バス運転士は、安全運行のプロです。これは、乗客を目的地まで安全に輸送することのプロと云うことで、時間を摘めた運転のプロと云うわけではありません。
これは、路線バスにも貸切バスにも等しく適用される考え方で、道路の状況による遅延は、安全運行をするためには許容されるべきことです。
逆に許容されるべきでない、バス運行は早発です。これは定められた時刻の前にバス停を発車することを云います。
これは、道路の状況に関係なく、個々のバス運転士の心掛け一つで防止することが可能です。
そのため、早発が1つでもバス停であると、その便は運行していないことになります。
これは、会社側の業務怠慢となる運行事故で、回数が重なると営業停止などの行政処分の対象になり得るものです。
この事は、日常の運行管理者からの指導や入社研修で厳しく教育される事項で、バス運転士ならば全員知っていることです。
それでも、道が空いている時や土日祝のダイヤなどで、よく早発事故が絶えません。
道が空いていることから、惰性でついつい時間を確認せずにバス停を発車して、早発事故が起こります。
たまたま、乗客などから連絡がないだけで助かっているケースは、相当数あると思います。
こういった道が空いている時などは、30秒から1分遅れでダイヤを回す心の余裕が大切に感じます。
私の場合は、バスを転がすような緩いアクセルで走行すると、丁度よい遅れ運行が可能になります。
乗客からいくら「アホ」と煽られても、ヘラヘラしている位でバス運転士は丁度よいのかの知れません。
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