秋日和ひとり鈍行の旅をせり  木曽福島行

2012年10月25日 | 旅行

・・・途中の駅名看板を車窓から・・・

普通列車乗り継ぎなので意外に時間がかかり、片道約2時間の旅でした。
往路は中津川で乗り継ぎ時間があったので、途中下車。
駅前付近を散策して、駅舎左手の観光センターで、早々とお土産購入。
家族から要望のあった「栗粉餅」10個入りで1,050円也。
栗きんとんとはちょっと違う味わい。
粉がパラパラこぼれるので、ちょっと食べづらかったね・・・。


~山あひの 川ぞひの町 秋うらら~
  現地到着はお昼近くなりましたが、
  蕎麦の有名な「車屋」はどこかと、ふらふらと散策開始。
  駅が少し高い場所にあるので、だらだら坂を下り、
  繁華街らしきところまで行くと、そこだけ人だかりのあるお店。
  道路に溢れて人が待っているので、先に観光をしてと思い、先に進む。


~秋の川陰る崖家作りかな~
  川幅は20~30mだったかな。
  轟々と流れる木曽川にかかる橋から景色を眺め、
  腹が減ったなあ~という思いのほうが強くて、いい句は浮かびません・・・。
  川淵にとても不安定な数階建ての木造建築があるのを見て、
  大丈夫なのかなぁ・・・と訝しく思ったものの、それっきり。
  後からガイドマップを見たら、「崖家作り」という建造物だったようです。


~秋日和 格子の多き 上の段~
  足湯もある川沿いの道に手頃なレストランはありません。
  道路右手に細い上り階段が続いており、
  名所案内らしき道標もあるので、上ってみました。
  古い街並みの地区は「上の段」とあり、どうも「うえんだ」と(も)読むらしい。


~あかあかと紅葉照り映ゆ堂の前~
  辺りの山々はまだ青々としていて紅葉には早く、
  「上の段」の一角にあった大きな葉っぱのカエデだけが、キレイに色づいていました。

  続いて祭り屋台などの収納された展示館があったので、立ち寄り。
  木曽節の由来を読んで、明治大正のこの地の歴史をかじりました。
  当時の町長さんが木曽節の曲と踊の振興保存会を作り、
  免許皆伝の免状の発行を始めたとの事。
  その結果、木曽節が全国に知られるようになったという事です。


  街並みは古い味わいがあり、こんな道標もあったりして、
  木曽路にきたなぁという思いもありましたが、
  土地の人は何で生計を立てているのか、やっぱり過疎なのかなぁとか・・・。

  帰り道「車屋」の前を通ると、まだウエイティングの行列・・・。
  今度は本当に諦めて、駅前に戻り、観光土産店の2階食堂で、
  熟年登山グループに囲まれながら、いちおう信州蕎麦をすすりました・・・。


~寝覚過ぐ秋の陽射しの二三秒~
  往きに「寝覚ノ床」をちらっと見かけたので、帰りこそと携帯を構えたのですが、
  鈍行列車ながらも、あっという間に過ぎ去り、シャッターチャンスを逸しました

~山並みを滑りて降る秋電車~
  木曽福島と中津川の間に、駅の数は10ありました。
  走り始めると結構高速なので、上のような句が浮かびましたが、
  途中で特急待ちがあったりで、ドンコ旅は、のんびりのんびり・・・。

~二時間をのんびり帰る秋の旅~
  帰りも中津川で乗り換えて、暗くなった頃、高蔵寺に到着。。。
  名古屋で同窓会のあった奥様と、図らずも同じ時間になり、一緒に帰った次第です。
  まぁ、なんてこと無い、日帰りの旅でした。
  ちょっと顔がひりひり。山は紫外線が強いんですね。  

4 コメント

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ロマンですね (yykic)
2012-10-25 17:57:16
一人旅・・・・ロマンですね。子供のころ遊びに行った親戚の川沿いの家が思い出されました。秋の木曽路・・浪漫ですね。
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行き当たりばったり・・・ (naka735)
2012-10-25 22:23:28
やっぱり旅は早出が一番ですね。
遅く出たのと、下調べなしの無計画では、実りも少ない一人旅。
お金の無駄遣いだったようにも・・・。

ところで、
運賃が片道2,000円近くしたので、
当日朝、トイカに5,000円チャージしたところ、
木曽福島の駅では機械がないので使えませんと言われ、
現金で支払う羽目になりました。・・・。

~五千円トイカチャージが宙に浮き~

今回の中では、木曽節の話が一番の収穫でした。
亡くなったかみさんの親父が、
酔っぱらうと上機嫌で木曽節を唄っていたのを思い出します。
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スーパーマンさま (yykic)
2012-10-26 12:07:36
これを読んで私も、昔オヤジがしわがれた声で木曽節を歌っていたのを思い出しました。秋ですか。
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やっぱ暗亜苦健人とりやめます (naka735)
2012-10-26 15:17:04
今朝の天声人語によると
クラークケントが新聞記者をやめ、
ネットビジネスに転進したそうで、
そんな記事を読んで、電車の中で思いついたのですが、
やっぱ naka735 のままで行くことにしました。

これ以上暗~くなると良くないから・・・。
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