べらぼうな応札がない限り落とすつもりでいた。今夜の9時過ぎに難なく落札することができた。前祝いに18の小さな鉢を買いそろえておいた。庭のスズランを鉢に植えてこの日曜に開催される「公民館祭り」で配る。喜びは皆さんと分かち合うものだ。
渇き焦がれた「ラートブルフ著作集 11巻中の7巻」を手に入れることができた。新本の定価が7冊で3万円を上回る。落札額はその1割相当を下回った。あとの4冊に5000円ほどかければ全巻がそろう。買うかどうかは先で決めることにしている。
「実定法と自然法」「法哲学」「法学入門」は何十年か前に図書館から借りて読んだ。初めての出会いでは、読んでもさっぱり意味が解らなかった。だから読んでいないも同様だ。キリスト教について知り、哲学に理解を深め、少々顔の皺も増えた。積み残した荷物を拾いに行くような心持ちで7巻の到着を待っている。