昨日もフタバ図書の古本部で本を漁った。岩波文庫の「白鯨」3巻は自宅の本棚にある。ところが、店頭で売られていた「白鯨」上・中の2巻は、表紙の装丁を含めて、なんとなく様子が違う。そう思いながら買い求めた。
メルヴィル
新版 旧版
持ち帰って自宅で比較してみたら、厚さが倍近いし文字が大きい。2004年に新版として刊行されたことも確認できた。しかも、翻訳が旧版の阿部知二から八木敏雄にかわっている。岩波文庫ワイド版ほどではないものの、岩波文庫にしては活字が大きい「デカルト的省察」なみの読みやすさで、ずいぶん目にやさしい。英文原著「Moby Dick」は数年前にジュンク堂で購入しているし、上記と異なる翻訳者による「モビィ ディック」もある。八木敏雄訳の「白鯨」を、どのように読んでいこうかと想像するだけで心が弾んでくるようだ。
「文化の日」の代休で、今日が5連休の最終日になる。諸般の事情から今日はハゼ釣りにいけなくなった。それでも、この連休は、昨日のハゼ釣りとフッサールの代表作である「デカルト的省察」の通読が収穫だった。