「秋の貝殻」 クレア 1992年

今から15年前の10月にリリースされ、特に注目を集めることのなかった彼女たちの5thシングル。

①秋の貝殻
作詞：工藤順子、作曲：山口美央子、編曲：山川恵津子
また言ってしまおう。隠れた名曲でしょう。秋といえば、哀愁。哀愁といえば、ヒットに恵まれないアイドル。夏の恋の終わり的なありふれたテーマを歌っても、この３人の儚げな声がなんとも切ないポップスに昇華させていく。「海に帰れない　淋しい人魚のように　月の下で　泡になってもいい」なんてフレーズ、結構胸に迫ってくるものがあるんだよな。サビはもちろんのこと、Aメロからこれでもか！とハモる（アイドルとしては）複雑なヴォーカルアレンジも聴きもの。
YouTubeで鑑賞できる彼女たちのダンスは、WINKの流れを汲むロボット系。ただし、WINKよりひとり多いせいでバラバラ感はただごとではないレベルに。我慢して最後まで見ると、彼女たちの控えめなトークが楽しめる。そのバックでかかっているのは、カップリングの②。

②新しいシャツ
作詞：椎名可憐、作曲：KAN、編曲：西平彰
「愛は勝つ」の人の、元気な曲。間奏で留守電メッセージが流れるとこがアイドルっぽくてよろし。

③①のカラオケ

定価1000円、中古で100円。
ダークブラウンのバックに、黒いドレスの三人の白い肌が映える。このまんま高級チョコレートのCMに使えそうな、美ジャケです。

Ki/oon Sony名物、サンプラーCD「MUSIC CATALOG」は、まだ登場前だったので2枚組ではない。

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