「EVERYDAY PEOPLE」 SLY STONE 1989年、「エブリデイ・ピープル」 アレサ・フランクリン 1991年、「ピープル・エブリディ」 アレステッド・ディベロップメント 1992年
2017-04-15 | 洋
スライ&ザ・ファミリー・ストーン、1968年のヒット曲「EVERYDAY PEOPLE」のリミックス、カヴァー、替え歌を8㎝で。
オリジナルシングルは1968年リリースで全米1位を獲得。アルバム『STAND!』(1969)にも収録されている。下に敷いたLP『STAND!』は高校時代、渋谷のタワーレコードで買った。輸入盤の匂いが強烈にしたのを覚えているが、30年たつともうその匂いは消えていた。
左、紙ジャケ3インチCDが、1989年にSLY STONE名義でリリースされたリミックス盤。「MIXED MASTERS」がシリーズタイトルかな。その下に「MAXI LENGTH DANCE MIXES」とある。Remixed and Edited by John Luongo
①EVERYDAY PEOPLE 5:57
とくに「なんとかミックス」とか付いていない。オリジナルが2分22秒だから倍以上に伸ばしたリミックス。ひしゃげた声の「ALL TOGETHER NOW!」の掛け声からはじまる。ビートが強調されたフロア対応リミックス。ヴォーカル・コーラスはほぼそのまま残され、スクラッチとかしないのでオールドファンにもアピールしそう。
②DANCE TO THE MUSIC 6:34
こちらも1968年のシングル曲のリミックス。オリジナルは3分ジャスト。たっぷり1分20秒じらして、あのホーンが爆発するイントロにたどり着く。こちらも歌はいじらず、オリジナルに対するリスペクトの強さを感じさせる。もちろんあの口ベースのパートもそのまま使用(2回)。繰り返しを恐れない姿勢で挑んだリミックス。
定価不明(洋盤)、中古で52円。
文字のみの素っ気ないジャケ。スライの顔写真くらいつけてくれると嬉しい。
中央、1991年のアレサ・フランクリンによるカヴァー。
①エブリデイ・ピープル EVERYDAY PEOPLE
(SLY STONE)
90年代サウンドとアレサの声の相性の悪さが出てしまった大味カヴァー。歌える歌手にこんなにエコーかけんでもいいだろうに。打ち込みのハイパーなビートの上でコーラス隊とのコール&レスポンス。終盤に「I Want to Take You Higher」のコーラスを入れている。
②ユー・キャント・テイク・ミー・フォー・グランテッド YOU CAN'T TAKE ME FOR GRANTED
(Aretha Franklin)
カップリングは歌い上げ系。ドラマチックなアレンジが空回りしているように感じるのは、声とのバランスなのか、クリアすぎる音像のせいか。
定価930円、中古で100円。
アレサ49歳。ジャケの貫禄はさすが。
右、ARRESTED DEVELOPMENTのアルバム『3 Years, 5 Months And 2 Days In The Life Of... 』(1992)のデラックス・エディション。1993年リリースされた日本盤のDisc 2が8㎝CDだった。アルバムの邦題は『テネシー(遠い記憶)』。
①レヴォリューション REVOLUTION (From The Movie "MALCOM X") 4:49
スパイク・リー監督の映画「マルコムX」のために書かれた新曲。SPEECHのアジテーションぽい語りから入り、力強いビートとメッセージがぐいぐい迫ってくるヒップホップアンセム。先導する女性ラッパーAerle Tareeの切迫感が素晴らしいし、怒りを秘めつつ前向きなSPEECHのラップも最高!
②テネシー(ドレッド・アンド・ファンク・リミックス) TENNESSEE (Dred and Funk Remix) 4:31
アレステッド・ディベロップメントのデビューシングル(のリミックス)。「渡辺満里奈 マリナ・イン・モーション」(選曲:荏開津広)で初めて聴いたときの衝撃を鮮明に覚えている。プリンス「サイン・オブ・ザ・タイムズ」(1987)初聴き(TVのプリンスライブ番組のエンディングで流れた)と同じくらい、時代の音キタ!と思った。このリミックスはイントロのコーラスなどはだいぶオリジナルと違うが、基本リズムや歌&ラップ部分はほぼオリジナルどおりなので、全体の印象はそれほど変わらない。
③ピープル・エブリディ(マルーン・ミックス) PEOPLE EVERYDAY (Maroon Mix) 3:39
セカンドシングルのリミックス。タイトルの語順を入れ替えた、カヴァーというより替え歌。前半はオリジナルのラップを展開し、スライのメロディを使用しているのはサビ「♪I AM EVERYDAY PEOPLE」の部分のみ。
内容はヘヴィーでも祝祭的なサウンドでヒットした元曲に対して、このリミックスは内省的なサウンドで切り込み、かなり印象は異なる。
定価3000円、これは発売当時定価で購入した。
久々のボーナスディスクが8㎝のパターン。
オリジナルシングルは1968年リリースで全米1位を獲得。アルバム『STAND!』(1969)にも収録されている。下に敷いたLP『STAND!』は高校時代、渋谷のタワーレコードで買った。輸入盤の匂いが強烈にしたのを覚えているが、30年たつともうその匂いは消えていた。
左、紙ジャケ3インチCDが、1989年にSLY STONE名義でリリースされたリミックス盤。「MIXED MASTERS」がシリーズタイトルかな。その下に「MAXI LENGTH DANCE MIXES」とある。Remixed and Edited by John Luongo
①EVERYDAY PEOPLE 5:57
とくに「なんとかミックス」とか付いていない。オリジナルが2分22秒だから倍以上に伸ばしたリミックス。ひしゃげた声の「ALL TOGETHER NOW!」の掛け声からはじまる。ビートが強調されたフロア対応リミックス。ヴォーカル・コーラスはほぼそのまま残され、スクラッチとかしないのでオールドファンにもアピールしそう。
②DANCE TO THE MUSIC 6:34
こちらも1968年のシングル曲のリミックス。オリジナルは3分ジャスト。たっぷり1分20秒じらして、あのホーンが爆発するイントロにたどり着く。こちらも歌はいじらず、オリジナルに対するリスペクトの強さを感じさせる。もちろんあの口ベースのパートもそのまま使用(2回)。繰り返しを恐れない姿勢で挑んだリミックス。
定価不明(洋盤)、中古で52円。
文字のみの素っ気ないジャケ。スライの顔写真くらいつけてくれると嬉しい。
中央、1991年のアレサ・フランクリンによるカヴァー。
①エブリデイ・ピープル EVERYDAY PEOPLE
(SLY STONE)
90年代サウンドとアレサの声の相性の悪さが出てしまった大味カヴァー。歌える歌手にこんなにエコーかけんでもいいだろうに。打ち込みのハイパーなビートの上でコーラス隊とのコール&レスポンス。終盤に「I Want to Take You Higher」のコーラスを入れている。
②ユー・キャント・テイク・ミー・フォー・グランテッド YOU CAN'T TAKE ME FOR GRANTED
(Aretha Franklin)
カップリングは歌い上げ系。ドラマチックなアレンジが空回りしているように感じるのは、声とのバランスなのか、クリアすぎる音像のせいか。
定価930円、中古で100円。
アレサ49歳。ジャケの貫禄はさすが。
右、ARRESTED DEVELOPMENTのアルバム『3 Years, 5 Months And 2 Days In The Life Of... 』(1992)のデラックス・エディション。1993年リリースされた日本盤のDisc 2が8㎝CDだった。アルバムの邦題は『テネシー(遠い記憶)』。
①レヴォリューション REVOLUTION (From The Movie "MALCOM X") 4:49
スパイク・リー監督の映画「マルコムX」のために書かれた新曲。SPEECHのアジテーションぽい語りから入り、力強いビートとメッセージがぐいぐい迫ってくるヒップホップアンセム。先導する女性ラッパーAerle Tareeの切迫感が素晴らしいし、怒りを秘めつつ前向きなSPEECHのラップも最高!
②テネシー(ドレッド・アンド・ファンク・リミックス) TENNESSEE (Dred and Funk Remix) 4:31
アレステッド・ディベロップメントのデビューシングル(のリミックス)。「渡辺満里奈 マリナ・イン・モーション」(選曲:荏開津広)で初めて聴いたときの衝撃を鮮明に覚えている。プリンス「サイン・オブ・ザ・タイムズ」(1987)初聴き(TVのプリンスライブ番組のエンディングで流れた)と同じくらい、時代の音キタ!と思った。このリミックスはイントロのコーラスなどはだいぶオリジナルと違うが、基本リズムや歌&ラップ部分はほぼオリジナルどおりなので、全体の印象はそれほど変わらない。
③ピープル・エブリディ(マルーン・ミックス) PEOPLE EVERYDAY (Maroon Mix) 3:39
セカンドシングルのリミックス。タイトルの語順を入れ替えた、カヴァーというより替え歌。前半はオリジナルのラップを展開し、スライのメロディを使用しているのはサビ「♪I AM EVERYDAY PEOPLE」の部分のみ。
内容はヘヴィーでも祝祭的なサウンドでヒットした元曲に対して、このリミックスは内省的なサウンドで切り込み、かなり印象は異なる。
定価3000円、これは発売当時定価で購入した。
久々のボーナスディスクが8㎝のパターン。
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