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寒気ことのほか厳しい平日の夕方、あまりの寒さに心が折れそうになりかけたとき、一杯の熱いコーヒーとオリジナルシュークリームを思い出し、駿河台交差点からほど近い古瀬戸珈琲駿河台下店に寄り道しました。細く急な階段をえっちらおっちら上ってお店のドアを開けると、先客は1組、男子学生4名が「スパゲッティ―をすすらずに食べるにはどうしたらよいのか」などとかわいらしいおしゃべりをしているところでした。カウンターにはきれいに並べられたコーヒーカップを背にお店の方が一人おり、学生たちのコーヒーを淹れているところでした。カウンター席に座ると好きなカップを選ぶことができるので、カウンターに座り、オリジナルシュークリームと「本日のコーヒー」のホンジュラスを注文しました。
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チーズ入りのカスタードと少し固めの皮が特徴の古瀬戸オリジナルシュークリームは、陶器のリスと一緒に登場しました。バターナイフとフォークが添えられているのですが、まずはシュークリームの上の皮をとり、どっしりと重みのあるクリームをたっぷりぬりつけてそのまま手でいただきます。見た目よりもずっと軽い皮とさわやかな酸味も感じられるクリームが非常によくマッチしています。シュークリームの下のほうにはまだまだクリームがたっぷり残っており、手で持ち上げられそうにないので、フォークで少しずつ切っていただきました。ホンジュラスとの相性もよく、とてもおいしかったです。