中島敦『山月記』。
詩の才能に恵まれながら、その才能を信じきることが出来ず、恥をかくことを恐れ、師についたり仲間と切磋琢磨して才能を磨くことをせず、人生を空費し……やがて、虎の姿に変わりはて、人間の心も無くしかけている一人の男の話。
この話、きちんと読むのは初めてだ。
漢語が多くて読みにくいけど、それでも読めたのは……まるで自分のことのように思えたからだ。
実に妙なことだ。不思議と、出会うべき時に、自分自身のことが書かれた物語に出会ってしまう。
物語というのは……すごく気の長い手紙のようなものかもな。
読まれるべき時に、読むべき者が紐解くまでじっと待っていてくれる、宛名のない手紙。
詩の才能に恵まれながら、その才能を信じきることが出来ず、恥をかくことを恐れ、師についたり仲間と切磋琢磨して才能を磨くことをせず、人生を空費し……やがて、虎の姿に変わりはて、人間の心も無くしかけている一人の男の話。
この話、きちんと読むのは初めてだ。
漢語が多くて読みにくいけど、それでも読めたのは……まるで自分のことのように思えたからだ。
実に妙なことだ。不思議と、出会うべき時に、自分自身のことが書かれた物語に出会ってしまう。
物語というのは……すごく気の長い手紙のようなものかもな。
読まれるべき時に、読むべき者が紐解くまでじっと待っていてくれる、宛名のない手紙。