【日本 9-0 韓国】
第5回世界大学野球選手権の3位決定戦が7日、神宮球場で行われ、日本は韓国に9対0で勝利した。日本は先発の藤岡貴裕(東洋大3年)から4投手につなぐリレーで韓国打線を0封。打っては初回に伊藤隼太(慶応大3年)の2ランで先制すると、2回にも1点、4回には打者11人の猛攻で6点を奪い試合を決め、銅メダルを獲得した。
日本の攻撃より、藤岡の投球をもっと見たい――。そう思うほどの快投だった。
面白いようにコーナーに決まる直球。マウンドで跳ねるような躍動感。背番号17が負けられない戦いで輝いた。「ストレートが走っていたので、真っすぐで押せて良かったです」と藤岡が振り返ったとおり、切れのある直球に韓国打線のバットが次々と空を切った。「本当に素晴らしい。コーナーワーク、特に外角でストライクを取れるところがいい。われわれの投手もそういう力をつけないといけない」と韓国の李淵守監督をうならせる投球で5回を被安打1、無四球。完ぺきな投球だった。
これには榎本保監督も「真っすぐ一本で抑えられると思った。変に変化球でコントロールを乱さなければ、大丈夫だと。5回、6回くらいまではいけると確信していました」と大船に乗ったつもりでマウンドを任せた。センターを守る主将・伊志嶺翔太(東海大4年)も「外野にはなかなか飛んでこないだろうな、と思ってました。先制点さえ取れればそのまま勝てると思いました」。抜群の投球内容に、本人は「80点くらいはあげられるかな」と笑った。
準決勝で米国に敗れ、世界一にはまたも届かなかった。だが、悔しさがチームにより一層の団結力を生み出した。
「いろんなチームを見てきたが、チームワークは一番だと思う。結束力で勝ったと思っている」(榎本監督)
選手たちも、「最後は笑って終わろう、銅メダルを取ろう」と言い合った。ナインがひとつになってつかんだメダルの色は、「金と同じ」(榎本監督)。勝利の余韻に皆が皆、飛びきりの笑顔を見せた。
戦いは、終わった。しかし、暑い夏の記憶とともに、彼らの野球人生は続いていく――。
第5回世界大学野球選手権の3位決定戦が7日、神宮球場で行われ、日本は韓国に9対0で勝利した。日本は先発の藤岡貴裕(東洋大3年)から4投手につなぐリレーで韓国打線を0封。打っては初回に伊藤隼太(慶応大3年)の2ランで先制すると、2回にも1点、4回には打者11人の猛攻で6点を奪い試合を決め、銅メダルを獲得した。
日本の攻撃より、藤岡の投球をもっと見たい――。そう思うほどの快投だった。
面白いようにコーナーに決まる直球。マウンドで跳ねるような躍動感。背番号17が負けられない戦いで輝いた。「ストレートが走っていたので、真っすぐで押せて良かったです」と藤岡が振り返ったとおり、切れのある直球に韓国打線のバットが次々と空を切った。「本当に素晴らしい。コーナーワーク、特に外角でストライクを取れるところがいい。われわれの投手もそういう力をつけないといけない」と韓国の李淵守監督をうならせる投球で5回を被安打1、無四球。完ぺきな投球だった。
これには榎本保監督も「真っすぐ一本で抑えられると思った。変に変化球でコントロールを乱さなければ、大丈夫だと。5回、6回くらいまではいけると確信していました」と大船に乗ったつもりでマウンドを任せた。センターを守る主将・伊志嶺翔太(東海大4年)も「外野にはなかなか飛んでこないだろうな、と思ってました。先制点さえ取れればそのまま勝てると思いました」。抜群の投球内容に、本人は「80点くらいはあげられるかな」と笑った。
準決勝で米国に敗れ、世界一にはまたも届かなかった。だが、悔しさがチームにより一層の団結力を生み出した。
「いろんなチームを見てきたが、チームワークは一番だと思う。結束力で勝ったと思っている」(榎本監督)
選手たちも、「最後は笑って終わろう、銅メダルを取ろう」と言い合った。ナインがひとつになってつかんだメダルの色は、「金と同じ」(榎本監督)。勝利の余韻に皆が皆、飛びきりの笑顔を見せた。
戦いは、終わった。しかし、暑い夏の記憶とともに、彼らの野球人生は続いていく――。