眺めのいい部屋

人、映画、本・・・記憶の小箱の中身を文字に直す作業をしています。

2015年に観た映画(劇場での日本映画編)&2015年マイ・ベストテン

2016-05-19 12:14:14 | 映画1年分の「ひとこと感想」2006~
『ぼくたちの家族』(監督・脚本:石井裕也 原作:早見和真)「家族」って、いろんなキャラがいるから家族なんだな~と。http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/dfe51c078533d4a4e9c97dae75f9259b『そこのみにて光輝く』(監督:呉美保 原作:佐藤泰志)佐藤泰志の小説、いつか読んでみたいと思いつつ、まだ探しにも行ってない・・・(『海炭市叙景』以来だから、 . . . 本文を読む
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『野火』

2016-05-19 12:08:03 | 映画・本
長々と、しかも個人的な「ひとこと感想」その14。家族も観にいったとのことで、「塚本晋也×野火」という本を貸してくれた。それを身近に置いて、表紙の写真が目に入る度に、私もこの映画のことを考えて過ごした。映画を観ている間や、その直後に感じていたことは、私にとってはあまりに個人的な領域のことなので、書かないままになっている。(私はあの「戦争」に非常に影響を受けた両親を間近に、「戦争」というモ . . . 本文を読む
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『バケモノの子』

2016-05-19 09:26:35 | 映画・本
作品自体にはあまり触れていない、個人的な「ひとこと感想」その13。(知りもしないことを勝手に「感じて」書いています。ファンの方、細田監督、ゴメンナサイ) 観た後、色々思った記憶はあるけれど、(多分あまりに「色々」だったせいで書ききれなくて)メモにはタイトルしか残ってなかった(^^;。私には、細田守(監督・脚本・原作)の作品はいつもビミョーに違和感があって、今回もそれは変わらなかった。(そ . . . 本文を読む
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『ガールズ&パンツァー 劇場版』

2016-05-18 17:58:54 | 映画・本
こんなに長くなると思ってなかった「ひとこと感想」その12。 メモには、「若い友人も来てた~(笑)」とだけ(^^;。そもそも私がこのアニメを観にいったのは、以前彼が、「SHIROBAKO」というTVアニメを見せてくれたのが発端だった。それぞれ異なる職種を目指してアニメ業界で夢を追いかける、若い女性たちが主人公のそのTVシリーズは、私にはとても新鮮で、最後まで楽しんで観ることができた。「あの . . . 本文を読む
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『映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』

2016-05-16 18:45:07 | 映画・本
映画と関係なさそーな「ひとこと感想」その11。アニメ好きの若い友人に、『GAMBA ガンバと仲間たち』の不出来(しくしく)をボヤいていたら、「もう”プリキュア”でも観にいきますか? 今回は3本立て(笑)。でも3本とも全然違う作りだから、今の日本のCGアニメで、どこまで出来るのかが見られるかも・・・」「アナタ行ったの?」「まあね。特に1本目の短編は、観てなんて言うか、ちょっと . . . 本文を読む
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『そこのみにて光輝く』

2016-05-15 10:30:04 | 映画・本
ちょっとだけ長めの「ひとこと感想」その10。 キネ旬特集の最終日に観にいった(らしい)。メモには、「賞を貰った綾野剛(主人公)よりも、千鶴さん(池脇千鶴)とその弟クン(菅田将暉)に眼がいった。(千鶴さんが、あんなにセクシィに可愛いヒトだったとは!(^^)) 主人公と彼女が初めて出会ったシーン、なんでもないように見えて、なのにあまりに初々しくて、「恋の始まりって理屈じゃないな~と」。原作が . . . 本文を読む
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『ぼくたちの家族』

2016-05-15 10:25:19 | 映画・本
ちょっとだけ長めの「ひとこと感想」その9。 よく行く街中の映画館でキネ旬ベストテン作品特集(5作品)があって、そのとき上映された1本。原作小説の雰囲気もこうなのかもしれないけれど、最初は軽い認知症のように見えた母親がもっと重い病気とわかり、父親は実は相当な借金を隠していて・・・と、深刻な状況が次第に明らかになっていくにもかかわらず、なぜかコメディーを観ているような、ユーモラスで明るい印象 . . . 本文を読む
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2015年に観た映画 (劇場での外国映画編)

2016-05-12 08:41:15 | 映画1年分の「ひとこと感想」2006~
『マダム・イン・ニューヨーク』(監督・脚本:ガウリ・シンデー 2012)「コミュニケーション」にとって「言葉」はとても大事だし、外国語の習得も重要なことかもしれないけれど、本当に大切なのは、もうちょっと違うことなんじゃないかな・・・とか、「楽しく」て「きれい~♪」で「考えさせる」作品だった。http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/822676b9758077da26568 . . . 本文を読む
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『リトル・プリンス 星の王子さまと私』

2016-05-11 16:29:10 | 映画・本
長くなった「ひとこと感想」その8。「サン=テグジュペリの『星の王子さま』出版後72年を経て、サン=テグジュペリ・エステート(権利管理者)が初めて認可した、「星の王子さま」のその後の物語」という宣伝を見て、一体どんなアニメーションになるのか、もうワクワクして観にいった。ヨーロッパとアメリカのアニメーション界からさまざまなスタッフが参加しているようで、「どこで」「だれに」作られたのかも(私などには)よ . . . 本文を読む
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『預言者』

2016-05-11 14:29:49 | 映画・本
ちょっと長くなった「ひとこと感想」その7。メモに「あらすじを前もって読んでおいて正解だった」とあって、ビックリした。(私は普段まずそういうことはしないのに、「なんでまた~?」だけど、事情を全く覚えていない(^^;) でも「正解」と思った理由はわかる。フランスの刑務所が舞台で、そこは人種間の対立が激しく、コルシカ・マフィアだのアラブ系グループだのが出てくるのだけれど、フランス語、アラビア語、コルシカ . . . 本文を読む
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『黄金のアデーレ』

2016-05-11 12:53:28 | 映画・本
長くなった「ひとこと感想」その6。 「実話に基づく」というのがなんといっても凄い。一国(オーストリア)を相手どって訴訟を起こした老婦人(「老」の字が余分な感じ)と、それを引き受けた(所謂”やり手”からは程遠い)若い弁護士。訴訟相手は夫人の「母国」であり、アメリカ在住のユダヤ系である2人にとっては、第二次大戦中のナチスによる迫害の結果生じた事態を、「母国」が平然と無 . . . 本文を読む
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『バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

2016-05-09 20:42:11 | 映画・本
ちょっとだけ長い「ひとこと感想」その5。 メモを読んで驚いた。こんなこと書いてたんだ・・・「イニャリトゥ監督の作品に出会うと、私はなぜか、”自分と全く関係ない”モノを観ている気分にさせられる(らしい)。テンポが速く、面白いといえば面白いのに、見てるのがだんだん億劫?になってくるのに、最初のうちは困った。でもこれは、主人公の人物設定が、自分のコト(というか自分が関心 . . . 本文を読む
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『アメリカン・スナイパー』

2016-05-08 15:24:10 | 映画・本
長くなった「ひとこと感想」その4。鑑賞直後のメモが長かったので、そのまま書くと・・・ブラドリー・クーパー(製作にも参加?)は、私にとってはいつも”異国の”俳優さんだったけれど、今回初めてそう感じなかった。人相が変わるほど体重を増やして役作りをした彼は、ムズカシイ役柄を非常に「感じよく」演じていたけれど、観ていて私が終始感じたのは「テキサス」という文化風土だった気がする。クー . . . 本文を読む
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