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自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

交通危険個所を総点検!(議会質疑)

2023年05月01日 11時43分44秒 | つくばエクスプレス沿線施策
――つくばエクスプレス沿線の地域では、人口の増加に伴う通行量の変化、道路の新設やもともと工業団地が複数立地していることなどが絡み、交通事情そのものが大きく変わっている。交通危険箇所の洗い出しを行い、優先順位を持って対策を講じていくべきと考えるが、見解は。

土木部長「指摘のとおり、柏市北部地域においてはつくばエクスプレス沿線における土地区画整理事業等により、徐々に道路の整備やまちづくりが行われ、日々交通事情が変わってきている。今後も土地区画整理事業を完了し、まちが熟成に至るまではまだ年月を要することから、危険箇所は移り変わることが予想される。このようなことから、職員によるふだんからの道路パトロールや地元・学校等の声に耳を傾け、危険箇所を認識していき、地元と一体となって問題解決に取り組んでいきたい。その上で、優先順位が高い事案から順次予算を確保し、道路の安全対策に努めていく」

――答弁のとおり、今後も危険箇所がどんどん移り変わっていくかと思う。そんな中で、地元の声をしっかり聞きながらとのことだが、交通安全対策は市民にとって分かりやすい行政施策だ。(交通対策を行うことで)市民との信頼関係が非常につくりやすいと私は考えている。横断歩道をつくったとか、カーブミラー1つつけたとか、県との話ならば信号ができたとかということを「柏市がやってくれたんだ」と、市民の方が直接的に感じることができると思う。新しいまちでもあり、(交通安全対策をすすめることで)ぜひ市民と行政の信頼関係をつくるという観点からも進めていただきたいと思う。

土木部長「土木部門としましては、やはり安全は第一なので、地域に住んでいる方、地域の状況等をしっかり見極めながら対応していきたい」

2021年12月6日 同年第4回定例会質疑並びに一般質問より

■関連リンク
【一覧】円谷のりひとのつくばエクスプレス沿線の政策

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具体的で分かりやすいまちの将来像を

2022年08月31日 11時19分57秒 | つくばエクスプレス沿線施策
――つくばエクスプレス沿線施策、北部地域総合整備事業の推進方針についてお伺いする。同地域のまちづくりは、人口減少が進む中で柏市の将来を左右する大きな要素だ。そんな中、都市の活力と環境の調和を目指すまちという基本理念の下、「緑園都市構想」や「柏の葉国際キャンパスタウン構想」が掲げられている。その大綱的な部分に異議を唱えるということではないが、今後のまちの姿をイメージできるさらに具体的な方針を出していただきたい。
 例えば構想の中にある都市の活力とは何を指しているのか。駅前の活況のことなのか、公園などが人でにぎわうことなのか。
 例えば適切な公共公益施設整備の公共公益施設とはどういった施設を指すのか。
 北部整備事業の推進方針にこれから求められるのはより具体性のあるまちの将来像だと考えるが、今後どのように計画の詳細をつくっていくのか。


都市部長「昨年度、施行者である千葉県において、柏北部中央地区における土地区画整理事業の施行期間の延伸と事業費につきまして事業計画変更が行われたことから、今回、本推進方針についても計画期間と事業費を変更した。北部地域では、柏たなか駅を中心とした土地区画整理事業が平成29年6月をもって完了し、全ての土地の利用が開始されたことや柏の葉キャンパス駅を中心とした土地区画整理事業においても駅周辺の整備がほぼ完了し、既に立地しているわが国有数の2つの国立大学キャンパスや研究機関に加え、高質な公共空間の創出、商業施設、病院、新たな研究施設、そして住宅による定住人口が増えたことで昼、夜ともに様々な人の往来が増え、基本理念にある都市の活力が生まれていると考えている。
 また、土地区画整理事業による都市基盤整備の進捗に併せて学校や公園、周辺 道路などを公共公益施設として整備を進めている。本推進方針の内容については、北部地域の土地区画整理事業とそれに関連する公園、学校、上下水道等の整備に関わる費用と今後の見通しを示しており、まちの将来像としては柏市都市計画マスタープランにも示すとおり、柏の葉キャンパス駅周辺を都市拠点として位置づけ、商業、業務、学術、文化機能が集積され、魅力的な都市空間が形成されたまち、また柏たなか駅周辺においては生活拠点として地域住民が日常生活を送る上で中心的な役割を担うまちとなっております。
 また、柏の葉エリアでは千葉県、東京大学、千葉大学、柏市で策定した柏の葉国際キャンパスタウン構想の中で柏の葉キャンパス駅を中心としたスマートシティーの実現が掲げられており、その形成を目指す柏の葉スマートシティー実行計画が民間企業を含めた柏の葉スマートシティーコンソーシ アムにより策定をされております。この実行計画では、モビリティー、エネルギー、パブリッ クスペース、ウエルネスの4つのテーマを掲げており、例えばパブリックスペースのテーマではAIカメラセンサーを活用したまちの見守り、安心、安全サービスにより快適に回遊できる都市空間の形成を目指しております。市といたしましては、公民学が連携し、先進的なまちづくりに取り組むことでまちの魅力を向上していきたいと考えております。

――緑園都市や国際キャンパスタウン(という用語)にしても、 まちづくりを俯瞰的に見ているわれわれのような立場からすると意図が分かるが、一般の市民の方からするとこれからどういうまちになっていくのか想像しづらいと思う。例えば買物が便利になりますとか、閑静な住宅街を目指しますとか、こういう施設を造っていきますという一般的な言葉を使ってまちの将来像を示してほしい。

都市部長「これまでは緑園都市構想、またはキャンパスタウン構想をつくっている最中で、まだまだあのエリアに市民の方が住んでいらっしゃらない状況で高い目標、構想を設定してきた。ここ数年、市の内部で話をしている中では、今議員がお話しされていた住んでいる方の目線の部分の情報発信というのは足りていないので、市として情報を出していかなければいけないと考えている。キャンパスタウン構想を一緒に公民学でやりながら市民の目線の部分の情報というのはしっかり市のほうで発信できるように工夫をしていきたい」

2022年6月13日 同年第1回定例会質疑並びに一般質問より

■関連リンク
柏市北部地域総合整備事業の推進方針(柏市HP)
ムクドリ被害軽減策を実施 柏の葉キャンパス駅=TX沿線重点施策(5)
柏の葉地区に近隣センター設置を=TX沿線重点施策(4)
一歩踏み込んだ要望活動を 柏たなか駅前交番=TX沿線重点施策(3)
ムクドリ被害の軽減策を 柏の葉キャンパス駅=TX沿線重点施策(2)
交通危険個所の総点検を=TX沿線の重点施策(1)

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ムクドリ被害軽減策を実施=柏の葉キャンパス駅

2022年08月16日 10時54分02秒 | つくばエクスプレス沿線施策
――2021年12月議会でも質問したが、柏の葉キャンパス駅のムクドリ被害対策についてお伺いする。ムクドリは6月頃から徐々に街路樹などに飛来し、群れを形成して、ねぐらを作って生活するので、これから被害が拡大する季節を迎える。早急な対応をお願いしたい。

都市部長「柏の葉キャンパス駅のムクドリの対策については、22年6月下旬からムクドリが止まれる枝を減らすことを目的として、街路樹の戦略的な剪定を行う予定だ。駅前においては、歩行者へのふん害軽減策として21年度に一定の効果があった歩道上の街路樹を中心に剪定を実施し、ムクドリを駅前ロータリーの中央の街路樹に集める対策を引き続き行っていく。また、剪定以外の新たな対策の実施についても柏の葉アーバンデザインセンターと市の関係部署でムクドリ対策会議を開催し、他対策の情報共有や様々な方法を検討してまいりたい」

柏の葉キャンパス駅西口ローターリーの街路樹にムクドリが集まる様子(22年7月撮影)

2022年6月13日 同年第1回定例会質疑並びに一般質問より

■関連リンク
ムクドリ被害の軽減策を 柏の葉キャンパス駅=TX沿線重点施策(2)

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柏の葉地区に近隣センター設置を

2022年06月02日 10時51分01秒 | つくばエクスプレス沿線施策
――令和2年度に柏の葉地区のふるさと協議会が発足した。一方で、近隣センターは現在のところ設置されていない。今後の設置の予定は。

地域づくり推進部長「柏の葉地域において、令和2年度に地域活動の中心的担い手として柏の葉地域ふるさと協議会が設立され、防犯、防災をはじめ福祉活動やICTを活用した広報、周知活動などが現在行われている。市としては、柏の葉地域においても他のコミュニティエリアと同様にふるさと協議会や地域住民の活動拠点となる近隣センターの整備は地域コミュニティを活性化する上で必要であると考えている。現段階においては、柏の葉地域における今後の開発や整備の見通しについて町内関係部署から情報収集を行ってはいるものの、近隣センター整備に関しましては具体的な計画までには至っていない。今後は関係部署との協議、調整をスピード感を持って進め、整備に向けた具体なスケジュールをお示しできるよう鋭意取り組んでまいる」

――(他の地域と同様に)基本的に1つのふるさと協議会に対して、1つの近隣センターがあるのが望ましいと考える。

地域づくり推進部長「議員の言うとおりだ」

――できるだけ具体的な計画が進んでいくよう取り組んでいただきたい。

2021年12月6日 同年第4回定例会質疑並びに一般質問より

■関連リンク
ムクドリ被害の軽減策を 柏の葉キャンパス駅=TX沿線重点施策(2)

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一歩踏み込んだ要望活動を=柏たなか駅前交番

2022年04月19日 12時00分29秒 | つくばエクスプレス沿線施策
 2016年から質問・要望を続けている柏たなか交番の設置ですが、「市も(実際に交番設置を所管する)県警本部も交番、または駐在所の設置を検討する必要がある地域のひとつと認識している」(18年3月議会)とされながらも、具体的な進捗はありません。柏市における直近の交番設置は12年の柏の葉キャンパス交番で、要望開始から設置まで8年かかったように、簡単なものではありません。しかし、ここまで進捗がないのであれば、独自に用地の調査を行うなど、市としても一歩踏み込んだ要望活動、はたらきかけを行なっていくよう強く要請しました。市はこれ受け「同交番の設置は長年の課題となっており、実現に向けて一歩踏み込んだ取組が必要と考えている」との回答でした。今後も市担当と力を合わせ、早期の実現に向け取り組んでまいります。以下は質疑の要旨。

――(これまでの質問した)16年3月議会の段階で「早期実現に向けて、千葉県警察本部には積極的に働きかけてまいりたい」との答弁があった。18年3月議会では「市も県警本部も交番、または駐在所の設置を検討する必要がある地域の一つと認識している」、さらに19年年3月議会では現状でできる防犯、治安維持対策が示されたが、(交番設置の)具体的な進捗はないとのことだった。こうして順を追って答弁を確認すると、遅々として進んでいない。独自に用地の調査を行うなど、一歩踏み込んで要望、働きかけを行ってほしい。

総務部長「円谷議員には、長年にわたり柏たなか駅前交番について質問をいただいているが、進展がなく申し訳なく思っている。市としては、柏たなか駅周辺の交番設置の必要性は十分認識しており、千葉県警察本部に働きかけを行ってきた。しかしながら、県警本部は駅周辺の状況を見ながら設置の要否を検討するとのことで、具体的な協議は行っていない。
 柏市の直近の交番設置は、12年の柏の葉キャンパス駅となっており、要望から約8年を要した。柏たなかの交番に関しても、長年の課題となっており、実現に向けて一歩踏み込んだ取組が必要と考えている。柏警察署との協議を進めていく中で関係組織との連携も図り、県警本部に対してこれまで以上に積極的な働きかけを行ってまいりたい」

2022年3月11日 同年第1回定例会質疑並びに一般質問より

■関連リンク
「柏たなか交番」設置に向けて(2016年3月議会)
【柏たなか交番】県・市ともに「必要」(2018年3月議会)
【柏たなか交番】設置への状況と治安維持の代替策(2019年3月議会)


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ムクドリ被害の軽減策を=柏の葉キャンパス駅

2022年04月15日 12時02分10秒 | つくばエクスプレス沿線施策
――柏の葉キャンパス駅前ではムクドリの騒音、ふん害被害が深刻だ。一般の方がムクドリを追い払おうと爆竹を鳴らして、結果的に迷惑行為になってしまったという事例も聞いている。他市では天敵である鷹を使って追い払う方法などを実施しているところもあるが、柏市の対策は。

都市部長「ムクドリは、かつて農作物につく害鳥を捕食することから、益鳥とされ、里山の樹林地や屋敷林等に生息をしていた。しかし、近年はビルなどに囲まれ、暖かく、明るく、外敵が少ないなどの条件が整ったところに集まるようになっている。
柏の葉キャンパス駅前においても、初夏から秋口の夕方に群れをなして飛来し、その鳴き声やふん害への対策要望をいただいている。これまで効果があるとされている鷹による威嚇やムクドリの嫌がる音や光による追い払い対策を公民学が連携し、実施をしてきたが、その効果には一時的なものにとどまっている。このことから、昨年より飛来が始まる時期に合わせて街路樹を剪定し、ムクドリが止まれる枝を減らし、その上で専門機器を用いた音や光での威嚇を併せて実施している。特に剪定については歩行者のふん害を軽減させる目的から歩道上の街路樹を中心に実施し、ムクドリが駅前ロータリー中央の街路樹に集まるよう対策を行っている。
しかしながら、剪定や追い払いだけではムクドリの飛来を完全に防ぐことはできず、これらの対策を複数組み合わせ根気強く続けることが被害軽減には有効と考えている。今後も他市とも情報交換を行いながらより効果的な対策を検討し、実施していく」

2021年12月6日 同年第4回定例会質疑並びに一般質問より

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交通危険個所の総点検!

2022年04月12日 11時45分28秒 | つくばエクスプレス沿線施策
つくばエクスプレス沿線の地域では、人口増に伴う通行量の増加や道路の新設、複数の工業団地が立地していることなどにより、以前とは交通事情が変化しています。円谷のりひとは、危険個所を洗い出し、優先順位を持って対策を講じていくべきだと考え、各種の安全対策に努めています。これまで信号機やガードレール、車道と歩道の境界を見やすくする反射板の設置など、大小さまざまな対策を実施できました。今後も地域の皆様のご協力のもと、交通安全の強化に取り組んでまいります。


2019年6月議会で柏たなか駅前スーパー(カスミ)横の交差点へのについて質問。事故の発生などもあり、現在は信号機が設置された


柏の葉4丁目、5丁目交差点(東京大学、十余二小学校前)にガードレールを設置。小学校の通学のみならず、大学や公園利用者が信号待ちする際の安全対策に一役買っている





柏の葉3丁目、国交省施設脇の道路にはラバーポールを設置して歩道がわりに。ゴミ出し時の危険防止に寄与している。また、公園通りとの丁字路にはカーブミラーを設置。


十余二のボウリング場等の複合施設(アピエ専門店街)付近の歩道。何度か車の乗り上げ事故が発生したことから、地域の方の要望があり境界を分かりやすくする反射板が設置された


以下は議会での交通危険個所総点検に関する質疑の要旨。

――つくばエクスプレス沿線の地域では、人口の増加に伴う通行量の変化、道路の新設やもともと工業団地が複数立地していることなどが絡み、交通事情そのものが大きく変わっている。交通危険箇所の洗い出しを行い、優先順位を持って対策を講じていくべきと考えるが、見解は。

土木部長「指摘のとおり、柏市北部地域においてはつくばエクスプレス沿線における土地区画整理事業等により、徐々に道路の整備やまちづくりが行われ、日々交通事情が変わってきている。今後も土地区画整理事業を完了し、まちが熟成に至るまではまだ年月を要することから、危険箇所は移り変わることが予想される。このようなことから、職員によるふだんからの道路パトロールや地元・学校等の声に耳を傾け、危険箇所を認識していき、地元と一体となって問題解決に取り組んでいきたい。その上で、優先順位が高い事案から順次予算を確保し、道路の安全対策に努めていく」

――答弁のとおり、今後も危険箇所がどんどん移り変わっていくかと思う。そんな中で、地元の声をしっかり聞きながらとのことだが、交通安全対策は市民にとって分かりやすい行政施策だ。(交通対策を行うことで)市民との信頼関係が非常につくりやすいと私は考えている。横断歩道をつくったとか、カーブミラー1つつけたとか、県との話ならば信号ができたとかということを「柏市がやってくれたんだ」と、市民の方が直接的に感じることができると思う。新しいまちでもあり、(交通安全対策をすすめることで)ぜひ市民と行政の信頼関係をつくるという観点からも進めていただきたいと思う。

土木部長「土木部門としましては、やはり安全は第一なので、地域に住んでいる方、地域の状況等をしっかり見極めながら対応していきたい」

2021年12月6日 同年第4回定例会質疑並びに一般質問より

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【一覧】円谷のりひとのつくばエクスプレス沿線の政策

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柏たなか新設小学校の学区編成の方針は?

2019年07月16日 12時11分12秒 | つくばエクスプレス沿線施策
柏たなか駅周辺に小学校が新設されることはすでに決定しておりますが、学区の編成等は今後、議論されます。下記に記すように、周辺の人口増に伴う小学校新設ですが、柏市は2025年をピークに人口減に転じると推計されています。開校後の児童数の変化で運営に支障をきたさないような運営計画、学区の編成が必要との観点で質疑を行いました。以下はその要旨。

――小学校新設の背景には、つくばエクスプレス沿線の開発に伴う世帯数の増加がある。田中小学校と田中北小学校の学区内における児童の数がふえ、この2校だけでは運営が厳しくなるため、この2校の学区に1校をプラスする形で3校体制にするという認識だ。しかし、柏市は2025年をピークに人口減少に転じると推計がされている。つまり遠い先々は、その3校体制を維持するのが難しくなるのではないかと指摘されている。今現在のベストと思われる学区の編成、児童の受け入れ態勢をつくっていただきたいとは思うが、その一方で児童が減少する前提での学校運営の開始も必要かと考える。見解は。

教育長「小学校を整備することに伴い、当該地区を通学区域に持つ田中小学校と田中北小学校、そして新設小学校の3校における学区の再編が必要になる。学区の再編については、来年度(令和元年度)から地元町会や保護者等の関係者と話し合いを本格的に進め、時間をかけて再編案をまとめたい。今後学区に関する協議が進み、具体的に各校の児童数の見込みをデータで示すことにより、さまざまな考えや問題点が議論されるものと考えている。これらの議論を踏まえた上で、学校に期待される役割等も勘案しながら、最終的に教育委員会として判断したいと考えている。子供たちにとってどのような教育環境が望ましいかを大前提に置きながら、総合的な観点から学区の再編に当たっていく」

――児童が減ることは、「そういう可能性がある」とか「なるかもしれない」ではなくて、ほぼ100%そうなる。そういう前提の議論を開校からできる状況にあるが、いかがか。

教育長「今の御指摘だが、我々も今データをつくっている。今までは40人学級でスタートした学級編制が今は35人学級まで変わっている。40人学級で必要な学級と35人学級で必要な学級数はかなり変わってくるので、そこら辺の今後の子供たちの数をきちっと、押さえるだけ押さえた上でのデータを審議会のほうに提示し、この先どうしていくかということをきちんと考えていきたい」

平成31年3月6日 同年第1回定例会質疑並びに一般質問より


■関連リンク
用地取得のための議案可決=柏たなか駅周辺地区新設小学校の進捗状況(19年6月)

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柏たなか駅カスミ前交差点の安全対策を

2019年07月01日 09時22分46秒 | つくばエクスプレス沿線施策
――柏たなか駅すぐ近くの交差点について、交通量が大変増えており、スーパー等が近いこともあり様々な方が通行している。県への信号設置の要望も含め、安全対策が必要かと思うが、市の対応は。

土木部長「当該交差点は、UR都市機構による土地区画整理事業により整備されたものだ。この事業に伴う道路整備に関しては、交通管理者の千葉県公安委員会に対し、道交法第95条の規定による協議を実施している。その中で協議を行った平成24年当時は、交通量等が把握できていなかったため、信号設置は要望といて処理されたとのことだ。
 しかしながら、駅および商業施設に隣接している交差点であり、歩行者・車両の交通量が増加していることは、交通管理者の千葉県警察本部、柏警察そして県道を管理している柏土木事務所も認識しているとのことだ。信号機の新設については周辺交通環境を総合的に勘案しながら検討すると聞いている。
 柏市としては、改めて千葉県公安委員会に信号設置の要望を行うとともに、現状で実施可能な安全対策について柏警察署、柏土木事務所と現地立ち合いの上、対応策を検討していく」

令和元年6月20日 同年第2回定例会一般質問より


柏たなか駅すぐ近くの当該交差点

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用地取得のための議案可決=柏たなか駅周辺地区新設小学校の進捗状況(19年6月)

2019年06月28日 17時35分49秒 | つくばエクスプレス沿線施策


・令和元年6月定例会にて用地の一部を取得するのための議案が提出され、可決されました。


つくばエクスプレス沿線の開発事業により、子育て世代が急増した柏たなか駅周辺の児童受け入れのため、小学校の新設が決定しました。これまでの議論のなかで、将来的な少子化や多額の費用、既存校とのバランス・市民の不公平感など慎重な意見も聞かれましたが、私はかけるべき費用だと思いますし、既存校と比べるのではなく、新しい学校にはより良い教育環境を整備する努力をしていくべきだと考えます。通学区域や学校名、施設の形状などは今後、地域や教育委員会で議論されます。私も議会を通じ、全力で取り組んでまいります。


柏たなか駅周辺地区 小学校新設計画まとめ(2019年6月28日現在)

■前提
現在、つくばエクスプレス柏たなか駅周辺の区画整理事業の影響で、人口が急増している。今後の人口増加を少なく見積もった場合でも田中小学校は2021年、田中北小は2023年に現施設での受け入れが不能となる。両小学校の施設の耐用年数、改修費用、学区内の人口推移などを総合的に勘案し、現在の田中小、田中北小両校の学区を当面の間、3校で運用する体制がベターと判断。

■建設予定地
船戸1丁目7-1、7-2。面積は2万6265平方メートル。市内の既存小学校は2.0ヘクタール前後が多く、平均と比べるとかなり広め。柏たなか駅からの距離は直線で約650メートル。

■開校までのスケジュール
2023年4月の開校に向け、2019年3月市議会定例会において審議される19年度当初予算案の中で、用地取得費用等約25億円が計上され、同年6月定例会にて1万5448平方メートル分をを取得するための議案が可決。今後、残りの用地を20年度に取得し、22年度までの4か年で学校建設を行う。また、19年度内に地域協議、通学区域審議会を行う予定。

■費用
・施設建設費(屋内運動場、プール、給食室等含む) 約29.4億円(概算)
・校舎リース 約3.2億円(概算)
・設計委託 約1.8億円(概算)
・工事監理 約0.6億円(概算)
・用地取得 42億8600万円
合計 約78.2億円

■行政、議会等の動き
・平成31年3月定例会 用地取得のための費用を含む予算案が可決
・令和元年6月定例会 用地の一部を取得するのための議案が提出され、可決


※上記は柏市および柏市教育委員会等の情報を柏市議会議員・円谷憲人がまとめたもの。柏市および柏市教育委員会等が公式に発表したデータではありません。今後の状況により変更になる可能性もありますのでご了承ください。

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