失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「すみれ色にひとり/白い色は恋人の色」 早勢美里 1996年

2009-03-09 | アイドル系
美少女タレントが1枚だけ発表した8cmシングル。もちろんアルバムなぞ存在しないので、この曲が聴きたければ8cmを探すしかない!

ついでのように「既出2枚に足してスリー」シリーズでもある。

①すみれ色にひとり NHKドラマ新銀河「ようこそ青春金物店」主題歌
作詞:戸沢暢美、作曲:鈴木祥子、編曲:西脇辰弥
自らの主演ドラマの主題歌を歌う。これは結構いいよ。鈴木祥子らしいメロディが随所に顔を出す、しっとり系のバラード。早勢さんは、子役のキャリアが長いせいか年齢(当時18歳)のわりに落ちついた歌唱を聴かせる。悩んだり迷ったりしながら結局ポジティブな境地にたどり着く歌詞はいかにもNHK風か。96年といえば、鈴木祥子的には『SNAPSHOTS』と『Candy Apple Red』の間の年。翌年の和久井映見への提供曲「だきしめてあげる。」ほどロックではないが、ソングライターとしての勢いを感じる。祥子ファンは300円くらいまでなら出す価値はあると思う。

②白い色は恋人の色
作詞:北山修、作曲:加藤和彦、編曲:西脇辰弥
「じゃあ、もう一曲はカヴァーでいきますか!『すみれ色』だからカップリングは『白い色』なんてね、てへっ」…みたいな企画会議?そんなイージーさはなんとなく感じられるし、アレンジも原曲に近いフォーク調でほぼひねりなし。でも早勢さんの歌唱は、テクニックのゴシちゃん、裏技系のぺティ・ブーカと並べてみると正統派アイドルの実直さが際立つ。

③①のカラオケ

定価1000円、中古で100円。
文句なく美少女なジャケット写真。
早勢美里の唯一のCD音源って、どれくらいのレア度なのかよく分からない。調べてみたらAmazon中古価格「¥3,500より」。ヤフオクで開始価格「¥200」。…やっぱりよく分からなかった。

既に紹介した両サイドの2枚については、「白い色は恋人の色」 五島良子 1993年 ぺティ・ブーカ 1997年を。




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