失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「Fuwa Fuwa ~もう一杯おネエチャン~」 憂歌団 1995年

2012-11-18 | 
憂歌団の8㎝。
バンドは1970年デビューで、1998年に活動停止しているから末期のシングル。シングルディスコグラフィーが見つけられれなかったので、何枚目か不明。

①Fuwa Fuwa ~もう一杯おネエチャン~
作詞:荒木とよひさ、作曲:内田勘太郎、編曲:憂歌団
飲んだくれて、お店の女子店員にからむたちの悪い客を演じる木村充揮。「もう一杯おネエチャン 抱っこしてあげようか」のあたり、もう地でやってるとしか思えないエロオヤジっぷりが素晴らしい。酩酊の中に人生の苦みを感じさせるのは、木村の声の力技としか言いようがない。サビで繰り返される「もう一杯おネエチャン」、木村は「ネエチャン」と「お」を抜いて歌っているように聴こえる。カラオケ③を聴くと、コーラスははっきり「おネエチャン」と歌っているので、「ネ」のアタックがわずかにずれる。だから何だってこともない細かい話だが。

②みんな急げ
作詞:荒木とよひさ、作曲:花岡献治、編曲:憂歌団
べーシスト花岡献治の作曲。フラットなAメロがちょっと「リバーサイドホテル」似。2曲とも最後のオリジナルアルバム『ブルース・バウンド』(1995)に収録されている。

③④カラオケ

定価1000円、中古で100円。
ジャケは川沿いの工業地帯をバックにした4人の写真。それぞれ白抜きでイニシャル(木村の「K」という具合)があしらわれている。

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