旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

サンデル

2013年04月19日 19時29分04秒 | Weblog

「ラートブルフ著作集 全11巻うち7巻」(東京大学出版会)が届いた。さっそくページをめくってみる。経年による箱の劣化はみとめられる。しかし本そのものは限りなく新本に近いうえに読まれた形跡がない。よい買い物をしたと思う。

饒舌な政治哲学者であるマイケル・サンデルの饒舌な表題、「これから正義の話をしよう 今を生き延びるための哲学 Justice (What's the Right Thing to do!)」は数か月前に買って数週間前から睡眠薬代わり(睡眠薬を飲んだことはない。念のため。)に読んでいる。法哲学と政治哲学の内容にさほど差があるとは思えない。ラートブルフとサンデルを睡眠薬代わりに(くどいようだが、私は睡眠薬のお世話になったことがない。)併読することにした。

休日の前日に寝酒代わりに(最近、酒は飲まない。)2種類の哲学書を読む。一方が饒舌なサンデルの「これから正義の話をしよう」(和訳2010年初版)で、他方が今日届いた寡黙なラートブルフの「法哲学」(原著1932年初版、和訳は1950年初版)、これほどの贅沢はない。