若者の車離れが叫ばれている昨今において、バス運転士に就職する若者は、運転の上達が早く、仕事もそつなくこなす方が多いです。
以前いた地方の中小バス会社では、先輩運転士が、「最近の若いヤツは、自動車の運転が出来ない!」なんて揶揄する場面に出会していました。
しかし、現実はそんなことはありませんでした。これだけ観ても、世の中の風評と云うものは、本当に当てになりません。
中高年の未経験者に比べ、格段に仕事の吸収が早く、運転の上達スピードも早いです。
個人的には、1年位経験を積んだら指導運転士や車両整備補助、班長などのサポート業務を任せてもよいのではと思います。
運行管理者などの内勤業務は、給与が減るため、本人が希望しない場合は難しいですが、全体を観て行う仕事等は早いうちから慣れさせることも必要に感じます。
例えば、高速バスや観光バスについても、彼らならば1年位の経験で、業務研修を受けさせてもよいと思います。
彼らは、面接の際に会社から「将来会社を背負うような人材になる。」ことを期待されている旨を伝えられていると聞きます。
所長や助役になりたいと思えば、不可能ではない年齢です。我々中高年から観ると、本当に羨ましい限りです。
さて、私はここ8年ほど運転業務に従事してきたためか、世の中のリアルな需要等の世知に疎くなってきています。
運転業務は気楽に出来る反面、このような副作用も有るのだと、最近深く実感しています。
「人間は20年かけて学んだことを、2年で忘れることが出来る生き物だ。」と、ユダヤ人の間で云われています。
正に意識を高く保っていないと、多くの内側の財産を簡単に失うのだと、学んだこの8年間でした。
やはり、男性は営業から逃げるとろくなことがありません。
世間知らずな中高年ほど、タチの悪い存在はありません。
機会があれば観光バス・送迎バスの営業を行い、失った感覚を取り戻したいと思いました。
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