失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「真夏の夜に夢見てる」 北原歩 1992年

2010-08-08 | アイドル系
グラビアとか写真集とかで活躍してた人らしい。
Amazonでチェックしてみると、1992~96年の間にシングル6枚をリリースしたようで、これはセカンド。どうやらアルバムは存在しないみたい。だいたいシングル5枚以上になると、アルバムのひとつも出しましょうかって話になりそうなもんだが。

①真夏の夜に夢見てる
作詞:三浦徳子、作曲:長谷川純也、編曲:小笠原寛
意外にいいんだ、これが。長谷川純也は、フュージョン系のギタリストで、西海岸っぽい爽やかサウンドを聴かせるソロアルバム『Someday Somewhere』(1989)を残している。その後はあんまりメジャーな活動はないみたい。アイドルのシングルとしては決定的に地味だとは思うが、このミドルテンポのAORはじっくり聴くと味わい深いのだ。歌詞はアフリカに行った写真家の彼氏(彼氏未満?)に思いを馳せる、といった内容。歌詞中に「サバンナ」が出てくるからというわけではないが、オリジナル・サバンナ・バンドあたりを彷彿とさせる、ハッピーな黄昏感が漂うアレンジが素晴らしい。まあ、だいたい予想つくと思うけど、最大の弱点はヴォーカル。へなちょこ声に慣れていない人には危険かも。

②ノースリーブの人魚
作詞:三浦徳子、作曲:長谷川純也、編曲:小笠原寛
こちらはメロディもアレンジもバカラック・テイスト。リズムは打ち込みで、バカラッキーな軽いホーンが入る。3分ちょいでスカッと終わるところもいい。

③④カラオケ

定価1000円、中古で210円。
う~む。ハッキリ巨乳。黒ビキニが必要以上に小さく感じるのは、水面下の部分が屈折のため実際よりも縦に縮んで見えるから。

ちなみに北原歩のラストシングルは「北原歩&OHeSo」名義でリリースされた「酸っぱい経験」(1996)。そう、作詞:三浦徳子、作曲・編曲:小笠原寛、歌:多岐川裕美の、スぺクター調大名曲のカヴァー!北原歩ヴァージョンが、オリジナル&上記シングルと同様に小笠原寛のアレンジであるならぜひ聴いてみたいところ。ああ、Amazonでは3万円超の値段がついてる…

極めて情報の少ない中、アイドル懐旧談 北原歩を参考にさせていただいた。








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