もうひとつの部屋

昔の記憶に、もう一度会える場所にしようと思っています。

⑪ 下手な写真から、初めて名前が判った鳥は… (ハヤブサさん)

2021-05-31 17:23:06 | 家から半径1㎞で出合った野鳥たち

「下手な写真」というのはもちろん、私が撮ったモノ。


身近で見かける鳥さんたちに

興味を持って、まだ間がない頃のこと。

家族がデジカメを貸してくれたものの

その操作の仕方も覚束なくて…

 
名前が判るのは、スズメにキジバト。

カラスやセキレイは種類がアヤシイ。

川縁で見かけるカモさんたちも

なんとかワカルのは、ヒドリガモだけ。

(ツバメは判るけど、まだいない季節)


なので、とにかく「とまってる」鳥は

なんでもいいから写してみようと。


でも… 当然のことながら

そもそも「飛ぶヒト」を写真に撮るのは

私にはとても難しくて…


民家の屋根や電線に、とまってるのを

写そうとしては逃げられる… の連続。


辛うじて写せたとしても

曇ってるとか、逆光だとか…

はたまたあっち向いてたり

足だけ、オナカだけ、シッポだけ。


それでも、「誰かワカラナイ」ヒトが

さらに謎を深める…という写真は少なくて

大体は「知ってる」ヒトたち…

ということだけは判ってきた。

 
「スズメに似た鳥」が、正真正銘

スズメだった…を繰り返すうち

「本当に正体不明」な的は絞られてきて…



その頃やっと、PCに移した写真が

「拡大できる」ことに気づく。

(やっとのやっとで、そこまで来た)


ずっと気になっていた

和風建築の屋根近くにいる

モノトーンの鳥さん。


ハトのような、そうでないような

カラスみたいに黒くないけど

大きさはもしかしたらそれくらい?


何枚か撮った写真を拡大してみて…

もう、ほんと~~にオドロイタ!!!


このヒトは…もしかして…もしかして…

あの「ハヤブサ」さんじゃないの~?


白いオナカに細い横縞

畳んだ羽根は黒っぽいグレイ

黒いアタマと、顔にはあのモミアゲ印!

絵に描いたような姿がそこにあって…


嬉しくて、嬉しくて、でも

「あんな住宅地になんで居たの~??」

 

その後は二度と会えなかったヒト。


それでも、拡大してボケボケの写真を

私のPCの「壁紙」にして

毎日眺めてた頃を思い出すと

今でも、なんだか

幸せな気持ちになるのです。

 

 

 

コメント
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