最近観た映画の中で、印象に残ったものの感想をちょっとだけ。
『パンズ・ラビリンス』
「スペイン内戦の残酷さも凄いけど、女子どもの無残さ(まさに虐待!)にも胸がつまる思い・・・」と、手元のメモに書いてある。ああいう辛さ、切なさ、何より怖さ!を、非常に上手にファンタジーとして仕上げているのに、文字通り呆然となった。(それにしても、あれほどの美しさと残酷描写、その徹底の仕方って一体何なんだろう . . . 本文を読む
とにかく、「身も蓋も無いような現実」とか、所謂「悪い人」は出てこない。それがこの作品の気持ち良さなのだと思うのだけれど、ストーリーの途中、12歳の主人公(ピアノと数学の天才!)がネット上の投資で巨額の利益を上げ、それで大好きな祖父や経済危機に陥りかけた両親へ「資金援助」をするようになる辺りから、なんだか妙な感じがしてきた。(その後は全てがハッピーハッピーになって、それまでのきめ細かな描写の仕方とあ . . . 本文を読む
映画のことを書き始めると、なぜか記事がどんどん長くなって、おまけに文章は重くなる。別に深刻なことを書きたい訳じゃない。ただ単に、精神的エネルギーが足りなくて「頭が回らない」だけだと思う。
それでこのところ、観た映画のことがなかなか書けない。このままだとどれも忘却の彼方~になりそうなので、とりあえずどうしても覚えておきたいことだけでも、書いておくことにした。
この『長江哀歌』はドキュメンタリー . . . 本文を読む
何年か前、美術館で「大(Oh!)水木しげる展」なる企画があった。(土佐はそもそも妖怪がポピュラーな土地なんだとか。)
会場に「取り憑かれてお困りの妖怪、お祓いしてあげます」コーナーがあったので、子どもの頃からホトホト困っていた「ヨーカイ・ドキドキ」の名前を書いて、「お祓い箱」に入れた。(ものすごーくドキドキしたのは、ヤツが必死で抵抗してたのかもしれない。)
でも、知り合いが前から歩いてくるだけ . . . 本文を読む
ウチの廊下にはダンボール箱がぞろぞろ。壁際にずーっと並んでるんで、初めて見た人は一瞬黙る。
といっても、積み上げてはない。(1箱12キロ。そんなアブナイことできない。)
箱の中身は、だいたい水のペットボトル。箱の上にはワケノワカランもんがごちゃごちゃ。(缶詰だの水で戻るご飯だの子供用の大工道具だのウィルスも通さぬマスクだの。)
こういうのを称して「備えあればウレシーナ」って言うんだそーな。( . . . 本文を読む
私のヒコーキはへろへろとしか飛ばない。
思い当たるフシがあろうとなかろーと、高度がいつの間にか下がってくるのは日常茶飯。
この数週間は、目出度くとうとうどこぞに着水。
ヒコーキごとあっぷあっぷしてたら、どでかいファラオが振り回してる網に捕まってしまった。
しかたなく、しばらく宙吊りになってたんだけど、ファラオなんて気まぐれ。網ごと放り出してどっか行っちゃったんで、なんとか脱出。
例によって、 . . . 本文を読む