長くなった「ひとこと感想」その3。観た直後のメモに、結構イロイロ書いてあったので引用すると・・・「ヒロインが終盤口にしたセリフー『私に必要なのは恋じゃなくて、敬意を払われることなの』ーが、とてもスッキリしていたのが印象的だった。」「『コミュニケーションというのは、たとえ会話の最中であっても、非言語的なものが6割以上を占める』というデータも、ちょっと頭に浮かんだ。この映画で言うと、人が母国語で話して . . . 本文を読む
自主上映された日本映画で、観たのは3本だけでした。(観にいくつもりで行けなかったのは、『戦場ぬ止み』『花と兵隊』・・・などなど)
『日本と原発』(製作・監督:河合弘之 構成・監修:海渡雄一 製作協力:木村結 2014)製作・監督も構成・監修も、本職は弁護士さんだとか。映画とは全く違う世界で仕事をしている方たちが自力で?作ると、所謂「しがらみ」だの利害関係だのが無いせいか、正直至極?な内容になるん . . . 本文を読む
去年自主上映で観た映画は16本でした。(外国映画が13本、日本映画は3本だけです) 最近では1年間にスクリーンで観る本数が、自主上映・映画館の両方を合わせてもせいぜい4、50本なので、1年分の感想を書くのもだいぶ楽になりました~(^^)。以下、鑑賞順です。☆ 『海と大陸』(監督・脚本:エマヌエーレ・クリアレーゼ 2011 イタリア=フランス)1年以上前に観た映画で、物語の細かいことは全部忘れていた . . . 本文を読む
長くなった「ひとこと感想」その2。 (結末に多少触れています)ごくごく地味な映画なのだけれど、観ている間も観た後も、妻を演じたコン・リーの表情が頭から離れなかった。文化大革命の時代に収容所送りになった夫が、20年ぶりにやっと帰ってきたというのに、妻は心労のあまり夫の記憶だけを失い、目の前にいる彼がわからない。仕方なく、夫は他人として向かいの家に住み、娘の助けも借りて、妻に自分を思い出してもらおうと . . . 本文を読む
ちょっとだけ長くなった「ひとこと感想」その1。車椅子の天才理論物理学者として有名なスティーヴン・ホーキング博士と、その(元)妻ジェーンの物語で、博士を演じたエディ・レドメインはアカデミー主演男優賞を受賞した。でも、今も私の記憶に鮮やかなのは、夜空に咲く打ち上げ花火がそのまま「宇宙」へと繋がる美しさと、それを大きく眼を見開いて見つめるスティーヴンの表情。宇宙の起源を探りたい、すべてを説明する「理論」 . . . 本文を読む