今回の記事は、映画のストーリー上重要な事柄に触れています。このブログでの映画の感想は、元々所謂「ネタばれ」にあまり注意を払っていませんが、今回は流石に、映画をご覧になってから読んでいただけると幸いです。
『愛を読むひと』
原作小説『朗読者』を読んだ時よりも、この映画を観た後の方が、私は長い間いろいろなことを思い巡らした気がする。
原作を読んだと言っても結末まできちんと覚えていた訳では . . . 本文を読む
「CG、空撮一切なし」という言葉に惹かれて、とにかく山の風景が見られればそれだけでいいや・・・と思い、『劔岳 点の記』を観に行った。(実はその前に見た予告編で、それ以上の期待はしない方がいいような気がしていたのかもしれない。私は新作旧作を問わず、旧日本軍の軍人と覚しき人々が登場する映画が、元々苦手なのだ。)
そして実際、この映画は「山」が主役の作品だったと思う。
ただ、新田次郎原作という物語の . . . 本文を読む