「デスクデスマスクリスマス」 NEONPARK 1996年

NEONPARK are; 井石淳、吉倉哲志、木村浩、麻生郷子

ネオンパークの2ndシングル。

バンド結成から全2枚のシングルをリリースするまでの経緯については、広島FMのページに詳しい。

①デスクデスマスクリスマス
作詞：井石淳、作曲：吉倉哲志、編曲：野見祐二・岩崎健
鈴＆鐘のクリスマス基本アレンジ＋女性ヴォーカル（麻生郷子）による美しくもホーリーなサビと、冴えないサラリーマンの悲哀を感じさせる井石淳の語りとの対比が見事。井石のトークは、聖夜にひとり残業する男の独白。淡々とした打ち込みリズムがフリッパーズの「スライド」ぽくていいんだ。思いを寄せる同僚の女性は、「売り上げトップの田口」とデートに出かけていった。「見てるだけでいいんです」「あなたの机に恋をします」などなど、孤独な世界へと突進していく「ぼく」を、コミカルなネタをちょいちょい織り交ぜつつ描いていく。ゴージャスなストリングスが入り、麻生さんのゴスペルチックなコーラスが盛り上がる中、男の語りも熱を帯び、誇大妄想炸裂の演説調になっていく。このあたりは伊武雅刀の名曲「子供達を責めないで」に迫る勢いあり。タイトルは「デスクで済ます」なんだね。デスマスクって？と一瞬考えてしまった。

②デスクデスマスクリスマス　田口にネタmix <Remixed by ピストン西沢＆秀樹スーパースター藤沢>
ビートが忙しいのと、サビをオリジナルより過剰に盛り上げたリミックス。

③①のカラオケ

定価800円、中古で21円。
キューンぽいネタだと思うけど、これはEpic/Sonyから。
鶏の手羽元唐揚げジャケはなかなかのインパクト。横に小さな文字で「今年こそイブの相手をゲットしようキャンペーン主題歌」とひっそり書いてある。