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FBI心理分析官

異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記
ロバート・K・レスラー&トム・シャットマン著 ハヤカワ文庫

(裏表紙から)
被害者の血を飲む殺人鬼、バラバラにした死体で性行為にふける倒錯者、30人以上を殺害したシリアル・キラー……異常殺人者たちを凄惨な犯罪に駆り立てたものはなにか? FBI行動科学課の特別捜査官として数々の奇怪な事件を解決に導き、「プロファイリング」という捜査技術を世界中に知らしめて『羊たちの沈黙』や「X-ファイル」のモデルにもなった著者が、凶悪犯たちの驚くべき心理に迫る戦慄のノンフィクション!

この本はミステリーではなくルポタージュです。前半は事件の発生から現場や被害者の状況の分析、犯人像を心理的に推定するプロファイリング、犯人の逮捕、といった一連の流れが、進行形で語られます。
無論実話なので、圧倒的な迫力で読み応えのある内容となっています。
中盤からは犯人像のタイプ分析が解説されています。
これを読むと、例えば幼女連続殺人犯の宮崎勤は秩序型の犯人で、小学校乱入事件の宅間守は無秩序型の犯人だということが分かります。
また、こういった犯罪者は更正することはなく、社会に出ればまた同じ犯罪を、より巧妙にエスカレートさせて繰り返す、ということも書かれています。

この本はミステリーマニアなら、一読して損はない、そんなノンフィクションです。
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