♪マグカップ日和

  
桧原運動公園付近の

お散歩日記です。。

コバンソウ

2020-06-22 13:55:46 | 植物

 

 

「これが全部、小判だったらなぁ..

と思って名付けられたのかどうかはさだかでありませんが

「小判草」

明治初期に鑑賞目的でアメリカから輸入されたらしく、小判も当時はすでに流通貨幣ではなかったかもしれませんが、幕末の激動期を生き抜いたその人には、先の時代にあった貨幣に似てると感じたのですね

 

小判に見える部分はイネ科の穂にあたる「小穂」と呼ぶそうです

イネ科の植物だけあってこの穂も食べるられるそうですが..

昭和平成令和と生きてきた身には、この穂がどうしても、小学生の頃に教科書で見た「三葉虫」の化石に思えて

あまり口にしようとは思えません

 

 


モチノキ

2020-06-19 21:35:35 | 植物

 

 

あまりに小さいので、それが花なのか気づきもせずにいつも通り過ぎていました

近づいてよく見てみるとほんとに小さな花がいくつも咲いていました

 

この木には天敵となる蜂が存在するらしく、発育中の種子に産卵されると繁殖の妨げとなるそうです

驚くことにその蜂の幼虫は、自らを内包している実の色を操作し、秋になっても色づくことを止め、緑色のままにすることで鳥に食べられることを防いでいるそうです

実を鳥に食されることで種子散布を拡げているこの木にとっては大問題です、なのでモチノキもただやられるばっかりではありません

この蜂が、受粉した種子にしか産卵しないことに目をつけたモチノキ、自らの木に受粉していない実をいくつも忍ばせ、蜂の産卵を妨害することで健康な種子を守っています

 

物言わず、ただ風に揺れているように見える植物も、そこには日々いろんな営みがあることを今更ながら気づかせてくれます