失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「ノー ノー ボーイ」 舘ひろし 1997年

2009-03-14 | 
今回はなんと!3枚とも再登場。ひろしのはジャケだけ先月紹介した。

両サイドの2枚については、「ノー・ノー・ボーイ」 OWL 1993年 ぺティ・ブーカ 1997年を。ぺティ・ブーカのは前回も登場した「白い色は恋人の色」のカップリング。

では、舘ひろしの21枚目くらいのシングル。


①NO NO BOY 東映配給映画「義務と演技」主題歌
作詞:田辺昭知、作曲:かまやつひろし、編曲:堀川満志
改めてザ・スパイダースのオリジナル(1966)を聴いてみたら、あまりの英国色の強さに驚いた。サビのコーラス、ちょっと酔いそうになるけど…名曲!
舘ひろしはレゲエアレンジで。打ち込みのボトムがしっかりしているので、ちょっとフラつくヴォーカルもなんとか迷子にならずに済んでる。タメながら語の頭をひっくり返り気味にする唱法は、こなれているような、若干気持ち悪いような。いや、ジャケどおり、フェロモン出まくってると考えられなくもないか…

②NO NO BOY ANOTHER VERSION ~Session with D.N.A.~
編曲:T2
「D.N.A.」というバンドがバックを務めた別ヴァージョン。こっちもリズムはレゲエだが生演奏。ソプラノサックスをフィーチャーした、アダルト度5割増の「夜」な色気にクラクラ。

③NO NO BOY ~Hyper MIX~
編曲:Osato Masatake
これは非レゲエ。エコー深めで、スペイシーでスケール感のあるサウンド。間奏はハードロック調のギター。曲にも舘にも最もフィットしない要素を、わざわざ集めてきたような。狙ってやってる?

④①のカラオケ

定価930円、中古で315円。
改めて、決まりすぎだぜ、舘兄さん。モノクロ写真に、原色の文字の入れ方も渋い。やっぱり名作ジャケットだなあ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「すみれ色にひとり/白い色... | トップ | 「夢見るシャンソン人形」 ス... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事