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"Sowing The Seeds Of Love" Tears For Fears 1989
Tears For Fears are Roland Orzabal and Curt Smith.
英国の二人組、TFF、1989年のヒットシングル。この8cmは、CMタイアップで1993年に再発されたもの。
①Sowing The Seeds Of Love (Full Version) NISSAN SILVIA CMイメージソング
(Orzabal/Smith)
世界中でブレイクした2ndアルバム『Songs from the Big Chair』(1985)から4年、3rdアルバム『The Seeds Of Love』からのファースト・シングル。後期ビートルズ風のストリングスやホーンを配した重厚なサウンドに、ローランドの熱いヴォーカルが気分を高揚させる、6分超の大作。とても80年代終わりとは思えない、この熱さは一体どこからくるのか?当時のヒットチャートでも明らかに浮いていた、やたらにポジティブなサウンドの存在感に圧倒される。何というか、とってもフラワー。
ま、一応ビデオクリップも。映像はとっても80年代的。
②Tears Roll Down
(Orzabal/Bascombe)
なんかラテンなりズムで、歌はちょびっと。オリジナルアルバム未収録曲だが、日本盤『The Seeds Of Love』にはボーナス・トラックとして収録。92年リリースのベスト盤のタイトルが『Tears Roll Down』なのに、曲としては収録されていないという不思議。
定価930円、中古で50円(値札つき)。
懇切丁寧なdiscographyが素晴らしすぎるこのサイトを見ると、日本盤3インチCD(8cmのこと)は当然ながら89年にも出ているようだ。短冊だろうな、やっぱり。
左は、彼らのふたつ前のシングル「アイ・ビリーヴ」(1985)7インチアナログ(レンタル落ち)。
ライナーによると、A面「I BELIEVE (A SOULFUL RE-RECORDING)」は、「(もしも彼が聴いてるなら)ロバート・ワイアットに捧ぐ」とクレジットされているらしい。探しても英語での記述は見当たらないのだが、これはマッチング・モウルのファースト収録曲のタイトル「Dedicated to Hugh, But You Weren't Listening」を踏まえたものだろう。そういわれるとワイアットの影響を感じなくもないスピリチュアルなバラード。
そしてB面は、なんと「SEA SONG」!ワイアットの名盤中の名盤『ROCK BOTTOM』(1974)の一曲目をカヴァー。こんなのワイアット以外がやって上手くいくはずがないっていう超名曲だけど、大好きだったんだろうねえ。うん、気持ちは分かるよ。でも、見事に玉砕。つまんない曲になっているんだな…残念。
右はその『ROCK BOTTOM』。日本盤CDが1989年に再発されたとき、ピーター・バラカンがラジオで「SEA SONG」をかけていたのを聴いて即買い。ワイアットの名前は知っていて、コステロ作の「Shipbuilding」は大好きだったが、やはりズブズブとワイアットワールドの深みにハマっていったのはこのアルバムからだったと思う。
Tears For Fears are Roland Orzabal and Curt Smith.
英国の二人組、TFF、1989年のヒットシングル。この8cmは、CMタイアップで1993年に再発されたもの。
①Sowing The Seeds Of Love (Full Version) NISSAN SILVIA CMイメージソング
(Orzabal/Smith)
世界中でブレイクした2ndアルバム『Songs from the Big Chair』(1985)から4年、3rdアルバム『The Seeds Of Love』からのファースト・シングル。後期ビートルズ風のストリングスやホーンを配した重厚なサウンドに、ローランドの熱いヴォーカルが気分を高揚させる、6分超の大作。とても80年代終わりとは思えない、この熱さは一体どこからくるのか?当時のヒットチャートでも明らかに浮いていた、やたらにポジティブなサウンドの存在感に圧倒される。何というか、とってもフラワー。
ま、一応ビデオクリップも。映像はとっても80年代的。
②Tears Roll Down
(Orzabal/Bascombe)
なんかラテンなりズムで、歌はちょびっと。オリジナルアルバム未収録曲だが、日本盤『The Seeds Of Love』にはボーナス・トラックとして収録。92年リリースのベスト盤のタイトルが『Tears Roll Down』なのに、曲としては収録されていないという不思議。
定価930円、中古で50円(値札つき)。
懇切丁寧なdiscographyが素晴らしすぎるこのサイトを見ると、日本盤3インチCD(8cmのこと)は当然ながら89年にも出ているようだ。短冊だろうな、やっぱり。
左は、彼らのふたつ前のシングル「アイ・ビリーヴ」(1985)7インチアナログ(レンタル落ち)。
ライナーによると、A面「I BELIEVE (A SOULFUL RE-RECORDING)」は、「(もしも彼が聴いてるなら)ロバート・ワイアットに捧ぐ」とクレジットされているらしい。探しても英語での記述は見当たらないのだが、これはマッチング・モウルのファースト収録曲のタイトル「Dedicated to Hugh, But You Weren't Listening」を踏まえたものだろう。そういわれるとワイアットの影響を感じなくもないスピリチュアルなバラード。
そしてB面は、なんと「SEA SONG」!ワイアットの名盤中の名盤『ROCK BOTTOM』(1974)の一曲目をカヴァー。こんなのワイアット以外がやって上手くいくはずがないっていう超名曲だけど、大好きだったんだろうねえ。うん、気持ちは分かるよ。でも、見事に玉砕。つまんない曲になっているんだな…残念。
右はその『ROCK BOTTOM』。日本盤CDが1989年に再発されたとき、ピーター・バラカンがラジオで「SEA SONG」をかけていたのを聴いて即買い。ワイアットの名前は知っていて、コステロ作の「Shipbuilding」は大好きだったが、やはりズブズブとワイアットワールドの深みにハマっていったのはこのアルバムからだったと思う。
オリータアダムスという人もこの人脈から出てきましたね。そのアルバム1曲目も良い曲でした。
でも、この人たちからソフツへもつながるんですね。
これは川越美和改名事件に続いて最近知ったビックリ出来事になります(笑)
そうそう、「Sgt. Pepper's」を引き合いに評されたりしてましたねえ。本人たちも「All You Need Is Love」へのオマージュだとか言ってたような。
ソフト・マシーンやワイアットにあって、TFFに欠けているのは音楽的なユーモアだと思います。ちょっと真面目すぎ。