山登り屋さんの朝は、我々のようなコブ屋とは比較にならんくらい早い😂
4時、5時くらいからもう鈴の音がチリンチリンしていたけど。
きょんちゃんの
「朝焼けが綺麗」
興奮したLINEで起こされ車外に飛び出すと
なんとミラクル
・・・オレは出遅れたので
朝焼けのフィーバータイムは既に終了
でもさ、
昨夜の、ひとコブ半しか見えない白い闇から一変!
これはテンションも上がるよね
もう、パチ!っと目覚めてそのまま準備行動に入る。
ゆったりだけど我々的には早々と朝ごはん食べて、、準備万端
しかし、昨夜から車泊してるチームのうちでは限りなくビリに近い
(実際は前々日からいたし)
がそれでも6時過ぎには出発
めちゃめちゃ汗だらだらしながら高度を上げる。
きのうカニと遊んでいた海抜0mから、目指すは2236m。
↑朝に写真を撮っていたシャジン。
この時には全く気付いていなかったけど、
のちに衝撃的なことに
月山でもいつも見ていた花。
ここで初めて見た花。
みんなでわいわいしながら花さんぽ
スターマイン
ぱおーんもいっぱい
ちょっと出てる
ぽやぽや地帯
超高層シオガマ
そういえば、鳥海山の扇風機は白花ばかりだった
ピンクの扇風機はぜんぜん見なかったけど、種類が違うのかなあ
賽の河原。
ここから本隊は1号雪渓方面へ。
オレとたやっちは身勝手行動、わざわざ裏街道を進む。
どうせ、どっち行っても目的地は同じだし😂
と思ったのだけど。進路は雪渓とはあさっての方向へゆく。
「なんか、こっちからだとめちゃめちゃ遠回りじゃね」
ちょっと後悔しつつ、でも今更後戻りは選択肢に無い
二人で急な登りを汗していたら、
いつのまにか本隊が後方から接近していた。
「あっちは行き止まりで戻ってきた」
・・・実は裏街道に思えた、こっちが正規ルートだったらしい
すぐに道を外れたがる奴らも、たまには役に立つもんだね
そしてこのあたりから雲の中へ。
下界は晴れでも山頂はすっかりガスらしい。
そして第2チェックポイント・御浜小屋。
せっかく来たならぜひ見たかった鳥海湖。
時折、ガスの中からチラっと見えた!
うん。これだけでも十分満足
うっかりUターンしそうになるけど、実はまだまだこれから。
では、先へ進もう。
帰りに気づいたんだけど、
カニカマは陽の当たる側が赤くなるらしい。
これは全周赤いけど、裏表が半々で紅白のカニカマもあったよ
この木道は歩きやすいラクできる部分
でも、これがずっと続くと思っちゃいけません。
鳥海山をなめんなよ
次第に傾斜が急に。
そして岩場に。
更に。せっかくここまで登ったのに、次に待つのは急降下笑
ここはきょんちゃんの言う、"コンサート会場の入り口"
最初意味わかんなかったけど、
ボブスレーコースを想像してもらえるとわかりやすいと思います。
コース内はガレた細かい火山砂利的なで非常に滑りやすい。
防護柵のないヘアピンカーブでは誰かが転倒コースアウト?
そのまま薮へスライディング突入して行った形跡もあったりします
そしてボブスレーコースを完走した先
ゴール地点にあったのは大雪渓
でも、ここまであわ良くば滑りたい。という気持ちは無くはないけど、この後の展開を考えると
SKI担いでこなくてよかったー
と心底思った
ここ先、ゆく道は
さらに厳しく。さらに険しく。
やっとの思いで2番目の小屋に到着。
ここで休憩&お昼ごはん
・・・の後。
「じゃ、ここに荷物を置いて山頂へ行きましょう」
ここが山頂じゃなかったのか←視界が悪いので周囲の状況がわからない(^^;
すぐそこなのかと思えば、あと30分くらい。と。
ではなぜわざわざ荷物を置いてゆくのかというと
え?
ええ?
そういうことなのね
すげー
山頂へは一種のアトラクション。
身軽な方が絶対いい!
ましてやスキーやボード担いで、なんて絶対無理!!死にます
ライオンKING岩
山頂ではないけど、ここにも登るよ
・・・ザンネンながら、何も見えない。
諦めて一度下りたら、誰かが叫んだ。
「海が見える」
ダッシュで戻りました
んー。確かに。
でも、雲の動きが早くて、見えるのは一瞬。
そして、ガスでカメラのピントが思うように合わない。
粘る。その一瞬を期待して。
風がめっちゃ強い。足場は悪いし、つかまるとこは無いし、
ふざけてるとまじで墜落しそうだ
キターー!!
・・・と言ってしまいたくなるよね。
粘り勝ちだ
向こう側の岩でも、くみちゃんが仁王立ちでシャッターチャンスを狙っている。
いや、オレを撮ってるのかもしれない。笑
↓向こう側からくみちゃんが撮ってくれた写真📸
くみちゃん下りてきて!
もういちど真の山頂へ登ろう。
さっき、一度は登って写真もとったのだけどガスガスだったので
TAKE2撮り直しです
イエー
ここの山頂岩場は狭くてね。
来る人、来る人、知らん人同士、交代で写真を撮ってあげる。
こんどは撮ってあげる番だけど
オレはこっちの方がおもしろかったわ
なにかたくらんでそうな、薄ら笑いのたやっちと
超絶くつろいでるきょんちゃん
さて。じゃぁ、下山しますか。
といっても、このまま下りるわけじゃない。
外輪山をぐるりします。
登って降りて、登って降りてしながら再び雪渓。
ここはさっきの雪渓よりも転がってる岩が少ないから滑りやすいかも
(いや。無理。)
そして更に。
ここは、朝渡ってきた雪渓を上から眺める、の図。
これで外輪山を1周してきたわけだ。
・・・というのをしばらく前に言ってたらしいけど
全然ひとの話を聞いてなかったオレは
「あの雪渓、、人が渡った跡がついてるよ!!」
「誰かあそこ通ったんじゃない」
「そこ渡るの??」
と興奮。
「だからそこ、朝通ってきた!って言ったじゃん!笑」
「今からまたもう1周するつもり?」って
いや。今日はもうやめとくよ。
で、最初のほうで予告したやつですが。
わかります?
なんと、シャジンもぱおーんするんですよ
すげー感動しました!
【追記】
今になって気付いたのですが、
上向いてぱおーんと
下向いてぱおーんはおそらく別種ですね。
どっちがシャジンでどっちがニセモノなのか、そこまではわかりません😅
月山では見たことない、
チョウカイアザミ(ほんと?)は毒々しい地獄色
謎の境界杭
そう。
あれに見えるは、今朝通ったボブスレーコース。
コンサート会場の入り口です。
ここでようやく我々は、紛れもなく1周してきたこを理解したわたくし。
あ。
そろそろ雲の下に抜ける!
この長い長いくだり坂を・・・
下りきったらもうすぐ駐車場
かと早とちりしてたら、再び登り
そしてひと山越えたら、
あ...
あそこは。
そう。御浜小屋。
駐車場など、まだまだ先です(笑)
しかし、朝はかろうじて、
見えた鳥海湖がばっちり
あれが魔女の瞳というやつなのかな?
雪解け時期の魔女の瞳は、さぞ美しいそうです
山頂には雲の傘被ってますね。
とんがった岩が、ちらりと見えたり見えなかったり。
ここで休憩。下山へ向けた最後のHPを回復します。
いざ。
夕日を浴びたぽやぽやが綺麗
見慣れたニッコウキスゲもめっちゃ鮮やか
たしか満開だったはずのたやっちの靴花。
ちょっと萎んじゃったみたい
あ
ふとみれば、、日本海に
そういやもういい加減、夕方だもんね。
ここまでくれば、着いたも同然。
展望台のベンチでさっきまで居た山を眺める。
それにしても、結果天気良くて。
日焼け止めを塗ってなかった耳たぶが、こんがりいい色になっちゃったみたいです。
「耳がかりんとうみたくなってるよ」って。
山頂のとんがり岩も姿を見せてくれた。
そしてようやく
12時間ぶりに駐車場へ帰還
からの、ノンアルで乾杯
誕生日が近い、、とかいうやつがいたので、
ついでにささやかなお祝い
時刻はマジックアワーとかいうやつ。
宴は中座。もちろん店を広げっぱなし、、
日本海に沈む夕陽をみる。
太平洋側に住む人間にとって、、この光景はいつまでも zutto見ていたい。
作戦行動時間 12時間。
その後の宴会 1時間w
その後に待つ、運転 4時間ww
今日のことは今日せよ!が常のオレですが
さすがに昨夜、家に帰ってからブログを更新する余力はありませんでした
でも、ほんと行ってよかった。
豪雨の中、車内で4蜜も
登山なのになぜか海遊びも
酒田ドライブも
もちろん、初体験の鳥海山も。
みんなと一緒でめちゃめちゃ楽しかった。
みんな!
ありがとね!!