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てんこ飯

病院で最初に驚かされたのは、ご飯の量です。
私はとりあえず、行きつけの病院で紹介状を書いてもらって、ちょっとどんな所か見に行こう。って感じで行ったら、そのまま入院になってしまったのですが……
ちょうどお昼時に行ったら――お昼ありますから、って出された――今考えると、何やらハメられた感がありますが。
ご飯の量は最初230gでした。これは各自のトレーに名札が乗っていてご飯の量が書いてあるので明快です。
最初の日に量はどうですか、と聞かれたので、普段食べる量の倍くらいある。と答えたのですが、減りませんでした。
それどころか、数日後、食事の後で、美味しいですか? と聞かれたので――まさか、不味いとは言えないし、まあ病院食としてはマシかな、と思っていたので――ええ。と答えたら、次の食事から260gに増量しました。
ちなみに退院してからネットで調べたら「すき家」の大盛りがご飯260gだそうです。
まあ、これが食えるかどうかを見るのも治療のひとつなのでしょう。
おかずは何というか、まあこれがおかずなんだな、と思う程度のものです。辛かったのは、漬物とかの塩気が少ないこと。
退院間近に食った白身魚の塩焼きの皮に付いていた塩の美味しかったこと……
私もですが、皆さんフリカケを持参して、黙々と詰め込んでおりました。
オススメです。混ぜるわかめ。適度に塩気もあるし、繊維も摂れるし。ご近所じゃ百均で売ってます。梅じそ味がお気に入りです。
そんな病院飯ですが、元旦の晩飯だけは豪華でした。何やら折り詰めでおかずもてんこ盛り。エビやらカモやら、こんな食事が続くんなら、しばらく居続けてもいいかな、って感じでした、ま一夜の幻でしたが……こんな食事を続けたら、病院が潰れる、てか。
いやホント、もう少し飯がマシなら、あと一ヶ月くらい居ても良かったかな、という感じです。
最初の一ヶ月はしっかりと軟禁されたので――近くにコンビニもスーパーもあるので、お酒買いたい放題ですから――無理でしたが、残りの一ヶ月はちょくちょく外出して買い食いしておりました。お酒を止めると甘いモノが欲しくなるんですよ。
でも今思えば、一番欲していたのは、塩分だったのかもしれませんね。外出の度に、ラーメン喰ってましたから。
でも、甘いものは止められない。いまだにチョコレートやら大福やら食ってます。確実に太りました。体重計が怖い。
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そもそも

なんでアル中なんかになったのかは不明です。 アル中という病気の定義も病態もよく分かっておりません。
自分か家族か医者が、コイツはアル中だ、と判断すればアル中です。だいたいその頃には、医者じゃなくても傍から見てアル中は分かります。
私の場合は、アルコールが切れなくなったから。金もないし、今日は飲まないでおこう、みたいなことが出来なくなったから、自分で入院しました。
もっとも私の父親は、会社の健康診断が有るときには、1ヶ月くらい前から酒を絶って、数値を誤魔化していたらしいので、止めることが出来るからアル中じゃない、とは言えません。
入院してみて驚いたのは、公費負担が受けられること――条件がありますが……これは市町村によって違うのかもしれないので、詳しくはお役所かお医者様に聞いてね。
病棟は、パソコンも携帯も持ち込み禁止。カミソリみたいな危険物も禁止。一応、出入りの度にチェックがあります――空港ほど厳しいわけじゃないけど。
デジカメもとりあげられたので、写真なし。
ま、ここらの田舎病院じゃ、アル中専門っていうわけじゃないから、ギャンブルとかゲームの依存もあるからなのでしょうか。
風呂は、旅館みたいな大きな風呂場が有って、一応毎日入れます――土日はシャワーのみ
ちなみに男女同じ病棟で、人数は女性のほうが少し多かったかな――何となく感じたのは女性の場合、拒食症とかの自傷系の人が多いのかな?ってことだけ……
風呂は男女で時間分けされていました。
私の場合、いきなり回復期病棟――退院間近の人達が集まるところ。に入ったので、ごくフツーの病院でした。皆様が期待するような、電気ショックや氷風呂みたいな拷問施設は無し――拘束室はあったけどね――一度、のぞいたけれど、ありきたりの個室でした。
……あ、個室良いな、って感じ。
建物の一番上のフロアで、明るい所でした―― 一度、院長先生の診察とやらで、別のフロアに行ったら、随分と暗いんで驚きました。
あ、タバコは喫煙室で喫煙可。ただしライターは持ち込めないので、備え付けの電気ライターで火を点けます。
今夜はこの辺で、続きは、またいずれ。
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