自分が、精神科的な治療の範疇に入るんじゃないか?ってことはときどき考える。
でも違うと思う。
精神科に偏見があるわけじゃない。
実際7年くらい前、精神科に通院してみた時期もある。
「適応障害」という病名がついて、抗不安薬を頓用していた。
抗不安薬を飲むと、楽になったような気はするけど、眠くなる。
(ベンゾジアゼピン系、と呼ばれる薬のグループには、抗不安薬と睡眠薬がある。
で、この二つは、抗不安作用が強いものを「抗不安薬」、催眠作用が強いものを「睡眠薬」と呼んでいるだけ。
つまり、抗不安薬にも弱いけど催眠作用がある。眠くなるのは当然。……と、いうことは後になって知った)
眠くなってしまって結局何もできないし、薬で不安を抑えるのは対症療法であって、根治療法じゃない。
抗不安薬が、私の人格を変化させるわけじゃないし、コミュニケーション能力を伸ばしてくれるわけじゃないし、私の人生に横たわる問題を解決してくれるわけじゃない。
カゼと同じ。カゼ薬は、熱とかセキとか、つらい症状を緩和してくれはするが、カゼの元凶であるウイルスをやっつけてくれるわけじゃない。カゼと闘うのはあくまで自分の免疫力。
なので、抗不安薬を使うのはやめてしまった。
(……あくまで私の場合ですよ。人によっては、精神科的治療が必要な場合はもちろんありますよ!
症状を緩和するのも、場合によっちゃ重要ですし。「不安が強すぎて夜眠れなくてつらい」、というような場合ね)
私は病気じゃなくて、ただ、自分の感情がコントロールできてない人なんだと思うね。そういう性格。
性格は病気じゃないし、他人に直してもらおうとも思わない。
あとは私が、自分の手綱をしっかり握って、乗りこなせるかどうかなんだと思うね。