職業柄、人の悩みを聞くことが多い上に、自分でも
ほとんど趣味のように普段からいろいろ悩んでいます
相談内容の種類にもよると思いますが
本当に悩んでいる人は他人に何を言われても
自分で心底納得しない限り
同じところをぐるぐるぐるぐる
堂々巡りは止まらないような気がします
納得いく決定が自らできるようになるためにも
あるいは周囲に転がっているかもしれない
問題解決の糸口となるヒントをきちんと拾えるようになるためにも
どうやって考えたらいいのか?という
思考過程を知ることはとても大事なことだと実感しています
老子の教えに「魚を授ければ一日の糧 竿を授ければ一生の糧」とありますが
本書はまさにそんな感じです
朝日新聞の人生相談コーナー「悩みのるつぼ」では
紙面の関係上、相談者の気持ちを少しでも楽にしてあげることを
最優先した回答が与えられているのですが
本書ではその回答に至った思考過程が
実例とともに紹介されています
「相談を受ける側」だけでなくて
「相談したい側」の人にもお勧めの本です
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