失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「おふくろさん」 森進一 1971年

2016-01-26 | 
森進一の8㎝シングル。ビクター「スーパー・カップリング・シリーズ」の一枚として1998年に8㎝化。

①おふくろさん
作詞:川内康範、作曲・編曲:猪俣公章
1971年のヒット曲。説明不要の森進一の代表作。モノマネするとき「こんばんは、森、進一です」のあと、この曲を歌わない選択肢はない。「襟裳岬」が難しいってのもあるけど、冒頭「おふくろさんよ おふくろさん」で森進一の特長であるタメとビブラートを思う存分誇張できるから。改めて聴いてみて、(あたり前だけど)モノマネをはるかに上回る個性的歌唱法に驚く。レコーディングブース内でこのテンションに持っていけるだけでも凄い才能だな。昨年末、紅白引退を宣言しての最後の歌唱は迫力あった。歌い終わっての絶叫「かあさーん!!」には度肝を抜かれた。あれは「オリジナルにはない台詞の追加」には当たらないの?教えて天国の川内康範先生!

裏トークで久保田祐佳アナが、涙ながらに亡くなったおばあちゃん(森進一ファンクラブに入っていた)のエピソードを語っていたのもよかったわ~

②冬の旅
作詞:阿久悠、作曲:猪俣公章、編曲:森岡賢一郎
1973年のシングル。こちらも猪俣公章作曲。吹きすさぶ北風のような、押しの強いメロディが耳に残る。

③④は非オリジナルカラオケ
編曲は③丸山恵市、④舩木謙一

裏ジャケには〈注:カラオケはオリジナル・オケとは異なる場合があります。〉とある。ここは「異なります」でいいんちゃう?

定価1121円、中古で200円。
「おふくろさん」オリジナル7インチのジャケと同じ写真なのだが、なぜか裏焼き(鏡面像)になっている。別刷りの歌詞・譜面つき。


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2 コメント

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Unknown (いのいの)
2016-01-27 02:30:03
>〈注:カラオケはオリジナル・オケとは異なる場合があります。〉
「スーパー・カップリング・シリーズ」とやらのテンプレを使い回してるんですかねぇ。

前回のエントリのネタになりますけど、石橋英子とかおよそ紅白とは縁のなさそうな音楽家も、意外と何かのバンドで出ちゃったりするのが面白いですよね。

東へ西へのモックンのバックでソウルセットが出てた記憶があります、曖昧ですが。
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Unknown (nakamura8cm)
2016-01-29 01:30:13
確かに、使いまわしぽいですね~

モックンのは知りませんでしたが、YTに上がってますね。1992年てこんなにステージが簡素だったんだ。

その系だと私は、2008年の金剛地武志を思い出します。
ミュージシャンとしての登場ではないという・・・
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