さぁ!
いよいよ、みんなが楽しみにしている一大イベント
『全国コブ選手権大会』当日です。
今日は しなくていい前置きはカットさせていただきます
ただでさえ、長くなりそうな予感ビシビシなので...
写真は、今の段階では、自分カメラの手持ち分はあまり撮ってなかったし
後から後から送られてきて収拾ついてない状態なので後からゆっくりと見て追記することにさせてもらいます。
まず今回特殊なのは、さすがの月山といえども今年は雪不足。
そのため、スキー場とSTAFF苦渋の決断により
大会コースはTバーよりも遥か下。
よって、全てハイクアップで行われます。
自分のペースではなく、大会のペースに合わせて登らなければなりません。
これは確かにキツイ
しかし、望むところです!
最初に始まるのはコースインスペクション。
という名の公開練習ですね。
きのうのコースクローズ後の整備と、雪解けにより
昨日とはかなり違ったコースになっています。
基本的には、どちらも同じ設計で平等に、、
ですけど、、その特徴は当然ながら同じではありません。
大雑把にまとめると、昨日とは優劣が逆転した形になっていました。
赤コース:スピードライン
だいぶ縦向きになりましたね...
スピードに自信のある人は、こちらで勝負するとよりいい感じです。
ただ、一歩間違えればコントロール不能→暴走
という、危ういラインです。
青コース:コントロールライン
ターン重視、確実にコントロールする滑り方をする人に向いているラインということですね。
その後、決勝時点では途中3コブほどが完全に潰れ、リズムを崩しやすいリスキーラインとなりましたが、
オレは最後までこちらで押し通しました。
たぶん、赤も..具体的にはわかりませんがそうそうたやすく滑れるラインであったはずはありません。
どちらも
当然大会が進むにつれ、
より深くより荒れ
より難しく変わってゆくのは当然です。
予選は各コース1本づつを滑ります。
ゆーはあいかわらず、お構いなしの爆走!
もう奴を止められませんわ...
しかし、世の中にはもっと恐ろしい方々がおりまして
ほとんどチョッカリ選手権の再来...
いや、確実にモーグル的な滑りであれば何も問題はないと思うんですけど、
今回のコース的に、ゴールエリアを広くは取れないの承知でアレは...
ジャッジ席に突入、、椅子をふっ飛ばす
(ゴール付近で観ている)ギャラリーは逃げる!!
コ...コエー
今回のジャッジ設定はスピード重視宣言!
スピードを抑えた綺麗な滑り
よりも、
スピード勝負。
とはいえ...
確かに派手な滑りで盛り上がるんですけど、
ギャラリーとジャッジに恐怖を与えるSuper Runは、如何なものかと。
採点が下されるまでどの滑り方がいい、悪いは誰にもわからなかったんですけど
結果、チョッカリ選手権はもっと安全な..他所でやってくれ
というような、至極常識ある採点になったようです。
で、自分はというと
1本目・赤コース
うーん
やらかしました
見た目はそんなに酷くもなかったようですけど、
自分的には、
「オワッタ~」
という感じがしましたです。ハイ。
2本目・青コース
朝のインスペで、今日の自分は絶対こっち!
と確信してました。
ほぼノーミスで滑り切れました。
ただ、絶対的スピードが足りないのは自分でもわかっていたので、
その辺のところ、ジャッジにどう判断されているのかは不安でした。
そして休憩後、予選の結果発表!
なんと。
まさかの、親子ワンツー!
もうちろん、ゆーは1位通過。
まさか!なのはオレ2位なの!?
なんでだろう
申し訳ない
と思いつつ、かなりホッとしました。
事前に決まっている、
決勝・デュアルノックダウンの対戦表上、
予選1位と2位の対戦は、スーパーファイナル=優勝決定戦
以外にはあり得ない。ということです。
これで、ゆーと対決せずに済む...
いや。それは違う。卑怯な考え方ですね。
コブ選のスーパーファイナルという大舞台で、
ゆーと親子直接対決をすることができるかもしれない
という、またとないチャンスです
そうなればこの大会 どれほど盛り上がるだろうか
そんな光栄なこと、もう一生ないかもしれない。
これは。
絶っっ対に、、スーパーファイナルまで生き残らなければならない。
そう思い直して、スタート地点へハイクUPしました。
しかし...
オレはいつも、
『運も実力のうち』
よくそう言います。
でも今回ほど、その運を嘆いたことはありません。
絶好調でぶっ飛ばすゆー!
決勝1本目。
前・赤倉大会のチャンピョンを破り
そして決勝2本目の対戦相手は
おととしの月山大会のチャンピョン。
そのどちらも
事実上の優勝決定戦、と言っていいほどの戦い
特に2本目は、以前ゆーがスーパーファイナルで破れ、悔し涙を流した相手です。
そのS氏に...
ゆー、まさかの転倒で再び破れる!!
誰もが溜め息...
言葉が出ない..
ゆー
自分も含め、みんなから優勝を期待され
事実、優勝候補筆頭であることは誰もが納得するところ
その ゆーが、負けた...
近くにいれないので表情はわかりようもありませんが
ゆーの悔しさ...
その心中、察するに余りある
3回戦も勝ち上がった自分は、
負けたゆーを後に、ハイクUPしながら
「勝ちたい、じゃない。勝つんだ!」
繰り返し
自分に言い聞かせながら一歩づつ
呼吸を整えるようにゆっくり、ゆっくり登りました。
後に続いて登ってくる...次の対戦相手には聞こえていたかもしれません。
さらに。
男子の先に行われる、
女子決勝・スーパーファイナル。
スタート地点で待機するのは自分とその対戦相手だけ。
上から女子決勝を見ていて
デッドヒートの末、きょんちゃん敗れる...
スタートに立ちながら 涙が出てきました。
いつでも、どんな時でも笑顔のきょんちゃんですが..
今も笑顔で握手してるんだろうな。
でも、悔しいよね。
オレも悔しいです。
あたりまえだろ!
悔しくないわけがない!
みんな、本気でやってんだよ!!
きょんちゃんだけじゃない
ゴールで応援しているみんな、
それぞれに、それぞれの思いを持っている。
でも、
いやだからこそ、
んー、、どういったら良いんだろう。
そういうの関係ないか。
ただただ、心から仲間を応援しているんだよ
これは絶対やらなければならない。
やってやる。
勝つ、負けるじゃない。
全力で、本気で滑ってるオレをみんなに見せてやりたい。
そう思った時
全てのブレーキが外れた。
最後の1本。
決勝・スーパーファイナル。
正直、とても褒められたような滑りではない。
決してスマートでもない。むしろカッコ悪かったと思う。
足はもう限界、、後ろのモモ裏がプチ!っていった..
でも、今の自分の限界、
全力を出した。出し切った。
ゴールを切った後
コントロール不能のまま
なんの偶然か仲間が応援する目の前で
テールが刺さって停止した
全国コブ選。
またの名を 不整地総本山・月山対決。
しばし東北から圏外にあった『コブの達人』の称号を、
月山ローカルが再び奪還した瞬間。。
その後は、もう涙で言葉にできません。
最後に、送ってもらった動画つけときますので。
さぁ。
気持ちを切り替えて、大会後のお楽しみ♪
これをやらなきゃ、一年が終わらないよね
みんなで楽しく、デュアルトレイン♪
今回は、ゆる~い感じで。
おかわりも、もう2杯!
大会関係者は既に全員撤収!
誰もいない(笑)撮影:たまたまそのへんにいた知らない人
最後に聞こえてくる、ささやかな拍手が嬉しい
トレイン初めて体験の人もまじってるけど、結構楽しそうでしょ?
からの、
一緒に閉会式&表彰式~
その後みんなでオロナミンCで乾杯しました~
また来年も
というほど、コブ選は甘くはない。
もちろん、オレもやるからには本気出しますよ。
でも、別にオレである必要はない
コブ班の誰かが
コブの達人の栄誉をもぎ取って
またみんなで歓びを共有できれば、それが最高に嬉しいことだと思う。
そんなコブ班が
オレはいとおしい。
誇りでもある。
最高の仲間達だと思います。
そして勤務中の月山リフト&TバーSTAFFのみなさんも
応援してくれていて
声を掛けてくれ喜んでくれました。
オレは…
厳しい時も
穏やかな時も
月山が大好きです!
"コブの達人" は、
月山ローカル
コブ班
みんなへの称号です
個々人それぞれの思いを胸に
一昨年、みんなで分かちた ゆーの悔し涙を覚えていますか
今日、みんなで嬉し涙をわかち合えたことを何よりも、一番うれしく思います。
みんな、、感動をありがとう!たやっち Thanks!