「ふたりだけのクリスマス」 イーグルス 1978年

クリスマス＆お正月シングル。

①ふたりだけのクリスマス Please Come Home for Christmas
(Charles Brown/Gene Redd)
1960年にチャールズ・ブラウンが歌ったブルーズナンバーをカヴァー。パブリックドメインと言ってもいいような、もろオーソドックスなブルーズ。緩いといえば緩いのだが、『ホテル・カリフォルニア』でひとつの頂点を極めたバンドが、こうした匿名性の高い楽曲に向かうというのはなんとなく分かるような気がする。

②ファンキー・ニュー・イヤー Funky New Year
(Don Henley/Glenn Frey)
タイトルどおり、ファンキー。こちらもバンドの個性を殺し、ステレオタイプの「ファンク」を演じてみせたような楽曲。ベースラインなんかはそこそこファンキーなんだけど、そこは西海岸出身、どうしたって爽やか系は捨てきれない。たとえばP-FUNKの粘りつくようなリズムとは対照的な、カラッとしたファンクなんだなあ。

定価937円、中古で315円。
2曲ともアルバム未収録曲の1978年のシングルを、そのまま1988年に8cm化。
プールサイドで女子を侍らせ、水着にサングラスでトロピカルドリンクを楽しむ３人。あれ、３人でいいんだっけ？左奥で電話をしているようにみえる人物はバンドメンバーには見えないし、やっぱり３人か。画面右にはツリー＆プレゼントのクリスマス定番アイテムを置いているが、季節感ゼロ。あ、南半球の設定か。

クリスマスソングとお正月ソングのカップリングシングル
森高千里
ユニコーン（まあ、だいたいクリスマス）

今年はここまで。来年もよろしくお願いします。