日本の2020年度末の債務残高は1216兆円、過去最大だが、インフレさえ起こさなければ、国債の発行額は気にする必要はないという。むしろ長期のデフレ不況が続き、コロナ禍やエネルギー価格高騰で国民生活が苦しい今は、積極的に国債を発行し、国民に借金をばらまくべきだとも述べているのは経済学者の井上智洋氏である。なお、井上氏は、こんな見解を述べると近年注目されているMMTいわゆる現代貨幣理論に近いと思われるかもしれないがMMTに全面的に賛成はしていないともいう。ただ自国通貨を持つ国にとっては、財政赤字自体は全く問題ないと考えているとも述べている。 . . . 本文を読む