そもそも、そのような物が有るのかどうかはさておき、アル中が主人公のお話は、海外物のミステリー・サスペンスには、よく出てくる。
映画でも勝新が主人公を演じた「酔いどれ医者」――だっけか? ――みたいのがあるし、
でもその中で私が胸を張ってお奨めしたいのは「燃える男」A.J.クィネル著 集英社文庫
映画化されているけれど、映画は糞なので見ないほうがいい。ここからはちょっとネタバレありのあらすじ。
主人公のクリーシィは、外人部隊で勇名を馳せた傭兵。歳をとり、アル中となっていたクリーシィは昔の友人の紹介でイタリアで富豪の娘のボディガードと言う仕事に付いた。
平穏な暮らしをしていたある日、娘が誘拐され惨殺された。
犯人に撃たれ重傷を負ったクリーシィは友人の家(マルタ島だっけ)で、傷を治し、もう一度戦えるようトレーニングして、復讐に立ち上がる。この誘拐で1リラでも手に入れた人間は全て殺す。と宣言して、イタリアのマフィアと一人で全面戦争を始めるのだ。
最終目標はボスのなかのボス、カンタレッラ。
このお話は二部構成になっていて、前半は娘が誘拐されるまで、後半は誘拐の後、復讐に立ち上がりそれを遂げるまで、となっているのだが、前半、無口で無愛想なクリーシィに娘が色々と話しかけ、徐々に仲良くなっていくシーンは良い。その娘のために、アルコールをやめて、トレーニングを再開するクリーシィ、が運命はクリーシィの復調を待ってはくれなかった。
――ここは完全にネタバレ――誘拐の実行犯はボディガードは老いぼれの役立たずだと聞いていたので、銃を空に一発撃って脅すだけでいいと思っていたのだが、クリーシィは犯人の一人を射殺し、もう一人に撃たれる。
そして後半は、クリーシィの交友関係を上手く使った、武器の入手とか――バズーカ砲に手榴弾、イングラム、パラシュート等等。
淡々と復讐は続いていきやがて……
お奨めの一冊です。しつこいようだけど映画は糞なので見ない方が良いです。
映画でも勝新が主人公を演じた「酔いどれ医者」――だっけか? ――みたいのがあるし、
でもその中で私が胸を張ってお奨めしたいのは「燃える男」A.J.クィネル著 集英社文庫
映画化されているけれど、映画は糞なので見ないほうがいい。ここからはちょっとネタバレありのあらすじ。
主人公のクリーシィは、外人部隊で勇名を馳せた傭兵。歳をとり、アル中となっていたクリーシィは昔の友人の紹介でイタリアで富豪の娘のボディガードと言う仕事に付いた。
平穏な暮らしをしていたある日、娘が誘拐され惨殺された。
犯人に撃たれ重傷を負ったクリーシィは友人の家(マルタ島だっけ)で、傷を治し、もう一度戦えるようトレーニングして、復讐に立ち上がる。この誘拐で1リラでも手に入れた人間は全て殺す。と宣言して、イタリアのマフィアと一人で全面戦争を始めるのだ。
最終目標はボスのなかのボス、カンタレッラ。
このお話は二部構成になっていて、前半は娘が誘拐されるまで、後半は誘拐の後、復讐に立ち上がりそれを遂げるまで、となっているのだが、前半、無口で無愛想なクリーシィに娘が色々と話しかけ、徐々に仲良くなっていくシーンは良い。その娘のために、アルコールをやめて、トレーニングを再開するクリーシィ、が運命はクリーシィの復調を待ってはくれなかった。
――ここは完全にネタバレ――誘拐の実行犯はボディガードは老いぼれの役立たずだと聞いていたので、銃を空に一発撃って脅すだけでいいと思っていたのだが、クリーシィは犯人の一人を射殺し、もう一人に撃たれる。
そして後半は、クリーシィの交友関係を上手く使った、武器の入手とか――バズーカ砲に手榴弾、イングラム、パラシュート等等。
淡々と復讐は続いていきやがて……
お奨めの一冊です。しつこいようだけど映画は糞なので見ない方が良いです。