この田んぼのものがどこの品種かはわからないけど
以前は、お米の品種といえば「コシヒカリ」か「ササニシキ」でした
それがいまでは「ササニシキ」の名前をほとんど見かけることがありません
ちょっと気になり調べてみると、作付け面積において
「コシヒカリ」が全体の4割弱を占めるのに対し「ササニシキ」は1%未満と、
数ある品種のなかでも10位圏外となっていました
悪天候や稲特有の病気に弱いことが生産者に避けられてる理由のようです
子どもの頃や年齢が若いときは品種など気にもせず、ただガツガツと白米を食べていましたが
年を経て、自分の口にするものがどこの何なのかを気にするようになると、
慣れ親しんだ味が一つ消えてしまいそうで残念な気持ちです
食卓の主役こそ奪われてしまった「ササニシキ」ですが
寿司のシャリ、いわゆる「酢飯」にはこの品種がいいと
いまでも「ササニシキ」を使用するお寿司屋さんが多いそうです
画像は一つ目の台風に耐えた稲です、今週末また台風がこの稲を襲うでしょう
天候や病気、いくつもの試練に耐えた稲がこの秋「新米」として食卓に上ります
お米の有難味、作り手の有難味を思い、手を合わせて頂きたいと思います