なばな鍼灸院@田原市 菜の花のように「快活」「明るさ」を取り戻す治療をおこなっていきます。

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鍼灸で改善?! 未知なる可能性 腸内フローラ

2022-07-06 01:55:45 | なばな日記
みなさん、こんにちは。なばな鍼灸院です

健康のバロメーターのひとつである“お通じ

誰もが便秘や下痢を経験し、腸の働きはとても身近なものです

最近では便通だけじゃない、腸が担っている大切な役割に関心が集まっています

〈腸内フローラ それぞれ違うお花畑〉

私たちのお腹の中では小腸から大腸にかけて

様々な細菌が種類ごとにグループをつくり

存在しています

その様子がお花畑に見えることから

「腸内フローラ」と呼ばれています

細菌の種類は1,000種以上

細菌の数は約100兆個

重さにして約1~2㎏もあるそうです

どの細菌がどういう割合で存在するかは一人一人異なり

そのことが便通をはじめ体調に影響していると考えられます

自分のお腹のお花畑がどんな様子か、興味が湧きますね

〈細菌の分類と理想的な割合〉



腸内細菌には大きく分けて

善玉菌、悪玉菌、日和見菌の三種類があり

理想的な比率は2:1:7と言われています

◆善玉菌 乳酸菌、ビフィズス菌など 発酵食品にも含まれる

食物繊維やオリゴ糖をエサとして食べ、短鎖脂肪酸を作る

◆悪玉菌 ウェルシュ菌、ブドウ球菌など高脂肪食や老化によって増える

毒性物質を作るが、細菌の多様性の面で必要不可欠

◆日和見菌 善玉、悪玉、どちらか優勢な方と同じ働きをする

腸内では善玉菌と悪玉菌が、絶えず勢力争いをしています
   
〈注目される短鎖脂肪酸と食物繊維〉

最近のヨーグルトのパッケージにも書かれている

「短鎖脂肪酸」をご存知ですか?

腸内細菌が「食物繊維」をエサとして食べ

作られるのが「短鎖脂肪酸」です

短鎖脂肪酸には健康を維持する様々な役割があることがわかり

注目されています

短鎖脂肪酸の主な役割

★腸のバリア機能を高め、病気を予防する

★腸の蠕動運動を促す

★脂肪の蓄積を減らし肥満を予防する

★免疫の暴走を抑える「Tレグ細胞」を増やす

短鎖脂肪酸を多く作るには善玉菌が必要で

善玉菌を増やすにはエサとなる食物繊維が必要

ということで食物繊維も単なる便通改善効果だけでなく

重要な栄養素ととらえ直されています

〈腸内フローラの変容と病気〉

腸内フローラの原形は3歳頃までに作られ

その組成はほぼ一生変わらないとされてきました

しかし、食生活の偏りや抗生物質の服用

自律神経が乱れる生活習慣が続くことにより

腸内フローラが変容してしまうことがあるのです

研究により、腸内環境の悪化と様々な

病気が関係していることがわかってきました

〈潰瘍性大腸炎の急増〉



国の指定難病である「潰瘍性大腸炎」もその一つ

免疫が過剰に反応して腸に炎症が起こる病気ですが

30年前の10倍と患者さんの数が急増しています

腸の健康には腸内細菌と免疫機能、また自律神経も深く関わっています

免疫の暴走を落ち着かせ

自律神経の働きを整えることができる鍼灸も

潰瘍性大腸炎の症状改善に役立っています

私たちがその存在を知る知らないに関わらず

ずっと働き続けてくれている腸内細菌たち

今後、研究が進むにつれ

ますます健康の維持に大切なものと

認識されていくことでしょう

様々な病気の治療法にもつながっていくことを期待しています




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