自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

東洋大、東都リーグ史上に輝く5連覇達成!=全打席詳細(東洋大vs.亜大2回戦)

2009年05月27日 20時17分06秒 | 野球(ライター時代の記事)
 神宮のマウンドに、東洋大の歓喜の輪ができた。東都大学野球・春季リーグ最終週の第2日、亜大vs.東洋大が27日、神宮球場で行われ、東洋大が3対2で勝利した。連勝で8勝2敗1分の勝ち点4とした東洋大は、同じく勝ち点4の青学大(8勝5敗1分)を勝率で上回り、5季連続14度目の優勝を果たした。5連覇は専大が戦前に記録した6連覇に次いで史上2度目。敗れた亜大は、7勝4敗の勝ち点3で3位。東洋大は6月9日からの全日本大学選手権に出場し、07年秋の神宮大会から続く全国大会4連覇に挑む。
  
 東洋大は初回、3番・坂井、4番・林崎の連続適時打で2点を先制。同点に追いつかれ迎えた7回には、6番・雑賀がレフトスタンドに本塁打を放ち再び勝ち越しに成功した。リーグ戦初安打が値千金の一打になった雑賀は、「今まで使ってもらっても結果を残せなかったので、大事な試合で結果が出てうれしい」と笑顔を見せた。
 投げては前日26日の1回戦に続く連投となった乾、鹿沼が5回、6回と連続失点を喫する苦しい投球を強いられるものの、3番手の内山が150キロ近い直球と鋭いスライダーで亜大打線を無安打に抑える好投を披露。「ことしはピッチャーで勝つ」と誓った投手陣の層の厚さが勝利を手繰り寄せた。内山は「今まで鹿沼さんに助けてもらってきた。今日は(途中で降板した)鹿沼さんを助けることができてうれしい」とリーグ戦11試合のうち10試合に登板とフル回転した右腕を労いながら喜んだ。

 高橋監督は、「夢のよう。感無量です」と目を細めた。筆者が「6連覇の前に、選手権の2連覇ですね」と水を向けると、「もう疲れたよ。いつ休ませてくれるの。勇退届けを出したいよ」とジョークを飛ばし、「今夜は学生と一杯やります」と上機嫌だった。

亜細亜大 000011000=2
東 洋 大 20000010×=3

亜細亜大:北原、倉又(敗)、東浜-下館
東洋大:乾、鹿沼、内山(勝)-佐藤貴
本塁打:雑賀(東)

■1回表(亜大)
東洋大は前日に続き左腕の乾が先発。

1番・小野 見三振 2-1からの4球目、インロー141キロの直球に手が出ず。
2番・石井 見三振 2-2からファウルをはさみ、6球目のスライダーを見逃すも、判定はストライク。
3番・中田 右安初球を捕らえてライト前へ。
4番・中原 四球 2-3から高めのボールを見逃し、四球。
5番・加嶋 四球 2-3から2者連続の四球。
6番・工藤 空三振 2死満塁。2-1から132キロのスライダーにバットが空を切る。

亜大、初回の大きなチャンスを生かせず。乾は連投の疲れからか、高めに上ずるボールが目立つ。

■1回裏(東洋大)
亜大・生田監督は右腕の北原を先発に起用。

1番・小島 四球 2-3からしっかり見極め、先頭打者が出塁。
2番・木村 右飛 バントの構えはなし。2-2から打っていくも、ライトフライ。
3番・坂井 右中3 初球をシャープに振り抜き、右中間を破る3塁打。小島がかえり、東洋大が先制。坂井は大きくガッツポーズ。

東洋大、1回戦に続き初回に電光石火の先制点。
亜大 0-1 東洋大

4番・林崎 左安 2-3の7球目、芯を外されながらもしぶとくサード後方に落とす。坂井が生還し、東洋大に追加点

亜大 0-2 東洋大

5番・都築 右飛 さらに1死一塁。5球目、林崎が盗塁に成功。都築は2-3から逆らわないバッティングをするも、ライトの守備範囲。林崎がタッチアップし、三塁へ。
6番・雑賀 三邪飛 2死三塁。2-1からタイミングを外され、サードファウルフライ。

左腕・倉又の先発を予想し、左用のオーダーを組んだ東洋大。
予想が外れたことも問題にせず、5連覇を引き寄せる2点を挙げる。

■2回表(亜大)
7番・地神 空三振 2-2の7球目、132キロのスライダーを当てられず。
8番・酒井 見三振 2-0から外のスライダーが決まり、3球三振。
9番・下館 四球 1-3からストレートを見極め、歩く。
1番・小野 左安 2-2の5球目をとらえ、三遊間を破る。
2番・石井 四球 2死一、二塁。 2-3から四球で歩き、この回も満塁のチャンスをつくる。
3番・中田 遊飛 期待が集まる中、首位打者を狙う“ブーちゃん”中田が打席へ。しかし、2球目を打って力のないショートフライ。亜大応援団からため息が漏れる。

亜大・生田監督「(敗因は)すべてあそこ。2回の満塁で点が取れなかったこと。それと初回の2失点」

■2回裏(東洋大)
亜大は早くも投手交代。左腕・倉又がマウンドへ上がる。

7番・鈴木 投ゴ 2-0からの4球目を打ってピッチャーゴロ。
8番・佐藤貴 2-1の5球目、134キロの直球で空振り三振。
9番・瀧本 一ゴ 2-3からの6球目、平凡なファーストゴロで3アウト。

■3回表(亜大)
4番・中原 三ゴ 2-2からの5球目を打ってサードゴロ。イレギュラーでバウンドが変わるも、サード・鈴木が落ち着いて対応した。
5番・加嶋 左安 2-1から4球目、快音が残るクリーンヒット。
6番・工藤 空三振 2-1の5球目、スライダーにタイミングが合わず。
7番・地神 二安 1-0の2球目を打ち、高くバウンドした打球はセカンド内野安打。
8番・酒井 二ゴ 2-3からの7球目を打つも、平凡なセカンドゴロ。小島が落ち着いてさばき、2者残塁。

亜大は度重なるチャンスを生かすことができない。

■3回裏(東洋大)
1番・小島 中安 1-2からの4球目、芯で捕らえたきれいなセンター前。
2番・木村 遊併殺 ここもバントの構えはなし。しかし、強攻策が裏目で6-4-3のダブルプレー。
3番・坂井 左飛 初球を流し打つと、あわやスタンドインかという大飛球となる。しかし、フェンス手前で加嶋が追いつき3アウト。

東洋大は無死からの走者を生かせず。

■4回表(亜大)
亜大は苦しい投球が続く乾を攻略したい。

9番・下館 中飛 2-3からの6球目を打ってセンターフライ。
1番・小野 中飛 0-1の2球目、センター前方への飛球は瀧本がランニングキャッチ。
2番・石井 三飛 2-2からの5球目に手を出すが、打ち損じのサードフライ。

亜大はこの試合初めての3者凡退。

■4回裏(東洋大)
4番・林崎 見三振 2-1からの5球目、外角の134キロのストレートに手が出ず。
5番・都築 二ゴ 2-1から打っていくも、セカンドが難なくさばいて2アウト。
6番・雑賀 空三振 2-1から134キロの直球にバットが空を切る。

亜大・倉又は球速こそ135キロ前後だが、100キロ前後のスローカーブをうまく使い、東洋大打線をかわしていく。

■5回表(亜大)
亜大はクリーンアップからの好打順。

3番・中田 四球 1-3から四球を選ぶ。

ここで東洋大は粘りの投球を見せていた乾からリリーフエース・鹿沼へスイッチ。

4番・中原 三ゴ 2-1からの4球目を強振。鋭い当たりを放つも、サード正面で二塁封殺。
5番・加嶋 中安 2-2の5球目をセンター前へはじき返す。中原は一気に三塁へ。
6番・工藤→ブルーノ 亜大は勝負どころとみたか、代打の切り札・ブルーノを打席に送る。1死一、三塁。ブルーノは期待に応え、0-1の2球目をライト前に運び、中原が生還

亜大が1点差に詰め寄る。
亜大 1-2 東洋大

7番・地神→新井 さらに1死一、二塁。一気に逆転を狙う亜大は新井を起用し、送りバントのサイン。1-2と優位なカウントになればバスターエンドランを仕掛けるなど、揺さぶりをかける。しかし、結局3バントを試み空振りの三振。この時、飛び出した二塁ランナーを刺そうとしたキャッチャーと新井が交錯し、これが守備妨害となり加嶋もアウトと判定され、一気にチェンジとなる。

しかし、亜大に流れを引き寄せる1点が入る。

■5回裏(東洋大)
亜大は代打の新井に代え、センターに小嶋。

7番・鈴木 中飛 2-1からファウルをはさんだ5球目をシャープなスイングで捕らえるも、センター正面のライナー。
8番・佐藤貴 1-1の3球目を打ってライトフライ。
9番・瀧本 右安 2-1からの4球目を捕らえ、ライト前に運ぶ。
1番・小島 四球 2-3から低めのボール球をしっかり見極め、一塁へ。結果的に、この四球が首位打者を手繰り寄せた。
2番・木村 遊ゴ 1-0からの2球目を打つも、平凡なショートゴロ。石井が軽快にさばく。

失点の直後の得点で嫌な流れを断ちたかった東洋大だが、あと一本が出ず。

■6回表(亜大)
8番・酒井 右飛 2-3からの6球目を打ってライトフライ。
9番・下館 左安 2-1からの5球目、三遊間をしぶとく破る。
1番・小野 投犠打 初球からバントの構え。0-1の2球目にきっちりピッチャー前に転がす。
2番・石井 右安 2死二塁。1-1の3球目、鋭い打球が一二塁間を破る。ランナーの下館は迷うことなく三塁を蹴り、本塁へ突入。ライト・坂井が懸命のバックホームも、判定はセーフ

亜大が東洋大の大黒柱・鹿沼を攻略!
亜大 2-2 東洋大

3番・中田 遊ゴ 勢いに乗って勝ち越し点を奪いたい場面だったが、0-2からの3球目を打ってショートゴロ。アウトチェンジ。

亜大、見事な攻撃で同点に。しかし、勝ち越しを許さないところが鹿沼のすごいところだ。

■6回裏(東洋大)
同点に追いつかれた東洋大。上位打線で再び勝ち越したい。

3番・坂井 二ゴ 2-3からの6球目、セカンドへ平凡なゴロ。先頭打者は出塁できず。
4番・林崎 遊ゴ 1-3の5球目をショートゴロ。
5番・都築 見三振 2-3からの7球目、外角の直球を見逃す。都築は一塁に歩きかけるも、岩渕球審の右手が上がり見逃し三振。

亜大・倉又の見事な投球に東洋大は3者凡退。

■7回表(亜大)
4番・中原 左安 2-1からの4球目をきれいにレフト前に落とす。
5番・加嶋 投犠打 勝ち越しのランナーを得点圏に進めるべく、送りバント。1-1からの3球目にきっちり成功させる。

東洋大は、ここでピッチャーを3番手の右腕・内山にスイッチ。鹿沼がKOされるのは、今季初めて。
東洋大・鹿沼「最後に降ろされたのは反省点」

6番・ブルーノ 二飛 1死二塁。2-3からの6球目を打つも、捕らえきれずセカンドフライ。
7番・小嶋 空三振 2死二塁。2-1から3球ファウルで粘るも、138キロの高速スライダーにバットが空を切る。

内山、見事に仕事を果たしピンチを脱する。亜大は痛恨の無得点。

■7回裏(東洋大)
6番・雑賀 左本 2-1からの4球目をフルスイング。乾いた音とともに、打球はレフトスタンドへ一直線。ソロ本塁打となる

4年生のリーグ戦初ヒットは、値千金の勝ち越し本塁打
亜大 2-3 東洋大

東洋大・雑賀「打ったのはインコースのストレート。打った瞬間、行った感じがした。今まで使ってもらっても結果が出なかったので、大事な試合で打ててうれしい」
東洋大・高橋監督「えっ!? 初ヒットだったの? 打てる子なんだけどね。運を持ってるね」


亜大、ここで3番手・大山に投手交代。

7番・鈴木 中2 2-3からの6球目、右中間へクリーンヒット。センター・小嶋が抜かせずに抑えるも、思い切りのいい走塁で二塁を陥れる。
8番・佐藤貴 投ゴ 畳み掛けたい場面、送りバントを試みるがピッチャー正面に転がり鈴木がタッチアウト。佐藤は一塁に残る。
9番・瀧本 二併殺 1死一塁。2-3からの7球目、ランエンドヒット。鋭い打球が災いし、4-6-3のゲッツー。

本来のポジションは捕手の雑賀だが、昨年は大野奨太(現北海道日本ハム)、ことしは佐藤貴の影に隠れ出場機会に恵まれなかった。
試合に出るために一塁に挑戦するなど、努力を続けた苦労人がどでかい仕事をやってのけた。

■8回表(亜大)
8番・酒井→伊藤 遊ゴ 0-1からの2球目を打ってショートゴロ。
9番・下館 四球 2-3から一塁へ歩く。
1番・小野 投犠打 初球をピッチャー前へ転がす。
2番・石井 二ゴ 2死二塁。同点のチャンスを迎えるも、セカンドへの平凡なゴロ。

■8回裏(東洋大)
亜大はここで1回戦で先発した“怪物ルーキー”東浜を投入。逆転への執念を見せる。

1番・小島 空三振 2-2かの5球目、鋭く曲がるスライダーに空振り三振。
2番・木村→緒方 中安 東洋大はこちらも期待の1年生・緒方を起用。その実力の片鱗を見せ付けるようにセンター前にクリーンヒット。
3番・坂井 空三併 緒方に代わり、代走にチームで三指に入る俊足・小田を投入。坂井は2-2からの5球目に空振り三振、スタートを切っていた小田も刺されて三振ゲッツー。

亜大、東浜をつぎ込み望みをつなぐ。

■9回表(亜大)
東洋大、歓喜の瞬間まであと3人。しかし、亜大は3番・中田からの好打順。

3番・中田 三ゴ 1-1からの3球目、平凡なショートゴロ。
4番・中原 左飛 1-0からの2球目、レフトフライ。
5番・加嶋 空三振 2-0からの3球目、バットが空を切り、空振り三振。

東洋大、東都リーグ史上に燦然と輝く5連覇達成!

※本項は筆者独自の取材をもとに作成されています。東都大学野球連盟および所属チーム、各大学等の公式発表ではございませんので、ご注意ください。

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東洋大が先勝、東浜は初黒星=全打席詳細(東洋大vs.亜大1回戦)

2009年05月26日 20時06分34秒 | 野球(ライター時代の記事)
 東洋大が先勝! 勝ち点を取ったほうが優勝となる東都大学野球春季リーグ、東洋大vs.亜細亜大の1回戦は東洋大が3対2で勝利した。東洋大は亜大の怪物ルーキー・東浜の立ち上がりを攻め、瀧本の犠飛、鈴木の適時打で2点を先制。3回にも主砲・林崎の適時打で1点を追加した。投げては先発した乾からリリーフエースの鹿沼につなぎ、亜大の反撃を退けた。
 一方の亜大は、クリーンアップの3人が計11打数0安打、4三振と抑え込まれ仕事を果たせなかった。東浜はリーグ戦初黒星。
 東洋大は明日27日の2回戦に勝利すれば5期連続のリーグ優勝が決まる。予想される先発は、東洋大・乾、亜大・倉又。

東洋大  201000000=3
亜細亜大 001000010=2

東洋大:乾(勝)、鹿沼-佐藤貴
亜大:東浜(敗)大山、中村-下館、ブルーノ、 
本塁打:小野(亜)

■1回表(東洋大) 
亜大の先発はここまで4連続完投勝利の怪物ルーキー・東浜。

1番・小島 右中3 1-2からの4球目をはじき返す。センター・田中一が飛びつくも届かず、打球は右中間を抜ける。小島はゆうゆうと三塁へ。
2番・滝本 中犠飛 0-1からの2球目、鋭いスイングでセンターへの飛球。小島が生還。

東洋大が打者2人、わずか6球で先制。
東洋大 1-0 亜細亜大

3番・坂井:中安打 初球をセンター前に打ち返す。
4番・林崎:死球 1-2からの4球目、死球で出塁。

東洋大が東浜をさらに攻め無死一、二塁のチャンス。亜大は生田監督がマウンドに向かい、間合いを取る。

5番・鈴木 右安打 2-2からの5球目、ライトへライナー性の打球。中原が必死に捕りに行くが、あと一歩届かず。

坂井がかえり、東洋大に追加点が入る。
東洋大 2-0 亜細亜大

6番・鮫島 二併殺 1-1からの3球目を打つが、二塁ベース付近へのゴロとなり4-6-3のゲッツー。3アウトとなる。

東洋大が東浜の立ち上がりを捕らえ、2点を先制する。


■1回裏(亜大)
東洋大は昨春の最優秀投手・左腕の乾が先発のマウンドへ。

1番・小野 左飛 2-1からの4球目、打球は意外と伸びるも木村が追いつきレフトフライ。
2番・石井 左安 2-2からの6球目を流し打ち。打球は三遊間を抜け、亜大も初回から初ヒットが出る。
3番・中田 打撃妨害 2-1からの4球目を打ちに行った際、バットが捕手・佐藤貴のミットをかすめ打撃妨害となる。

先制された直後の亜大。流れを引き戻したい。

4番・中原 空三振 2-0と追い込まれ、インローのスライダーにバットが空を切る。

東洋大・高橋監督 「乾はスライダーが決まってきた」

5番・加嶋 途中終 初球、重盗を試みるが石井が三塁手前でタッチアウト。3アウトチェンジ。

亜大は積極策が裏目に出て、好機を生かせず。

■2回表(東洋大)
7番・木村 三ゴ 1-2からの4球目、平凡なサードゴロ。
8番・緒方 投安打 2-0からの3球目、サード前ライン際にボテボテの当たり。これが幸いし、内野安打に。
9番・佐藤貴 空三振 2-2からの6球目にバットが空を切り、空振り三振。
1番・小島 途中終 2死1塁でトップにかえり、第1打席で三塁打の小島がバッターボックス。しかし、4球目に緒方がスタート、盗塁失敗となり3アウト。

東洋大はラッキーなヒットが出るも、追加点ならず。

■2回裏(亜大)
5番・鹿嶋 見三振 2-0から1球ファウルをはさんだ4球目、外角いっぱいの直球に手が出ず。
6番・工藤 左安打 2-2からの3球目をレフト前にはじき返す。
7番・田中一 二飛 1死一塁。初球を積極的に打ちに行くが、力のないセカンドへの飛球。
8番・下館 見三振 2-3からの6球目を見逃し三振。

亜大、この会も走者を生かせず。

■3回表(東洋大)
1番・小島 四球 一度もバットを振ることなく、4球連続ボールで一塁へ。
2番・滝本 投犠打 初球をきっちり送りバント。ピッチャー前に勢いを殺して転がすお手本のような犠打を見せる。
3番・坂井 二ゴ 1死二塁。初球を打つが、一二塁間へのゴロに。セカンドの小野が回りこんでさばく。小島はこの間に三塁へ。
4番・林崎 中安 2死三塁。1-1からの3球目、スローカーブにタイミングを合わせ、センター前にはじき返す。小島が生還。

“目覚めた獅子”こと主砲・林崎の一打で東洋大に貴重な3点目が入る。
東洋大・林崎 「カーブを狙う意識はなかった。来た球に反応して打った」

5番・鈴木 途中終 4球目と5球目の間、林崎がけん制につり出され、タッチアウト。3アウトとなる。

東洋大、無死からもらった走者をきっちりかえし追加。

■3回裏(亜大)
9番・高田 二飛 初球、一塁ベース後方にフラフラと上がるフライ。
1番・小野 左線本 1ボールからストライクを取りに来たボールを振り切る。小野は打った瞬間ガッツポーズ。打球はレフトポール右のスタンドに吸い込まれ、亜大が1点を返す。

嫌な流れを断ち切りたい亜大。この一発が反撃ののろしになるか!?
東洋大 3-1 亜細亜大

2番・石井 空三振 2-0からスライダーを空振り。3球三振となる。
3番・中田 二ゴ 1-0からの2球目に手を出していくが、芯で捕らえられず、セカンドゴロ。3アウト。

■4回表(東洋大)
5番・鈴木 遊ゴ 初球を打っていくが、ショート正面のゴロ。
6番・鮫島 中安 2-1からの4球目、右中間へきれいにはじき返し、センター前ヒット。
7番・木村 投犠打 1-0からきっちり送り、走者をスコアリングポジションに。
8番・緒方 二ゴ 1-2から4球目を打つも、セカンドの守備範囲で走者を返せず。

■4回裏(亜大)
4番・中原 空三振 2-1からの4球目、ワンバウンドになるスライダーに空振り三振。
5番・加嶋 右飛 初球を積極的に打つが、ライトがほぼ定位置でキャッチ。
6番・工藤 空三 2-2からファウルをはさんだ6球目、当てることができず空振りの三振。

これが両チーム通じてはじめての初めての3者凡退。

■5回表(東洋大)
9番・佐藤貴 二飛 1-0からの2球目を打つも、タイミングを外される。
1番・小島 左線2 2-2からの5球目をうまく流し打ち、レフト線を破る二塁打。
2番・滝本 空三振 2-1からの4球目、空振り三振。
3番・坂井 遊安 0-2からの3球目、二遊間へのゴロをショート・石井が回りこんでつかむが、一塁には投げられず内野安打に。しかし、抜けたと判断したのか、小島が大きくオーバランしており三本間に挟まれタッチアウト。3アウトとなる。

東洋大、またも走塁ミスでチャンスを生かせず。

■5回裏(亜大)
7番・田中 二飛 2-1からの4球目を打ってセカンドフライ。
8番・下館 中飛 0-1からの2球目を打つも、平凡なセンターフライ。瀧本がなんなくつかむ。
9番・高田 二ゴ 初球をうってセカンドゴロ。

亜大、淡白な攻撃で2イニング続けての3者凡退に終わる。

■6回表(東洋大)
4番・林崎 中飛 0-2からの3球目を打っていくが、センターの守備範囲で1アウト。
5番・鈴木 遊安 1-1からの3球目、二遊間へのゴロをショートの石井つかむも、投げられず。
6番・鮫島 二ゴ 2球目、鈴木が盗塁に成功。1死二塁。2-3からの6球目を打ってセカンドゴロ。鈴木は三塁へ。
7番・木村 死球 2死三塁。0-2からの3球目が内角に逸れ、死球。
8番・緒方 四球 2-3から外角の直球を見極め、歩く。
9番・佐藤貴 二ゴ 2死満塁のチャンス。2-3から窮屈なバッティングを強いられセカンドゴロ。3者残塁となる。

東洋大、大きなチャンスを逸する。

■6回裏(亜大)
ピンチを脱した亜大、流れを引き寄せられるか。

1番・小野 空三振 先ほど本塁打の小野だったが、3球で空振り三振を喫する。
2番・石井 死球 2-3からの8球目、死球で出塁。
3番・中田 初球、乾が投じた直球が高めに大きく外れ、ワイルドピッチに。

ここで東洋大・高橋監督がマウンドへ。そしてブルペンへ向かって手招き。駆け寄ってきたのはリリーフエースの鹿沼。

3番・中田 中飛 1死二塁。0-1から打っていくもセンター・瀧本が前進してつかむフライで2アウト。
4番・中原 遊飛 初球、ショート後方にフラフラっと上がるフライを放つ。難しい打球だったが、ショートの林崎が下がりながら好捕し、3アウト。

東洋大は鹿沼が2球でピンチを脱する好救援。亜大はなかなか反撃のきっかけをつかめない。

■7回表(東洋大)
亜大はいまひとつピリッとしない東浜を諦め、左腕・大山をマウンドへ送る。

1番・小島 二ゴ 2-2からの5球目、平凡なセカンドゴロ。
2番・瀧本 二ゴ 1-2からの4球目を打ってセカンドゴロ。まるで小野の守備練習のようだ。
3番・坂井 四球 1-3から5球目を見て歩く。
4番・林崎 見三振 2-2からの6球目、インコースの直球に手が出ず。

■7回裏(亜大)
5番・加嶋 遊ゴ 2-1からの4球目を打つも、ショートほぼ正面。
6番・工藤 空三振 2-1からの4球目にバットが空を切る。
7番・田中一→小嶋 一ゴ 投手が右腕の鹿沼に代わり、左の小嶋が代打で登場。しかし、初球を打ってファーストゴロ。

亜大、鹿沼のテンポがいい投球の前に3人で攻撃終了。

■8回表(東洋大)
5番・鈴木 空三振 2-2からの5球目に空振り三振。
6番・鮫島 二ゴ 1-2、バッティングカウントから狙っていくが、セカンドゴロ。
7番・木村 四球 2-3から四球で歩く。
8番・緒方→都築 こちらも左腕・大山に右の代打・都築を送る。しかし、2-3からショートフライに倒れ、1者残塁。

■8回裏(亜大)
8番・下館→ブルーノ 左越2 なんとか反撃したい亜大は代打にブルーノを起用。これが功を奏し、ブルーノはレフトオーバーの二塁打を放つ。
9番・高田 補犠打 0-1からキャッチャー前に送りバント。

2点差の場面、亜大はまず1点差に詰め寄ることを優先させた模様。
東洋大は高橋監督がベンチを出て、鹿沼にアドバイス。

1番・小野 右犠飛 初球を高々と打ち上げ、ライトフライ。犠飛となる。ブルーノがタッチアップ。ライト・坂井はストライクの好返球で、本塁クロスプレーに。タイミングはアウトかと思われたが、捕手・佐藤貴のミットからボールがこぼれ、ブルーノが生還

ゲームの流れが落ち着いていた中盤に入らなかった“次の1点”は亜大が奪取。
東洋大 3-2 亜細亜大

2番・石井 死球 2-2から死球を受け、同点のランナーが一塁へ。
3番・中田 途中終 初球、石井がスタート。しかし、東洋大バッテリーがこれを完全に読みきり、ウエスト。石井は一二塁間に挟まれ、タッチアウト。

亜大、拙攻で傾きかけた流れを手放す結果に。

■9回表(東洋大)
亜大はこの回から右腕・中村、ブルーノのバッテリー。

9番・佐藤貴 死球 初球の直球がすっぽ抜け、死球となる。
1番・小島 右安 2-1からの4球目をきれいにライト前にはじき返す。この試合3本目のヒット。

小島はこの試合4打数3安打で打率3割7分8厘。亜大・中田が3打数0安打で3割6分8厘。青学大・篠塚は3割7分3厘。首位打者争いもし烈だ。

2番・瀧本 投ゴ 無死一、二塁。初球から送りバントの構え。1-2からの4球目をピッチャー前に転がすも、サードフォースアウトとなる。
3番・坂井 左飛 1死一、二塁。1-1から打つも、浅いレフトフライ。
4番・林崎 見三振 2-2からの5球目、外のストレートに手が出ず見逃し三振。

東洋大はほしかった追加点を奪えなかった。

■9回裏(亜大)
東洋大は鹿沼が続投。
亜大は中軸の3番・中田からの好打順。是が非でも追いつきたい。

3番・中田 遊飛 1-1からショート後方に飛球。林崎が追いつき1アウト。
4番・中原 中飛 1-1からセンター前への浅いフライ。瀧本が俊足を生かしてランニングキャッチ。
5番・加嶋 空三振 2-0からの4球目、バットが空を切り三振。

東洋大が接戦を制し、リーグ優勝に王手をかけた。

※本項は筆者独自の取材をもとに作成されています。東都大学野球連盟および所属チーム、各大学等の公式発表ではございませんので、ご注意ください。
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