team 8485番地 ・ またの名を(ほぼ)面白山日記

"チーム月山・コブ班" ....と人は言う。

20/08/10 コブ班・夏の山登り遠足Ⅱ

2020-08-11 11:14:17 | '19-'20

山登り屋さんの朝は、我々のようなコブ屋とは比較にならんくらい早い😂
4時、5時くらいからもう鈴の音がチリンチリンしていたけど。

きょんちゃんの
「朝焼けが綺麗
興奮したLINEで起こされ車外に飛び出すと

なんとミラクル


・・・オレは出遅れたので
朝焼けのフィーバータイムは既に終了

でもさ、
昨夜の、ひとコブ半しか見えない白い闇から一変!
これはテンションも上がるよね

もう、パチ!っと目覚めてそのまま準備行動に入る。
ゆったりだけど我々的には早々と朝ごはん食べて、、準備万端

しかし、昨夜から車泊してるチームのうちでは限りなくビリに近い
(実際は前々日からいたし
がそれでも6時過ぎには出発







めちゃめちゃ汗だらだらしながら高度を上げる。
きのうカニと遊んでいた海抜0mから、目指すは2236m。



↑朝に写真を撮っていたシャジン。
この時には全く気付いていなかったけど、
のちに衝撃的なことに


月山でもいつも見ていた花。
ここで初めて見た花。

みんなでわいわいしながら花さんぽ



スターマイン


ぱおーんもいっぱい


ちょっと出てる


ぽやぽや地帯


超高層シオガマ

そういえば、鳥海山の扇風機は白花ばかりだった
ピンクの扇風機はぜんぜん見なかったけど、種類が違うのかなあ




賽の河原。
ここから本隊は1号雪渓方面へ。
オレとたやっちは身勝手行動、わざわざ裏街道を進む。

どうせ、どっち行っても目的地は同じだし😂
と思ったのだけど。進路は雪渓とはあさっての方向へゆく。


「なんか、こっちからだとめちゃめちゃ遠回りじゃね

ちょっと後悔しつつ、でも今更後戻りは選択肢に無い
二人で急な登りを汗していたら、
いつのまにか本隊が後方から接近していた。



「あっちは行き止まりで戻ってきた」

・・・実は裏街道に思えた、こっちが正規ルートだったらしい









すぐに道を外れたがる奴らも、たまには役に立つもんだね

そしてこのあたりから雲の中へ。
下界は晴れでも山頂はすっかりガスらしい。



そして第2チェックポイント・御浜小屋。
せっかく来たならぜひ見たかった鳥海湖。
時折、ガスの中からチラっと見えた!



うん。これだけでも十分満足
うっかりUターンしそうになるけど、実はまだまだこれから。
では、先へ進もう。






帰りに気づいたんだけど、
カニカマは陽の当たる側が赤くなるらしい。
これは全周赤いけど、裏表が半々で紅白のカニカマもあったよ







この木道は歩きやすいラクできる部分
でも、これがずっと続くと思っちゃいけません。
鳥海山をなめんなよ



次第に傾斜が急に。
そして岩場に。





更に。せっかくここまで登ったのに、次に待つのは急降下
ここはきょんちゃんの言う、"コンサート会場の入り口"
最初意味わかんなかったけど、
ボブスレーコースを想像してもらえるとわかりやすいと思います。



コース内はガレた細かい火山砂利的なで非常に滑りやすい。

防護柵のないヘアピンカーブでは誰かが転倒コースアウト?
そのまま薮へスライディング突入して行った形跡もあったりします



そしてボブスレーコースを完走した先
ゴール地点にあったのは大雪渓



でも、ここまであわ良くば滑りたい。という気持ちは無くはないけど、この後の展開を考えると
SKI担いでこなくてよかったー
と心底思った

ここ先、ゆく道は
さらに厳しく。さらに険しく。






やっとの思いで2番目の小屋に到着。
ここで休憩&お昼ごはん



・・・の後。

「じゃ、ここに荷物を置いて山頂へ行きましょう

ここが山頂じゃなかったのか←視界が悪いので周囲の状況がわからない(^^;
すぐそこなのかと思えば、あと30分くらい。と。
ではなぜわざわざ荷物を置いてゆくのかというと



え?



ええ?



そういうことなのね



すげー

山頂へは一種のアトラクション。
身軽な方が絶対いい!
ましてやスキーやボード担いで、なんて絶対無理!!死にます




ライオンKING岩
山頂ではないけど、ここにも登るよ





・・・ザンネンながら、何も見えない。

諦めて一度下りたら、誰かが叫んだ。
「海が見える

ダッシュで戻りました



んー。確かに。
でも、雲の動きが早くて、見えるのは一瞬。
そして、ガスでカメラのピントが思うように合わない。

粘る。その一瞬を期待して。
風がめっちゃ強い。足場は悪いし、つかまるとこは無いし、
ふざけてるとまじで墜落しそうだ



キターー!!



・・・と言ってしまいたくなるよね。
粘り勝ちだ



向こう側の岩でも、くみちゃんが仁王立ちでシャッターチャンスを狙っている。
いや、オレを撮ってるのかもしれない。笑

↓向こう側からくみちゃんが撮ってくれた写真📸



くみちゃん下りてきて!
もういちど真の山頂へ登ろう。



さっき、一度は登って写真もとったのだけどガスガスだったので
TAKE2撮り直しです



イエー


ここの山頂岩場は狭くてね。
来る人、来る人、知らん人同士、交代で写真を撮ってあげる。

こんどは撮ってあげる番だけど
オレはこっちの方がおもしろかったわ


なにかたくらんでそうな、薄ら笑いのたやっちと
超絶くつろいでるきょんちゃん


さて。じゃぁ、下山しますか。

といっても、このまま下りるわけじゃない。



外輪山をぐるりします。
登って降りて、登って降りてしながら再び雪渓。
ここはさっきの雪渓よりも転がってる岩が少ないから滑りやすいかも
(いや。無理。)










そして更に。


ここは、朝渡ってきた雪渓を上から眺める、の図。
これで外輪山を1周してきたわけだ。

・・・というのをしばらく前に言ってたらしいけど
全然ひとの話を聞いてなかったオレは

「あの雪渓、、人が渡った跡がついてるよ!!」
「誰かあそこ通ったんじゃない
「そこ渡るの??」
と興奮。

「だからそこ、朝通ってきた!って言ったじゃん!笑」
「今からまたもう1周するつもり?」って



いや。今日はもうやめとくよ。



で、最初のほうで予告したやつですが。





わかります?
なんと、シャジンもぱおーんするんですよ
すげー感動しました!

 

【追記】
今になって気付いたのですが、
上向いてぱおーんと
下向いてぱおーんはおそらく別種ですね。
どっちがシャジンでどっちがニセモノなのか、そこまではわかりません😅



月山では見たことない、
チョウカイアザミ(ほんと?)は毒々しい地獄色

謎の境界杭






そう。
あれに見えるは、今朝通ったボブスレーコース。
コンサート会場の入り口です。



ここでようやく我々は、紛れもなく1周してきたこを理解したわたくし。
あ。
そろそろ雲の下に抜ける!
この長い長いくだり坂を・・・



下りきったらもうすぐ駐車場

かと早とちりしてたら、再び登り

そしてひと山越えたら、

あ...
あそこは。



そう。御浜小屋。
駐車場など、まだまだ先です(笑)




しかし、朝はかろうじて、
見えた鳥海湖がばっちり



あれが魔女の瞳というやつなのかな?
雪解け時期の魔女の瞳は、さぞ美しいそうです


山頂には雲の傘被ってますね。
とんがった岩が、ちらりと見えたり見えなかったり。



ここで休憩。下山へ向けた最後のHPを回復します。
いざ。



夕日を浴びたぽやぽやが綺麗



見慣れたニッコウキスゲもめっちゃ鮮やか



たしか満開だったはずのたやっちの靴花。
ちょっと萎んじゃったみたい




ふとみれば、、日本海に



そういやもういい加減、夕方だもんね。
ここまでくれば、着いたも同然。
展望台のベンチでさっきまで居た山を眺める。


それにしても、結果天気良くて。
日焼け止めを塗ってなかった耳たぶが、こんがりいい色になっちゃったみたいです。
「耳がかりんとうみたくなってるよ」って。






山頂のとんがり岩も姿を見せてくれた。


そしてようやく
12時間ぶりに駐車場へ帰還

からの、ノンアルで乾杯
誕生日が近い、、とかいうやつがいたので、
ついでにささやかなお祝い




時刻はマジックアワーとかいうやつ。



宴は中座。もちろん店を広げっぱなし、、



日本海に沈む夕陽をみる。

太平洋側に住む人間にとって、、この光景はいつまでも zutto見ていたい。




作戦行動時間    12時間。
その後の宴会    1時間w
その後に待つ、運転 4時間ww


今日のことは今日せよ!が常のオレですが
さすがに昨夜、家に帰ってからブログを更新する余力はありませんでした

でも、ほんと行ってよかった。

豪雨の中、車内で4蜜も
登山なのになぜか海遊びも
酒田ドライブも
もちろん、初体験の鳥海山も。

みんなと一緒でめちゃめちゃ楽しかった。

みんな!
ありがとね!!


20/08/09 コブ班・夏の山登り遠足

2020-08-09 19:24:31 | '19-'20

大曲
あぁ大曲
おおまがり。
(花火大会中止ザンネンの俳句)

今年はね、
初めての、
桟敷席で観るぞー!✨✨
って。
2月から予約入れて楽しみにしていたのにパァ。
残念無念しかたない😭

ま。そのかわり。
「じゃ、夏の遠足どこいこうか?」
みんなで相談した結果、

「いっぺん行ってみたい」
「けど行ったことない」
という声の多かった、鳥海山✨に決まりました。
この仲間達と行けば、何処行ったって楽しいに決まってるしね\(^o^)/



夜の国道を走り、現地到着はちょうど AM0:00。

下界もずっと雨だったけど
天上界は一桁上。
叩き付ける雨。
車を揺さぶる風。
これは台風♪

外に出た瞬間、やられる(笑)
トイレへの一往復で着替えが必須
南無~
もう二度と外には出られないから、
各自が車内でLINEリモート飲み会🍻

雨音もやかましいけど、
暴風に車が揺すられてひっきりなし震度4な感じが非常に寝づらい

その後雨風はさらに猛り狂い(・・という表現が合ってると思う)
外で龍が暴れまわっとる。
平地いる人にはわからんと思うけど、、
並の台風だって全然、こんなに攻撃的ではないよ(・・;)

これはアカン。さすがにオレでも。
こんな日に山登りなんて、 ダメ。ゼッタイ。
ていうか、車から外に出ただけで瞬殺されるyo💦

そんななか
強引にどや号に四人集まって
きゃん督作の贅沢朝食会✨✨

から、ぐたぐた。
休憩所でもさらにぐたぐた





ようやくお昼頃に雨が弱まったので動き出す。

オンラインじゃんけん、、
んー。。
後だし疑惑が拭えないけど😂


とりあえずうーた号で真っ白い山を下ります。




雲の境界を抜けると・・

うみー‼️\(^o^)/

・・な写真かと思ったらその前に。

『グー✊で勝ったよ』アピールしてるらしい😂

ちょっといってみよう。





カニを追って、
魚を追って、










またここですっかり遊んで楽しくなってから

そこから酒田へ遠征した時間は、多くのら~めん屋さんが閉まる間際。
追い込まれて右往左往

どうにか飛び込みで無事に🍜食べたあとはゆーりんこ♨️
時に激しく 時に優しく雨に打たれながらコーラ色の露天風呂♪

ちょうど白くま食べて出てきたところでくみちゃんに再会して

視界はひとコブ半の真っ白い山を再び恐々登ってきて、

今宵もLINEでリモート宴

さて。
明日こそ鳥海山にのぼるぞ

 


20/08/02 月山・牛首雪渓最終章

2020-08-02 22:36:11 | '19-'20

昨夜は蛍の代りに星空観察な宴。
からの夜明け一歩前の空。



のどが渇いて車外に出ると
下界は雲海で蓋をされていました(*^^*)

"朝霧"は晴れ。



なんと。



夏がきた



わくわくな予感いっぱいで朝食タイム。
ゆっくり寛ぎつつも、さっと準備してさっっと出発

ぶっちゃけめちゃ暑いわけで、汗かくわけで、
でも寒いよりは暑い方がいい。
雨降ってるよりは晴れてる方がいい

そんな今日も姥ヶ岳経由。
日本海側はちょっとどよん。だけど、
太平洋側はたぶん今シーズン一番の景色

景色を撮りながら













今日も雲海
いや、"も"っていうか、今日が一番きれい。天上界は気分がいい

そして花を撮りながら













毎週毎週、花も一期一会

撮っちゃ、遅れて
置いてかれては、走る



牛首雪渓の最終章。
もう、、来週は無理。
この首の皮一枚の雪が融けたら
登山道と雪渓が切り離されたら

残雪が残っていても
ロープの外に出ては、
高山植物を踏んづけて雪渓に渡っては、
ダメよ
それがルール。

それでは、今シーズン最後の牛首を
めいっぱい楽しみましょう



何はともあれ、まず座る場所を均して...
って、お二人さん。
うしろ。めっちゃ雲海。びゅりほ~

それからラインの整備。



あれ
さっきオレが作ったメロン保冷庫(コロ助)に、ロンギヌスの矢がぁ



今日は登山のお客さんも、ひっきりなし。
昼近くになれば、登るお客と下るお客も交差する。
雪になじみのない登山客には、ほんのわずかな雪渓でも鬼門になるようです。渋滞しとるやん



登山道から至近距離の我々は、格好の見世物
いろいろと声もかけられました

その頃にはガスも上がってきて
ほんの少し、ぽつりポツリとしたけれど



別に気にするほどのものではない。



いやカッパはあるんだよ。リュックに入ってるんだよ。
でも今日は着たくないんだよね


さっきの、メロンを内蔵したロンギヌスコロ助は
気温で溶けたり補修したり経て、ピカ虫になりました


今週も雪上メロン
御開帳のお役目はわたくし。

メロンサイズのバンクラインを作りました



息のあった5人。
なかなか美味な🍈トレインしてます

今日の🍈は親方提供。ありがとうございました


・・・っと、ところで。
(アルペン)スノーボードブーツでSKIって普通に履けると思います?
普通には履けないですよ。スキーブーツとは形状が違うから。
特殊な技術が必要なんです。
(ビンディングとの相性と運もかなり重要。無理なやつは無理)

①繊細な位置合わせ。
②気合もろとも、一気に押し込む

これがね、見たことない人には何でそんな派手なことするのか、
たまげる
笑う
たいていはどっちかなんすけどね。

わたくし、この業界のTOPランナーであるという自負があるんですが
これ、もうちょっとスマートに、
普通にスキーヤーっぽくできないもんかなー。と。

せっかく滑りはスキーヤーぽい。とのお褒めもチラホラ聞きようになってきたことだし。

滑り方よりも、板の履き方。
実力よりも、ビジュアル
これが今日いちばん全力を注いだことなのです

でさ、両足同時に、パチン!って履けたら格好いいよね~
『私をスキーに連れてって』みたいに。

それをくみちゃんが飽きもせず、逐一🎥とっててくれてね。
何本撮りだかわからないけど
よく付き合ってくれたよ
アホくさくなかったのかね

まぁ、そんなわけで、傑作がたくさん産まれました。
なかでもこれが一番評判がいいようです。


度重なるTRY&ERRORの結果、、
気合はあまり必要ない。という結論に達しました。
あともう1日あれば、かなりCoolな履き方ができる気がしたのですが
残念ながら来シーズンに持ち越しになりそうです。

一方、くみちゃんと七丁目な方のチャレンジは素晴らしい結果を出し
ふたりとも左ラインをクリア
お見事でした




そんな楽しい時間も、ついに「待ったありません!」
下山リフトの最終乗車は16:30。

「今から出るとどんな感じ?」
ってきゃん督に聞くと

「軽く小走りかな

やっぱりそうなるか



牛首分岐までの登りを駆け上がり
前方にサンダーボルト発見!

「もうそんなに急がなくても大丈夫だね
って言ってるのに、あまり容赦してるとも思えないけど


途中で素人登山客を4人抜き、
別グループのスキー客を5~6人抜き、
今日いちばん汗をぶっ垂らしてリフト上駅到着~

リフトに乗った瞬間、、


ザァァァァァっ!!!

っと。


推定、時間30ミリの爆雨に晒されるも...
為すすべ無し


ただじっと、うつむいて爆撃のような雨に打たれる
この時間。どんなに長く感じたか。
わかります?

到着&下駅に駆け込んで
他はどうでもいい!EOSを!
カメラだけは守らなければ!


みんなの献身的な申し出に甘え、

オレはカメラを守ることだけに専念したてるてる坊主。

くみちゃんと
きょんちゃんが
オレの、くそ重いリュックを背負ってくれて
雨はもうどうとでもなれや!と。
むしろ、楽しくなってきちゃうよね

しかもオレが一番身軽だし
石跳沢は、かつて見たこともない轟音&激しい流れになってました

ぴちぴちチャプチャプしながら姥Pに着く頃には雨は小降りに....
リュックもなにも、ぜーんぶ全損。パンツまで。
でもみんなのおかげで、カメラだけは守りきりました
ほんにありがとう。。

着替え終わり、、
雨も上がり、

ほっとした時間



少し長めにくつろいで。
今日の余韻を楽しみながら




これにて、2019-2020のレギュラーシーズンは終了です。


言いたいことはいっぱいあるけど、
でも簡単な言葉では言い表せません。

一緒に遊んでくれたあの人この人
そしていつもの仲間達

ありがとうございました。



それでは皆様、、

あわよくばまた来週。