若い人の転職癖は、「早く自分が主役になりたい!」と云う、気持ちの焦りが原因で、周囲より何かしらの能力が秀でる人に起こりがちです。
また、若い人は必然的に体力も気力も充満していて、チャンスも選択肢もふんだんに在るため、所謂このような空回りが起こりがちです。
そのため、「脇役になること」の奥深さを指導できる人生の先輩や上司等との信頼関係構築が、解決を早めることは云うまでもありません。
よって、未熟な若い人の転職癖は、世の中に「若者が目標と出来る」尊敬できる指導者の不足と、グローバル化から「一人前の基準があやふや」になって来ていることもあると感じてます。
要するに、若者が未熟なことは周知の事実のため、「お互い様」の考えから、世の中にも責任の一端はあると云いたいのです。
ある意味、国を上げて松下幸之助や本田宗一郎などの、人情味のあるヒーローをでっち上げる位のことも必要に感じます。
そのまま転職癖を放置すると、40歳位で選択肢やチャンスの「激減を体験」して、我に返り落ち着くこととなります。
逆に、40歳位までは順調に会社員等の勤務を行っていた中高年者が、転職を境に職を転々として、生活を持ち崩すケースもあります。
あれこれ転職の理由は在っても、大きな理由は、「慣れない職場で、心身が疲れたこと」が、大きいように感じます。
心身の疲れは、物事を後ろ向きにしか捉えることが出来なくなります。
新しいことへの順応性は、歳を重ねるごとに鈍化することは、当たり前のことで、それを考慮に入れずに転職することは、中高年にとっては致命的になります。
よく転職癖の人間への助言に、「石の上にも三年」と云うものがありますが、これは中高年の転職癖に対して効果があると私は感じます。
中高年の転職癖を克服する方法は、単純に仕事や職場に自分自身を「慣らすこと」であると私は思います。
「体がキツい!」と感じるうちは、「脳死で3年続ける!」位の根性論が、中高年には必要です。
「一生やれ!」とは言いませんが、一般的に3年位やらないと、転職ごとに条件が悪くなってしまいます。
この積み重ねでしか、仕事に慣れることは出来ないと感じます。
取り敢えず、仕事が3年続けば、元居た職場のように要領を発揮して乗り切れると感じます。
バス運転士も、未経験者が3年続ければ、全国どこでも仕事が出来るようになります。
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