています。
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キムタク

名古屋のテレビ局で「GOOD LUCK!!」の再放送をやっています。チラリと見たらキムタクが吸っているのはラッキーストライク。
そういえば旅客機の操縦席って禁煙ですよね……、違うのかな? ひょっとしたら灰皿とかシガーライターも付いてたりして──。

最近のジャンボジェットはほとんど自動操縦で飛ぶみたいだから、離着陸時以外は、案外ヒマなのかも知れませんね。二人の操縦士が煙草を吸いながら、コックピット・ディスプレイに映し出した対戦型テトリスかなんかをやっている姿を想像してしまいました。

自分の乗ったジャンボの機長が、筋金入りのチェーンスモーカーで、ニコチンが切れると手がブルブル震えるような人だったらイヤですよね。
くわえ煙草で着陸しようとして、煙草の火を股間に落として、ジャンボ墜落……笑えませんが、竹中直人演じる機長なら可能性がありそうです。

いまや空の上は禁煙が当たり前のようですが、こうなったら売れない航空会社でいいから、喫煙ジェットを飛ばして欲しい。煙草会社とタイアップしていかがでしょうか?
機長はもちろん、スチュワーデスもみんな喫煙者です! 飛行中のお煙草はサービスいたします、って言って、ワゴンで試供品の煙草を配って回ったりして。まあ需要はないでしょうね。新幹線の喫煙席も自由席だと空席が目立ちますからねえ。

そのうち新幹線も、全面禁煙が当たり前になるのでしょうか。
そういえば昔、伊豆に住んでいたとき、伊豆急の電車には喫煙ボックスが付いていました。今でもあるのでしょうか? そのうち新幹線にも喫煙ボックスが作られるかもしれませんね。

禁煙五日目は何だか眠くてボンヤリしています。
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支配の幻想

子供の頃、煙草や酒を嗜んで、それに振り回されない人間が、一人前の男だという幻想を抱いていたんですね。
煙草もアルコールもそこそこ嗜んで、自分を見失わない人間こそ、一人前の人間だと信じていたわけです。
でも、遅まきながら煙草もアルコールもただの毒物で、人間を中毒患者にしてしまう、薬物だということに、やっと気付いた訳ですね。

そういう嗜好物を手なずけて、支配することこそ、立派な大人のあるべき姿だと思っていました。
でも実際は全然違っていました。手なずけるべき嗜好物は、毒性のある薬物で、恐るべき依存性を持っていました。

気付いたは良いけれども、すっかり薬物依存に染まっているこの身体を、どうやって普通の人間に戻していきましょうか……。

まあ深刻にならずに、ようするに止めちゃえばいいだけですよね。分かっています、止めます──。

煙草は不思議なくらい欲しいとは思わなくなりました。
今夜も煙草は吸わずにすみそうです。でもアルコールはしっかりと、必要以上に呑んでしまいました。
今は禁煙よりも、禁酒の方が切実に必要だと感じています。

明朝、目が覚めれば軍曹です。これはやっぱり昇進スピード早すぎないですか?

禁煙マラソンしよう!
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第1日目

昨夜は結局三本の煙草を吸ってしまいました。どうせ吸ったんだから、今日が吸い納めという感じでしょうか。
そこまでして、吸った煙草でしたが、はっきり言って美味くありませんでした。
何より、食べ物が不味くなってしまったことが残念です。まあ、味覚は何日かすれば戻ってくるのでしょうが……
今日はまったく煙草を吸いたいとは思いません。仕事をしていて、呼吸が楽なのは良いよなあ、なんて再認識しています。
ひと月禁煙していて「今煙草を吸ったら、どうなるんだろう?」という疑問は解決しました。はっきりいって煙草は美味くないし、味覚を損ねる、ということですね。
案外、時々煙草を吸ってみるのも、禁煙に役立つような気がしてきました。

昨日の喫煙で懲りたので、おとなしくブックオフに行き「禁煙セラピー」を三百円で購入しました。
本には読み終えるまで禁煙しなくていいと書いてあるので、しばらく煙草とつきあいつつ、本を読んでみたいと思います。

実は煙草をやめたくない理由があるんです。カートンで買った煙草が売るほど残っているもので、それを見ると「もったいない」なんて思ってしまうんですね。

ただ今日のところはこのまま吸わずに眠れそうです。
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夏休み

昼間に車を走らせていて、やたらと子供が目に付くと思ったら、夏休みに入ったせいなんですね。
そういえば、生まれて初めて煙草を吸ったのは、小学五年生の夏休みだったと思います。
あまりに昔のことなのでうろ覚えですが……。
我が家の親は煙草を吸わなかったので、吸っている親がいる友達に同じものを買ってもらって吸いました。
吸いました、というか、吸えないですよね小学生じゃ……口にくわえてふかしているだけ──。
十代のうちはおおむねそんな感じで、ちょっと大人になった気分でふかしていた、というのが実情です。
ちゃんと吸うようになったのは、仕事をするようになってから。やっぱり気分転換にしてたんでしょうね。

日曜日にブックオフに行って、禁煙セラピーを探したら、三百円で三冊ほど売ってました。もうしばらく待てば、どれでも百五円の棚に移動しそうな気配です。

禁煙生活も一ヶ月を過ぎて、思ったよりも身体が楽になっています。でも理由が分からないのですが、どうしても煙草を吸いたいという欲求があるのも事実です。
深呼吸すると、以前では考えられないほど楽に空気を吸い込むことが出来ます。食べ物の味も美味しく感じます。
禁煙して良いことずくめなのに、肺が窒息感を要求するんです……。これって何なのでしょうか。

そこでこの要求の正体をつかむために、とりあえず一本吸ってみました
応援して頂いたみなさん、本当に申し訳ありません。せっかく少将まで昇進したのに、また二等兵見習いに格下げです。

吸ってみた感想は、なるほど禁煙セラピーに学ぶにあるとおり、タバコに火をつけて7秒後には、体内にニコチンが行き渡り飢餓状態は解消される。ということを確認しただけでした。
最初の一服がなんとなく懐かしい感じがしただけで、煙草自体は美味くもなんともありませんでした。
おまけに食べ物が不味く感じるようになってしまいました。
要するにニコチン中毒は治ってなかったわけですね。

精神的な意味での、どうしても吸いたいという要求の正体ですが、ただ単に疲れていただけのようです。

また明日から禁煙します──。
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禁煙確認

禁煙を始めて一ヶ月が経った。うん、よく一ヶ月ももったなあ、って感心してしまいます。
吸いたいなあ、と思うのは毎日のこと。わりとテレビなんかで煙草を吸うシーンを見ると吸いたくなるみたいです。
今日はビデオでキルビル2という映画を観ていたとき、この映画はやたらと喫煙シーンが多いんですよねえ……。

ひと月たって思うのは、本当に禁煙出来ているのか……、という疑問です。
日曜日には知人と居酒屋に行って酒を呑んだけれど、煙草を吸いたいとは思わなかった。
知り合いが目の前で吸っていても、お酒を飲んでいても、ぜんぜん煙草が欲しいとは思わなかったんです。
でも、テレビを見ていると吸いたくなる訳ですよね──。
この状態で、はたして私の禁煙は成功しているのか? 私の肉体はニコチンを必要とはしていないのか? 精神的にも煙草を必要とはしていないのか?

この禁煙を確認するには、もう吸ってみるしかないのではないか──と思い始めたわけです。
どりあえず一本吸ってみれば、肉体的にも精神的にも、自分が煙草を必要としているかどうか分かるような気がするんです。

確認のための一本、それなら許されるとは思いませんか?
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禁煙国家

その昔、アルコールの製造販売運搬を全面的に禁止しちゃった国があったとさ。でも飲酒は禁止しなかったので、酒の密造者や密輸酒を運ぶマフィアや密売人を太らせただけ、あげくにギャングの縄張り争いで極端に治安が悪化することになっちゃった
その国は今度は煙草を目の敵にしているみたいで、喫煙者は出世コースから外される、というヒステリーぶり──。確かに不特定多数が出入りする会社で、マナーも考えずにプカプカ煙草を吹かされたら迷惑でしょうな。でも煙草を吸おうが吸うまいが、仕事が出来れば良いんじゃないのか? 
まあ、あの国は誰か、もしくは何かを悪者にして、一致団結していないと、みんながバラバラになっちゃう危険性があるからね。あの国で人種間抗争なんか起きると悲惨だもの。

最近、全面禁煙の居酒屋がオープンしたらしいけれど、呑み屋ぐらい好きにさせてよ──と、禁煙した今でもそう思う。そもそも煙草の匂いのしない居酒屋って想像出来ないんですけれど。
確かに美味しいものを食べに行った先で、他人の煙草の煙を嗅がされると、ハッキリいってムカつく。食い物屋は胸を張って店に灰皿を置くな! と内心では思っております。
でも居酒屋でしょう、そんなにもったいぶるほど美味しいものがあるんでしょうか?
というか、たいてい一緒に飲みに行く連中の何人かは確実に煙草を吸うわけで、その連中を外すのは嫌だ。
嫌煙権を主張する人には申し訳ないけれど、友達を選ぶのに、煙草を吸うか吸わないかで選んでいたら、自分自身がつまらない人間になっちゃいそうな気がします。

禁煙はあくまでも個人的なこと、自分自身のためにしていることで、煙草を理由にして誰かを選んだり選ばれたりするのは間違っていると激しく思うのです。

さて国家が煙草の製造販売運搬を禁止した場合、どういうことになるんでしょうか?
もちろん密輸密売はあたりまえ。自分で栽培して吸うヤツとか、煙草の代わりに色んなものを吸ってみたり──そういえば、昔は麻を吸うのは珍しい事じゃなかったらしいし、柿の葉っぱを煙草の代わりにしている所もあったような……

だから、煙草じゃなけれゃいいんだろう! ってワケで、今度は合法煙草みたいなものが出回るわけですな。
フレーバーなバニラ味とか、スイートストロベリー味、ビター風味のチョコ味なんてのが人気になっちゃったりしてね。
スターバックスあたりでもすっきりハーブ味の水煙草もどきなんてものを売り出しちゃったりして、仕事帰りのOLさんがうつろな目をして水パイプをボコボコいわせてる図を想像してしまいました

ニコチンはガムやタブレットに入って売られるようになるんでしょうか。タブレットはビタミンC並にニコチンが入っているのが常識になっちゃったりして──。

政府はどこまで税金を掛けるかなんてことで、お馬鹿な議論を繰り返すんでしょうな。発泡酒論争に結論が出る前に、ビール会社が「その他の雑酒」なんてのを出してきたみたいなことにならなきゃいいんですけれど。

ニコチンが含まれていないものは煙草じゃないとか、未成年者が煙草もどきに手を出すのを禁じるべきかとか、自家栽培は何キロまでOKとか、いっそのことミントにも課税するべきだとか……

ひとつだけ確かなことは、政治家が無策のこの国じゃ禁煙法の制定は不可能ということだけです。
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煙草と腰痛2

腰痛が再発しました。以前ほどじゃないけど、ジワジワと痛みます。ということは腰痛に対する禁煙の効果も無くなった、ということでしょうか。

案外、煙草を吸うと良くなったりして──
という訳で、どんな銘柄が腰痛に良いのか考えてみました。

まずはハイライト。直訳すれば「とっても照明!」──
人生が明るくなりそうですね。でも腰痛にはどうなんでしょうか。

次にセブンスター。ラッキーセブンの7に星ですから、これを吸いながらパチンコなんかやった日には、フィーバー連発の大当たりじゃなきゃ嘘になりますよね。確かに明るい未来は予感させます。

ラッキーストライクなんていうのも、「幸運ど真ん中」ってことでしょうから、運だけは良くなりそうです。

チェリー……サクランボですか、ひょっとして処女とか童貞なんて引っかけてないですよね。まあどうでもいい名前です。

マイルドセブン。「柔らかい七」怪談みたいで、なんだかとっても気持ち悪いですね。うなされそう……。

キャビン。「小屋」ですね。船や飛行機の客室を連想させようとしたのでしょうか。でも小屋ですよね。狭い部屋のなかで身体が縮まる夢を見そうです。

ピース。そうです「平和」です。ロンドンのテロを見て実感します。いま世界に必要なのは「平和」です。みんなで「平和」を吸って、仲良くしましょう。
でも、世の中が平和になったからといって、腰痛が良くなるとは思えません。

ホープ。とっても「期待」されてるってことでしょうか。もちろん期待します、これ吸って腰痛が良くなることを──ダメでしょうか。

キャスター。これって辞書を引くと「脚車」って書いてあるんですけど。ひょっとすると腰痛には良いのかもしれませんね。うん、いいかも──

マールボロ。Marlは土でboroはホウ素を含有する……。ホウ素を含有する土?、これは何かの薬なのでしょうか。ひょっとすると腰痛にも効きますか?

なんだかんだ言っても、煙草で腰痛が良くなることはありえませんよね。原因は飲み過ぎです。こんなブログを考えている間に二日酔いが抜けて来て、腰痛も楽になってきました。やっぱり煙草は関係なかったようです。

という訳で、今日もなんとか吸わずに過ごせそうです。
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未練

禁煙を始めて13日目。よくぞ持ったもんだなあ──なんて感心するようなものじゃありません。
身体の具合が悪くて、吸わないと多少は調子が良いから吸わなかっただけです。

私の場合、実際に吸いたいなあ……と思うのは、純粋に精神的・観念的なものだと分かりました。
私の身体は肉体的にもうニコチンはいらないと思っているみたいです。ニコチンの禁断症状らしきものもないようです。

ただ、身体の調子が徐々に戻って来つつある現在は「挫折」の二文字が現実的に迫ってまいります。夜、お酒を飲んだときなどは確実に危ないような気がいたします。

未練があるんでしょうね。だから未練で、煙草を置いてあります。封を切ったものが、禁煙を始めたその時のまま置いてあります。

で、夜にちょっと飲んだりしたときに、その煙草の箱を手にとってじーっと見てみたりするわけです。たぶん気持も肉体的にも煙草を欲しいとは思っていないはずなのに、何か未練があるわけですね。
ずうっと続けてきた生活を断ち切ってしまうことに。今まで信じていた価値観を変えてしまうことに。いじましいような未練があるんですねえ……。

でも、この「未練」、どう考えてもみっともないですよね。これは煙草飲みの「みっともなさ」ですね。

封を切った煙草の箱を手にとって、吸いたいっていう未練と、そんなことをしているみっともなさの両方を笑って見ています。

いずれそんな未練は意味のないことだと悟って、煙草を捨ててしまう日が来ると信じています。
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煙管の白昼夢

時代劇で、出てきますよね、いわゆるキセル──

実は長火鉢持っているんです。灰吹きの付いた灰皿も持ってます。
あとは、実用的な煙管があればいい……そう思いませんか?

腰痛が一段落してきたら、夢に見るんですよ、煙管で一服付けている白昼夢を……

マジで、オークションで煙管を買おうと考えていたり、今の日本で手に入る刻み煙草の種類を調べたり──

三時間以上、そんなことをやってました。
これが精神的にキツい時期なのでしょうか。理屈では吸いたくないのに、心の何処かが、煙草を要求しているようなのです……

おそらく、この亡霊みたいな喫煙要求を乗り越えない限り、完全禁煙はあり得ないのでしょうね。

刻み煙草に、葉巻、パイプ煙草、噛み煙草に嗅ぎ煙草……
白昼夢はいつまで続くのでしょうか──
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